『上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? 』を読みました① (nya.145)

ねこ、風太 布団

わしは「ベスト」を知る男なんじゃ。

上野千鶴子さん、ありがとうございます。 (2017年3月23日)

以前、【乳癌ステージ4】な私が思う「終末医療」 (nya.59)でチラッと紹介した『上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? 』をついに読みましたので、ご報告します。

「身体にいいこと」はするけれど「癌と闘う気はさらさらない」私が、『これからどーなるんだろう、私?』といろんな情報収集している時に出会った本です。

本というものは人に似て、「出会うべき時に出会うようになっている」と私は信じています。

特に探していなくても「野生の勘」が働き、「なぜだか買ってしまった」本を読むと、『この一文を読むことが、今の私に必要だった』と感心することがしばしば起きます。

きっと守護霊さんとか守護天使さんが、「これこれ」と本のタイトルを指さしているのだと思います。(笑)

そして今回、私の「野生の勘」が、タイトルを見た瞬間に「読んだ方がいいよ」とささやいたのがこの本です。

ねこ、風太ん?上野千鶴子さんといえば、『おひとりさまの老後』(法研、2007年)でベストセラー、一大ブームを巻き起こし『おひとりさま』という言葉を、シングルで生きる者の総称にしてしまうほどのインパクトを日本に与えた方です。

そのような方だという知識は持ち合わせていましたが、私自身立派な『おひとりさま』であるにもかかわらず、「本読み」であるにもかかわらず、ベストセラーにもかかわらず、著書を1冊も読んだことがありませんでした。

無責任この上ないですが、先に触れたブログを書いている時は、未だ「未読」だったにもかかわらず、この本をオススメしてしまうほど「大当たり感」があったのです。(笑)

この度、ついに読みました。

そーです、昨年10月以来、ブログを書くことに集中するあまり、趣味の「読書」にいそしむ時間がまったく取れなかった私に、半年ぶりに読書の習慣が復活したのです。パチパチパチ。

ブログを書くことは私にとって「ストレス」ではありませんが、ブログを書くことで「読書が出来ない」ことは、かなり「ストレス」でした。(笑)

外出を禁じられた風太が、体をクネクネさせながら、ドアの前をウロウロする気持ちが痛いほど分かりました。(笑)

自分にとって「読書」とは、風太にとっての「外出」のように、楽しみであり喜びであり、「自由に散策できる解放感」なんだと思いました。

ねこ、風太ねそべるさてさて、あらためて「上野千鶴子さん」とは

1984年富山県生まれ。社会学者。立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授、東京大学名誉教授、NPO法人WAN理事長。主な著書に『ナショナリズムとジェンダー』『上野千鶴子が文学を社会学する』『当事者主権』(中西正司との共著)『生き延びるための思想』『おひとりさまの老後』『老いる準備』『女ぎらい ニッポンのミソジミー』『ケアの社会学』『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります 僕らの介護不安に答えてください』(古市憲寿との共著)ほか多数。

「小笠原先生」とは

1948年岐阜県生まれ。医学博士。日本在宅ホスピス協会会長。岐阜大学医学部客員臨床系教授。73年名古屋大学医学部卒業。名古屋大学第二内科(循環器グループ)を経て、89年小笠原内科を開院し、院長をつとめ、99年医療法人聖徳会小笠原内科理事長となり、2012年度厚生労働省委託事業の在宅医療連携拠点事業所を受託し、現在にいたる。12年度厚労省科学研究班(遠隔医療)班員となる。同年より全国在宅医療支援診療所連絡会世話人。

『上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? 』より引用

という2人の「Q&A」で進められます。

詳しい内容はAmazonさんにしていただきます。

第一章が『がんで死ぬのがいちばんですか』とあります。

もう、これだけで私なんかは「ワクワク」が止まりません。(笑)

ねこ、風太ごろごろ内容紹介

ベストセラー『おひとりさまの老後」』の上野千鶴子は、
その後も取材と調査を重ね、多くのお年寄りが、
「家族がいようがいまいが、家で死にたい! 」と実は思っていることに確信をもつ。
住み慣れた自宅で、介護が必要な状態になったら、
適切な医療・看護・介護の訪問サービスを利用し、
末期になったらそのままそこで死ぬ=「在宅ひとり死」を実現するためには、
どのような条件がそろえばよいのか?
日本在宅ホスピス協会会長であり、がんの在宅看取り率95%の小笠原文雄医師に、
上野千鶴子が67のきわめて具体的で役立つ質問をする。
訪問診療40年で得た小笠原医師の、
家族や友人との関係、看取りのノウハウ、気になるお金の話、医療介護機関の探し方など、実践的テクニックを知ることができる。

★認知症の場合は?
★家族との関係は?
★おひとりさまは誰が看取るの?
★お金はいくらあればよいですか?
などなど

【目次】

はじめに

第1章 がんで死ぬのがいちばんですか
第2章 PPK(ピンピンコロリ)と逝けますか
第3章 老衰で死ぬのは幸せですか
第4章 認知症になっても、いつまで家で過ごせますか
第5章 延命装置をつけたまま家にいられますか
第6章看取りは家族の役割ですか
第7章 家族のいないわたしの看取りは誰に託しますか
第8章 お金はいくらあればよいですか
第9章 離れていても在宅医療を受けられますか
――IT機器を駆使した在宅緩和ケアはこうなる
第10章 送られる側、送る側の心がまえは?

巻末に上野・小笠原対談 あとがき

上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? 単行本 – 2013/2/20

ねこ、風太おすましね?面白そうでしょ?

面白かったです。(笑)

著書の「あとがき」に上野千鶴子さんは、『こんな本がほしかった・・・・・・多くのひとから、きっとそう思ってもらえる本になったと信じています。』という言葉で終えられています。

『誠にもってその通りでした。かたじけない。合掌』と思わず本に向かって手を合わせてしまうほどの内容でした。

明日のブログは、なぜ私がこれほど「喜んでいる」のか説明します。(笑)

竹の秋

春先の紅葉を「竹の秋」とよび、詩歌の季語となっています。

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次は

です。

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『上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか? 』を読みました① (nya.145)” に対して2件のコメントがあります。

  1. ミミ より:

    どうして、そんなに強く穏やかな気持ちでいられるんですか。強い人ですね。

    1. ふるゆら より:

      「ミミ」さん、コメントありがとうございます。

      私が「強い」とすれば、それは「何が何でも楽しんでやる!!」という気持ちが「強い」んだと思います。(笑)

      「穏やかな気持ち」は、繊細さに欠けるものの「気にならない」性分のお陰ですね。(笑)

      あと一つ加えるなら、私は「いいこと探し」の上級者です。(笑)

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