びわの実いっぱいありがとう。 (nya.957)

枇杷の実・・・不作

枇杷の実・・・不作

無念、友人宅のびわの木が毛虫に襲われました。 (2019年6月14日)

ちなみに、、、我が家のびわの実も全滅です、、、。(涙)

先月末、ブログ読者の方からびわの葉っぱのご注文をいただいたので、巨大なびわの葉っぱを産するびわの木を数本敷地内に有している友人に、いつものごとく「出荷、お願い」とメールをしたところ、

「毛虫大量発生、びわの葉っぱ無残、びわの実も不作」

と、悲鳴のようなエマージェンシーメールが返信されてきました。

少々の虫食い跡は「無農薬の証」ですが、お代金をいただいている以上あまり酷いものは良心が痛み、そして毛虫のお陰で友人宅のびわの葉っぱは「コレはない(泣)」レベルだというのです。

初夏の田舎

「ひゃああぁ、大変!!んじゃ、我が家のびわの葉っぱを出荷するか」と思い、我が家のびわの木を見に行くと、「葉っぱが小さい、、、」そして「びわの実が全滅」であることが判明しました。

まぁ、、、我が家のびわの木は高くなりすぎて茂った枝を、春先にバッサバッサと切り込んだ「犯人は私」、、、自業自得なので驚く結果ではないのですが。(嘆息)

びわの葉っぱは、我が家が不作でも、マメで心優しい友人が実家に帰省する度に差し入れてくれるので「まぁ、大丈夫でしょう」と高をくくった結末がコレです。

ブログ読者の方には事情をご説明し、アマゾンか楽天で購入いただくようお願いする他ありませんでした。(涙)

自然の恵みをいただいている者は、自然の成り行きに従う他ありません。

その上、友人も私も「ビワの木を栽培」しているのではなく、「そこにある」から有り難くいただいているだけのことですので、どのような事態も「か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り」です。

私にできることと言えば「来年は頑張ってや~」とびわの木をなでなですることと、今年くらいは激励の意味で肥料をあげることです。

職業として農業を行うのなら、こんな甘ちょろいことは言っておられず、ある意味自然と格闘することが求められるのでしょうが、私の場合は自然から「お情け頂戴」の立場です。

自然が自然としての営みをし、その傍にいる人間(私)は、そこからちょっと「掠め取って」十分な恵みをいただけているのですから、「病める時も健やかなる時も」不作の年であっても感謝感謝しかありません。

初夏の田舎

そんな風に「そっか、そっか(嘆息)」と納得していたら、友人から再び「びわの実の不作で、食べることは出来ないけど種はとれると思うよ、いる?」「いるなら送るけど」というメールを貰いました。

「いる!!いる!!ちょーだい♡」

私が今年のびわの葉っぱの不作にも動じることがなかったのには訳があり、何故なら我が家には「びわの葉エキス」のストックがたっぷりあるからなのです。

今年の春先にバッサバッサと選定したびわの枝から、大量のびわの葉っぱをむしりとり、びわの葉っぱをエキスに漬け込むためのホワイトリカー35度をネットで「箱買い」して漬け込んでいるのです。はっはっはっ。

考えなしに大量のびわの枝を刈り込んだ私は、毎日お世話になっているびわの葉っぱを捨てるのに忍びなく、びわの葉っぱの裏毛を台所の流しで、腰を痛めるほどにせっせと亀の子たわしでこすり続けたのでした。(涙)

初夏の田舎

今現在の私の「びわの葉っぱ依存度」は、毎朝クイッと一口「びわの葉エキス」を養命酒代わりに飲む、夕方「枇杷の葉こんにゃく温湿布」で生のびわの葉っぱを一枚体の前面に使用、同時に背中にびわの葉エキスを沁み込ませたティッシュを当てて背中をホットマットで温める、というものです。

まさに「明けても暮れても」びわの葉っぱの毎日です。合掌。

そして、そんな風に「びわの葉っぱ三昧」の私ですが、やっぱり「びわの葉エキス」よりも「びわの種エキス」の方が、霊験あらたかなような気がするのです。

びわの葉エキスの「漬け時」は、びわの木の活動が休止中の冬が最適とされていますから数ヶ月あるのですが、びわの種エキスは、びわの実が実らなくては巡り合えません。

つまりびわの種エキスは「レアもの」です。

根拠なく「レアもの」の方が良さげな気がする、俗物な私です。(笑)

初夏の田舎

そして友人から送られてきたのが、段ボールいっぱいのびわの実です。(万歳)

送られてきたのは、先週ご報告した「梅エキス騒動」の前でしたが、びわの実を食べることが目的ではありませんので、そのまま1週間ほど放置して、実が熟しきって柔らかくなる頃合いを待ちました。

「びわの種エキス」の作り方は以下の通りです。

①びわの種をびわの実から取り出す

②びわの実を良く洗って、薄皮を取り除く

③種に包丁で切れ目を入れ、広口瓶に種を入れる

④『玄米焼酎35度』(びわの種300g:玄米焼酎700ml)を加える

⑤冷暗所に1年程度保管する

初夏の田舎

要するに、びわの種を取り出す作業さえクリアすれば、後は少々お高い『玄米焼酎』を惜しみなくぶち込むだけです。

「梅エキス騒動」直後で体力を消耗した私には、本当に有難いことでした。

そして、びわの実からびわの種を取り出す作業を延々と続けていた時、私が思ったことは、、、、「わらび摘み」後の灰汁抜きのための摂取も、潮の引いた砂浜で黙々と掘り続ける「潮干狩り」も、青梅の実を拭いてヘタを取る終わらない「梅仕事」も、何故だか「心が癒される」自分がいます。

実際に作業することなく想像しただけの時は、どれも「とことん面倒くさい」としか思えないのに、です。

初夏の田舎

自然から恵みをいただいて、それを家族や自分の役に立つよう少し手を加える、昔々から延々と女が引き継いできた繰り返される暮らしの営みは、なんとも愛おしい気持ちにさせてくれます。

男女平等やら、ジェンダーレスやら、最近の世間は姦しいことですが、古今東西、男が狩りや釣りに「萌え」るように、古今東西、女は他愛のない世間話をしながらの採集や手仕事に「萌え」るのです。(笑)

恵みを与えてくれる自然があり、それを届けてくれる心優しい友があり、なんとも幸せなことだとしみじみ思ったのでした。

おしまい。

 

次は

です。

びわの種エキス

びわの種エキス

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びわの実いっぱいありがとう。 (nya.957)” に対して2件のコメントがあります。

  1. sizu より:

    ほう~! すごい すごい

    わらびつみ 潮干狩り 梅エキス ビワ!

    自然の恵みの中で 元気に 家族の 健康 幸せを 紡いでいるのは とても 気持ち良い

    贅沢な時間 それができている ふるゆらさんは しあわせです

    現代の人が 時間に追われ 自然を忘れ 何と ゆとりを なくしているでしょう

    健康人? の 私よりも 健康的な生活 ですよ—。

    枇杷 の実は 残念でしたが ちゃんと 変わりの 実を 頂けて 良かった!

    ビワ酒 私も 去年のブログ 拝見して 漬たのでした!(忘れてた)

    酒とつくものは 苦手な 私でも 養命酒 と聞けば いけるかも(笑)。

    朝ならず今夜 ナイトキャップ で 頂いて 見ます。

    1. ふるゆら より:

      はい、私は果報者です。

      仕事に追われ体力がいつもギリギリだった私が、病を得て、新しい時の過ごし方を学んだ、、、というより、幼い頃の自分に再会しました。

      幸せなことです。

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