「すみればあばのふるさと便 田舎の食卓」生姜の佃煮 (nya.761)
ジンジャーシロップに目覚めて以来、その副産物である生姜の活用に忙しい私です。(笑)
ジンジャーシロップは、職場に「びわの葉茶+生姜+ハチミツ+シナモン」を毎日持って行っていた1リットルの水筒へ、「ジンジャーシロップ50ml+お湯900ml+レモン果汁」を詰め、1日かけて飲む習慣になりました。
びわの葉茶は、今のところびわの葉エキスに置き換えています。
気分は、びわの葉エキスを「若水(わかみず)」として、毎朝、私の体という神殿に捧げるという儀式です。
「若水(わかみず)」とは
元旦に初めて汲む水。一年の邪気を払うといい,歳神に供えたのち家中の者が茶をたてて飲む風習がある。古くは立春の朝に汲む水をいい,宮中では主水司(もいとりのつかさ) が天皇に献じたが,これは当時は立春正月であったゆえである。若水を汲みに行くことを若水迎えといい,普通は年男の役割であるが,女の役割とするところも西日本にはみられる。若水迎えには餅や米をたずさえ,これを水神に供え,縁起のよい唱え言をしてから汲むのが普通である。若水迎えに行くときは人に会っても口をきかないならわしがある。
https://kotobank.jp/word/%E8%8B%A5%E6%B0%B4-153916から引用
これで、太陽と大地の恵み、びわの葉っぱのパワーをいただいたから、今日も私は大丈夫と思うのです。
朝起きてすぐ、何も口にしない胃が空っぽの時に、「クイッと」一口飲みます。
「クイッと」というのは、びわの葉エキスは、生のびわの葉を35度のホワイトリカーに漬け込んでいるので、まぁ、、、詰まるところ私の大好きな「お酒」です。(笑)
・・・という訳で、私は今、「生姜」にドップリ浸かっています。
「生姜」についてお勉強もしました。
漢方にも使われることのある生姜に含まれる成分で重要なのは、ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロン、精油成分の4つです。
まずお伝えしたいのは、
冷え性対策に生の生姜はNG
最も気をつけなければならないのが冷え性対策に生の生姜を使うことです。上記の成分で紹介した生の生姜に含まれるジンゲロールには冷え性改善の効能はありません。冷え性では身体の深部を温める必要があります。生の生姜ではその効果は期待できません。
https://kurashi-no.jp/I0013919 から引用
ということです。
漢方にも使われることのある生姜に含まれる成分では、ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロン、精油成分の4つが重要です。
ジンゲロールは加熱や感想することで別の成分が生成されます。そのひとつがジンゲロンという成分です。 ジンゲロンは、血行を促進する効果や血圧を安定化、新陳代謝の向上、脂肪の燃焼を促進、発汗作用などの効果・効能があります。ダイエットや成人病の予防の効果があります。
ショウガオールも生姜を乾燥や加熱することで生成される成分です。 ショウガオールは体を温める効果、殺菌作用、ガン細胞の増殖を抑制、活性酸素の除去、中枢神経系の調整作用などの効能があります。
ショウガオールはジンゲロールよりも、体を温める作用が強いです。そのため冷え性の改善には、生の生姜よりも乾燥・加熱させてショウガオールを生成させた生姜の方が効果的です。
https://kurashi-no.jp/I0013919 から引用
はい、なるほど、よぉ~く分かりました。
だから、夏の素麺には生の擦り下ろした生姜を使い、冬は煮込んで使うという先人の知恵は正しかった訳です。パチパチパチ。
そこで、今日の本題「生姜の佃煮」の登場です。
前回作ったジンジャーシロップがなくなりかけたので、新たに作ったところ、副産物の生姜が大量に発生し、前回ご紹介した「生姜の砂糖つけ」では消費が追いつかないために、一工夫しました。
用意するものは、生姜適量(目安230g)、砂糖適量(目安おおさじ5)、お醤油適量(目安おおさじ5)、みりん適量(目安おおさじ1)、干しシイタケ適量、すりごま適量、生姜がかぶるくらいの水、以上です。
ジンジャーシロップの残り物で作るので、たっぷり使った香辛料の香りが邪魔するかなとも思ったのですが、仕上がりに影響はないのでご安心ください。
「よし、今回は佃煮にしてみよう」と決めましたので、ジンジャーシロップを作る際に生姜をスライスせずに、スライサーで千切りにしました。
生姜の佃煮に合わせるものは、干しシイタケに限らず、鰹節や牛蒡、シメジ、何でもアリです。
作り方は、
①干ししいたけ(適量)を水で戻して、お好みの大きさに刻みます。
②生姜、干しシイタケ、調味料を鍋に投入して煮ます。(中強火)
③煮汁が半分になったら味を調整し、中弱火にしてさらに煮詰めます。
煮汁が少なくったらさらに弱火にしてかき混ぜ、焦がさないようにします。
④最後に残った煮汁はすりごまに吸わせ、ふんわりした仕上がりになるよう、少し水分を飛ばすように炒めます。
⑤はい出来上がり、です。
ごまの甘みが生姜の辛さを抑えるので、刺激物が苦手な方でも食べやすいです。
もちろん、佃煮としてご飯に乗せても美味しいのですが、おすすめは「まぜご飯」です。
ちょうど、「小蕪の一夜漬け」がありましたので、刻んでトッピングしました。
甘じょっぱい佃煮にジューシーな「小蕪の一夜漬け」がたまりません。
海苔で巻いていただくと、「日本人に生まれてよかった♪」と思えるおいしさです。
簡単に作れて、体にうれしい生姜を食べるにはうってつけです。
ぜひ、お試しください。
次は
です。