オリンピックは竹原ピストル♪ (nya.475)

ねこ、風太 巡回

よぉ、そこの若いの♪

「癌マラソン」を走る私が、棚ボタでオリンピック観戦を楽しむ日々(笑) (2018年2月16日)

本当に、ほんとうのことですが、今年の1月から休職しようと決めた時、私の心の中に「2月には冬季オリンピックが始まる」という思いが過ぎったことは一度もありません。(笑)

私ももうすっかり大人ですので、社会人として日常を営むこととオリンピック観戦のどちらが優先順位が高いかは心得ています。

背中の痛みと諸々の体調不良を抱えた状態で、肉体的、精神的に「・・・もう無理」と思い、職場の人たちに迷惑をかけることを心苦しく思い、このまま復職出来ない場合の無収入に怯えながら「休職する」という選択をしたのです。

このことに嘘偽りはありません、ありませんが、結果として「冬季オリンピック・パラリンピック」を丸々見られることに気付いた時、「よっしゃ、ラッキ♡」と小さくガッツポーズをしたこともまた事実です。(笑)

私はスポーツ観戦が大好きなのです。

それは学生時代、今ほど知名度を得ていなかったウィンブルドン、ワールドカップラグビー、ワールドカップサッカーが、教育テレビの深夜枠で放映されているのを一人で楽しむくらい好きなのです。(笑)

このブログを読んでいる大半の「女子」は、誰も覚えていないと思うのですが、30年くらい前には、1月2日に民放でアメリカンフットボールのカレッジリーグの決勝「ローズボール」が中継されていたことがあり、私は毎年それはそれは楽しみにしていたのです。

ですから最近は、2018年のワールドカップサッカー、2019年自国開催のワールドカップラグビー、2020年の東京オリンピックをフルに観たい衝動と社会人としての生活にどう折り合いをつけるべきか、真剣にシュミレートして考え続けていたのです。(笑)

そして「今」私は期せずして「冬季オリンピック三昧」の日々です。

神さま仏さま、ありがとうございます。合掌。

ねこ、風太 巡回

俺のゆーことを聞いてくれよ♪

スポーツならボクシングからゴルフに至るまで何でも「好物」ですが、プロのリーグ戦のような「消化試合」は退屈で、ノックダウン方式で真剣勝負のギリギリ感が好きです。

そんな私ですから「4年に1回」に全てを賭けるオリンピックのヒリヒリした感じはたまりません。

ゲームそのものの駆け引きが楽しく、極限状態のパフォーマンスが美しいのが何よりの魅力ですが、人の心模様が鮮烈に見られるから好きなのだと思います。

決められた時間の中で必ず勝者と敗者が決まり、決められた時間の中で全身全霊を傾けて闘志を燃焼させる、曖昧模糊とした日常を生きる中では決してこのように「明確」になることのないコントラストに魅かれます。

勝者も敗者もほぼ等しく、その試合に至るまでに気の遠くなるような努力と献身、自己犠牲を払いながらその場に臨み、その上で勝者と敗者に分かれてしまう切なさに心打たれます。

勝利を渇望し、勝利を手に入れるために膨大な時間を捧げ、それでもなお負ける可能性が半分あることに自分を賭ける勇気を尊敬します。

敗北を味わうことのない勝者は優勝する一人のみで、残りのすべての人は敗北感に沈むことを思うと、競技を繰り返すアスリートの方たちは「敗北を受け入れること」が上手にできる人たちなのでしょう。

今回勝者になった人もまた必ず過去に敗北した経験を持ち、その痛みを知っているので敗者を称え、どこか武士道に繋がる潔さがあるように思います。

ねこ、風太 ゴロゴロ

俺を含め誰の♪ゆーことも聞くなよ♪

そんなこんなで「勝手に」忙しい毎日ですが(笑)、ふと気づけば2月も中旬、2014年に自分が【乳癌ステージ4】の身体なんだと知って4年が経過し、5回目の早春を迎えました。

4年前、立春は過ぎたものの山は未だ芽吹きの気配もなく、春を恋う気持ちで目を凝らすものの春の気配が乏しい早春の風景が、自分のおかれた状況と重なるようで心細かったことを鮮明に記憶しています。

この山の木々が一斉に芽吹く頃、この山の木々が新緑に染まる頃、そして紅葉する頃、自分がどうなっているのだろう、と思って、冬木立の山々を見つめました。

自分に与えられた時間が有限であることを知って四季の移ろいに目を凝らせば、その美しさが胸が迫りました。

自分が【乳癌ステージ4】だと知ったからといって知る以前の自分と何も変わらない、「病名」が付く前も私は同じ【乳癌ステージ4】の身体で生きてきたし、これからも平凡な日常と四季の移ろいを愛して生きていくのみだと素直に思える自分にホッとしました。

気が付けば5回目の早春の季節、傍らにはすっかり「おっさん」になった風太がいて(笑)、望み通りの平凡な日常をゆるゆると過ごしています。

天地人に恵まれこうした時間を赦されている私は、本当に果報者です。

4年前の早春に思い描いていた「4年後」より、遥かに穏やかで豊かな時間の中にいます。

私は自分が、護られ、導かれ、励まされ、支えられ、与えられて生きていることに本当に感謝します。

ねこ、風太 ゴロゴロ

よぉ、そこの若いの♪

【乳癌ステージ4】のがん告知を受けて4年後、深刻な痛みや不調でベッドに縛り付けられることなく暮らし、のほほほほんと、テレビでオリンピック観戦をしていることに奇跡を感じます。

そして、オリンピックで自分の全てを賭けて挑み、戦い、勝利して喜びを爆発させ、敗北を味わい肩を落とすアスリートの方々に心が震えます。

オリンピックに出場するようなアスリートの方々の努力とは比べ物にならない低い次元の私ですが、私もまた倦まず弛まず「がんマラソン」に参加する競技者です。

知らなかったとはいえ乳がんによる身体の不調は30代前半から現れ、宥めたり騙したりしながら歩いてきました。

終わらない不調が続く自分の身体に溜息をつき、痛みを抱えて短気になる自分に絶望し、周囲から「不平屋」「怠け者」と思われることに怯え、気力を掻き集めて仕事を続けました。

何度「もうダメかも」と空を見上げたことでしょう。

「結局は自分に甘い怠け者なんじゃないか」と何度も自分に失望してうな垂れました。

弱く、歪み、欠落の多い自分に直面しながら生きることは特別なことではなく、人は誰しもそうして生きているものですが、病を抱えた人間は、それらが増幅されて立ちはだかるようです。

ねこ、風太 ゴロゴロ

君だけの花の咲かせ方で♪

分かってはいるのに、自分一人だけが無様に悪戦苦闘しながら心細い夜道を歩いているような気持になった時、スポーツに真剣に向き合うアスリートの方々を見ると、「一人じゃないなぁ」と思います。

これだけの素晴らしいパフォーマンスを獲得するためには、挫折や絶望や劣等感を味わい、思い通りにならない現実に唇をかみしめて、何度も空を見上げたことでしょう。

自分を諦めて膝を折ってしまいそうな時に、踏み止まり、気の遠くなる時間を努力したからオリンピックの場に立っているのです。

彼らには彼らの戦いの場があり、私には私の守るべきフィールドがあります。

同じ人間に生まれたのですから、彼らがやれるのなら、私もまた自分を諦めずに歩こうと思います。

失敗や挫折、思うままにならない現実、敗北感を受け止め、そんな自分を笑い飛ばせる自分でありたいと願います。

彼らのような努力や献身は私には無縁、人に勝利することも必要ありません。

私は「がんマラソン」のコースを倦まず弛まず、笑いながらゆっくり歩くだけです。

誰よりも早く走ることも、誰よりも遠くに飛ぶことも必要ありません。

そんなことをしたら、道端に咲く小さな野の花を見落としてしまいます。

四季それぞれに異なる風を楽しみながら、日差しを浴び、雨宿りし、星を見上げてゆっくりぽてぽて歩くことが、本当に楽しくて仕方ありません。

ねこ、風太 ゴロゴロ

君だけの花を咲かせたらいいさ♪

オリンピックを観ながらそんなことを想い、頭の中では竹中ピストルさんの『よー、そこの若いの 』がぐるぐる回っています。(笑)

とかく忘れてしまいがちだけど
とかく錯覚してしまいがちだけど
例えば桜やらひまわりやらが
特別あからさまなだけで

季節を報せない花なんてないのさ

よー、そこの若いの
俺の言うことをきいてくれ
「俺を含め、誰の言うことも聞くなよ。」

よー、そこの若いの
君だけの花の咲かせ方で
君だけの花を咲かせたらいいさ

とかく忘れてしまいがちだけど
とかく錯覚してしまいがちだけど
例えば芸能人やらスポーツ選手やらが
特別あからさまなだけで
必死じゃない大人なんていないのさ

よー、そこの若いの
こんな自分のままじゃいけないって
頭を抱えてるそんな自分のままで行けよ

よー、そこの若いの
君だけの汗のかき方で
君だけの汗をかいたらいいさ

出典: http://www.uta-net.com/song/196031/

4年に一度「今時の若い者は・・・」というフレーズを感嘆を込めて言うオリンピック。

パラリンピックが終わるまで堪能するつもりです。(笑)

 

次は

です。

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オリンピックは竹原ピストル♪ (nya.475)” に対して 8 件のコメントがあります

  1. ともろー より:

    小平さん金メダルですね~
    睡魔と戦いながらもなんとか観れました!
    昨日の羽生くんの陰陽師、何度みてもグッときてしまいます。

    私も「がんマラソン」で自分のレースがしたいなぁ。結果には執着せずに、その過程を自分らしく進みたいです。

    1. ふるゆら より:

      おはようございます、トモローさん。

      小平さん、シビレました。女子カーリングのスウェーデン戦、シビレました。

      日本人のアスリートの方々の「諦めないと覚悟を決めた潔さ」と試合後の人柄の良さに感動です。

      一昔前に流行ったハードボイルド小説(レイモンド・チャンドラー)で、ヒロインが「あなたの様に強い人が、どうしてそんなに優しくなれるの?」と主人公に聞くと『タフでなければ生きていけない 優しくなければ生きている資格がない』という言葉があったのを思い出しました。

      1. ともろー より:

        すごくいい言葉ありがとうございます!

        心に留めておきます。

        毎日涙腺がゆるゆるです

        1. ふるゆら より:

          はい、ほんとうです、トモローさん。

          命を燃やしているなぁ、と感動です。

  2. ココア より:

    ふるゆらさん、オリンピック観戦楽しめますね。
    特に今日の羽生選手・宇野選手の見事な金銀受賞演技に釘付けで湧かせてくれました。

    最近は何故かオリンピックを特別に感じるようになりました。
    闘病中出掛ける時間が限られてテレビ観戦する時間が増えたせいか、4年毎の夏季・冬季オリンピック、参加できるアスリートの弛まぬ努力に応援したくて見ています。
    乳がん告知された時、東京五輪まで生きたいし見ておきたいなと漠然と思ったほどでした。そう遠くない年数のせいかわかりやすい区切りだと感じたからですが。
    2016年のリオデジャネイロ五輪はそれまで以上にあらゆる種目を夜中まで見ていました、余り関心のない種目まで覚えておこうと思ったものです。
    今回の平昌五輪は時差がないだけ寝不足にならずに銀世界を楽しんでいます。

    それから、かぶらの千枚漬け作ってみましたよ。
    大きなかぶがなかなか手に入らず今頃になりましたが、レシピに習って美味しくできました。
    千枚漬けまで出来ると一人前の主婦になった気分です。お陰様です〜

    1. ふるゆら より:

      ココアさん、私もフィギュアスケート男子観ましたよ~♡

      羽生君も宇野君も「さすが日本男児!!」、潔い覚悟が二人をメダルに押し上げたように思いました。

      そして「実るほど頭が下がる稲穂かな」、見事な日本語で謙虚にインタビューを受ける姿に「いいこ♡いいこ♡」と目を細めながら拝見しました。

      私も「目指せ東京オリンピック♪」です。

      リオのオリンピックに選ばれず涙を流したアスリートの方々が、「今」も懸命にもがいておられる筈です。

      今はまだ存じ上げないその方たちを東京オリンピックで「目撃」出来ることが本当に楽しみです。

      ココアさん、私たちもポテポテ歩いて「東京オリンピック」に辿り着きましょうね。

  3. たんこ より:

    ふるゆらさん、こんにちは。
    今日のブログはいつも以上に心に響きました。
    なぜなら私は昨日から入院中で、同じくオリンピック三昧なのです。
    ひとつ違うのは、私はふるゆらさんのように、今に感謝して生きるのとは違い、自分の身体ばかりに気を取られていました。
    ふるゆらさんのブログを読み、何故私はこのような感じ方が出来ないのだろう、、、と一瞬凹みましたが、、、
    それも私か。丸ごと受け止めよう。と改めて感じた次第です。

    私も「がんマラソン」参加させてください。
    ゆっくりゆっくり、笑顔で歩き続けます!
    ふるゆらさん、今日のブログを書いてくだり、ありがとうございます!
    感謝!!

    1. ふるゆら より:

      たんこさん、ご入院されているんですね。お見舞い申し上げます。

      楓太くん、寂しいね。でもお母さんは楓太君と一緒に歩くために頑張るんだから、楓太君もガンバ!!です。

      オリンピックの時期の入院なら、ハラハラドキドキ、アスリートの方々と一緒に喜んだり涙したりして過ごすことができますね。

      私は自分の経験からして『小人閑居して不善を為す』と信じていますので(笑)、自分のことを考える時間が有り余っているのは「体に良くない」と思っています。

      その点、懸命に自分を賭けて挑んでいるアスリートの方々の姿を見れば、自己憐憫よりも闘志がわいてきます。

      美談としてではなく、敗者が勝者を称えることができるのも、互いが積み重ねてきた研鑽の日々の過酷さが理解できるから、素直に「お互いよく頑張った」と勝敗を抜きにして思えるのでしょう。

      私たち「がんマラソン」の参加者も、「お互いよく頑張ってるね」と称え合える仲間です。

      置かれた環境も、条件もそれぞれに異なるけれど、必至に根を張り葉を茂らせて咲く野の花に優劣も勝敗もありません。

      君だけの花の咲かせ方で♪

      君だけの花を咲かせたらいいさ♪

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