今年もお盆の奇跡か!!母が階段から落ちて無事でした(笑)(nya.1020)

ツマグロヒョウモンとルリアザミ

それにしても、、、ギリギリ家族は強運揃いの家族でした(笑) (2019年8月16日)

まず、今日のブログのお題を見て「ひぇぇぇぇ~!!」と肝を冷やした方に申し上げますが、78才の母は無事です、、、、というか打ち身を負っただけで「無傷」ですので、安心して読み進めてください。(笑)

事件が起きたのは先月7月17日(水)、満月の夕方のことでして、かれこれ1ヵ月が経過して「もう大丈夫だろう」、「これは笑い話になる」と踏んで、今日のお盆の送り火の日に『お盆の奇跡、再び』として、リリースさせていただいております。

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母は78才、若い頃は高血圧でしたが、心臓が弱り、腎臓が弱って「痛風」となり、心臓の負担低減のための血液サラサラ薬で低血圧へ誘導され、痛風のための利尿剤でやっぱり低血圧に誘導されたため、ここ数年は、低血圧の症状である「めまい、ふらつき、貧血」を一揃い抱えて暮らしています。

調子が良くない時は、滑舌が悪くなり、伝い歩きをすることもありますが、身の回りのこととは出来ますし、父の食事を作ることも出来、菊を植えたり草を抜いたりもします。

何より「お口が達者」なので同情しにくく(笑)、彼女のやりたいようにやらせるのが、我が家の基本スタンスです。

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そんなこんなで「好きにさせて」いましたが、私は「低血圧にし過ぎているための不調も多いのだから、もう少し血圧を上げるよう医者に訴え、薬を調整してもらった方がいい」と言い続け、父は、母の自室が二階にあるため「階段に手すりを付けた方がいい」と言い続けていました。

まぁ、、、結論として、どちらの提案も蹴った母が、この度「階段から落ちた」訳です。(嘆息)

なぜ「蹴った」かというと、私の提案は「何度も医者に言っているけど採り上げてもらえない」からであり、父の提案は「父の言い方が気に食わないししつこい、絶対に嫌」だからです。(嘆息)

自分で車を運転して通院する母は、医者から見れば「そーは言ってもしっかりしている」のであり、父の言い様は、母を認知症一歩手前のように決めつけて、確かに「嫌味&しつこい」のです。(笑)

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我が家の階段は「高さ約2メートル、幅1メートル」で、手すりはないものの2階の床面が掴めるようになっており、母は、階段を降りる時はそれにつかまり、登る時は階段のステップに手をつきながら上っていました。

そして7月17日(水)の夕方、母は、階段を昇り切って立ち上がろうとした際、脳貧血を起こしてふらつき、とっさに2階の床に置いていた「高さ1メートル、直径40センチ、重さ2キロ」のイタリア製の陶器の傘立てにつかまろうとして、、、傘立てと一緒に、仰向けのまま階段を下まで落ちました。(嘆息)

大きな音がしたので私が駆けつけると、私より早く駆けつけた父が、仰向けになった母の頭の辺りに仁王立ちになり「だから、階段に手すりがいるとあれほど言ったんだ」と怒鳴りつけ、母は「うるさい、あっちに行って」と言い返していました。(笑)

階段に足を残し、背中を階段の終わった床につけている母に、まずもって自分の主張の正しさを言わずにはいられない父は、、、強者です。(笑)

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私は、まず母の意識が確かなこと(だって、元気に言い返してますからね、笑)に安心し、次に、母の横に横たわっているイタリア製の傘立てを見て、母が階段の一番上から落ちたことを知りました。

私の脳内では、78才の女性が2メートルの階段を落下した時に起こりうる最悪の事態が打ち上げ花火のように明滅しました。

脳出血、大腿骨骨折、寝たきり、認知症、etc、etc、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

逆上している父は「救急車、救急車」と言いながらも、119番に電話することを思いつかないらしくウロウロしていましたが、どこかが骨折していたら、母もこれほど元気に言い返せないだろうと思った私は、落下直後の姿勢のままでいる母に、自力で起き上がれるかどうか試してみるように言いました。

これで動けないようなら、父に救急車は「呼ばなくては来ない」ことを思い出させなくてはいけません。

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母はのろのろと起き上がり、床に座りました。

数分待ちましたが急変することもなかったので、目の前のソファーに横になることが出来るかどうか試すように言うと、これまたのろのろと、難なくやってのけました。

足元にクッションをあてがって足を高くさせ、母の目の前に指を立ててダブって見えないことを確認し、手足の指が動かせるかどうか試しました。

見たところ出血もなく、、、それどころか「擦り傷」すらありません、、、、。

血圧を測ると上が85下が60、「だから、何度も言ったよね、私」と心の中で呟かずにはいられませんでした。

この時点でようやく私は、「なんとまぁ、この人、無事らしい」と思い、「救急車はいらない」と父に伝えました。

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そのままソファーで1時間ほど経過観察し、その間私が骨折の際お世話になったテンピュールの電動ベッドをベッドメイクして、「やっぱり無事らしい」と確信を深めた私は、そちらに移動できるかと母に問うと、母は「出来る」と言い、、、出来ました。

あと思いつくのは、暖かくて甘いものを飲ませて再度の脳貧血を避けることぐらいでしたので、「これで吐き気が出るようなら病院に連れて行こう」と決めて、極甘のハニージンジャーティーをゆっくり飲むように渡しましたが、これもクリア。

なんともはや、、、狐につままれた感いっぱいです。

不死身の母もさすがに「打ち身」はあるらしく(笑)、湿布と言うので、痛風の時にたっぷりもらって備蓄している湿布を背中一面に貼り、ゆるい痛み止めも飲んで一晩様子を見ることにしました。

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私に救急車を却下された父は、「明日、わしが、病院に連れて行く」と張り切っていましたので、翌日朝一番に、レントゲンやら、頭部のMRIやら、一通り診てもらいましたが、結果は、、、骨折無し、脳出血無し、擦り傷無し、「打ち身だけ」というものでした。

何しろ次の診察は、当初に予定していた2週間後でいいと言われて帰って来たのです。

どーなっているのでしょう、、、末期がんの娘が放し飼いの「のら患者」なら、78才の母も、2メートルの落差で階段を落ちても、放し飼いです。(笑)

残念な結果だったのは、「低血圧のことを伝えて、薬を調整してもらうように頼んで」と送り出した父が、診察室にも同行しない、医者に伝えもしない無能であることが判明したことでした。(嘆息)

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次の診察の2週間後まで待てないと思った私は、4日後の火曜日、母を連れて担当医に会い、「低血圧のせいで日常生活に支障が出ていること、今回のことは奇跡であり、もう一度このような幸運はないこと」を縷々訴え、血圧を下げる効果の3種類の薬が処方されていたもののうち、1つを「1錠から半錠」に変更する成果を勝ち取りました。

するとどうでしょう、たった半錠減で常に上が90程度だった血圧が、110をキープ出来るようになりました。

厳しい打ち身の痛みでよろよろのろのろしていますが、滑舌もふらつきも顔色も「落下前」より数段マシになっています。

げに恐ろしきは、現代西洋医学の薬です。

「落下」から1ヶ月、打ち身の痛さにうんうん唸り、杖にすがって歩いていた母は杖を忘れて歩くようになり、途中お腹を下して点滴を受けたりもしましたが、昨日は(私に声を掛けることもせず)、自分で運転してホームセンターに行くまでになりました。(嘆息)

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母の回復がどうなるか予測ができませんでしたので、今年のお盆は、兄の帰省は取り止めました。

私としては、簡易の折り畳み電動ベッドを買って、母と兄のベッドを並べて面倒を見る覚悟をしてはいたのですが。(笑)

去年のお盆は、兄が廊下のガラスに倒れ掛かって盛大にガラスに突っ込み、無傷でした。

この奇跡以上のものはないだろうと思っていたら、今年は「コレ」です。

ギリギリ家族は、どうやらびっくりするくらい「強運」です。

去年のお盆と同様、「ええ仕事してくれますなぁ」とご先祖さまに手を合わせずにはいられません。

それともこれは、ご縁をいただいている石上神宮のご利益「起死回生」でしょうか。

ともあれ、

なにごとのおはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる (西行)

と、護られていることに感謝感謝のお盆です。合掌。

 

追伸1、母と共に2メートル落下した「陶製」の傘立てもまた、無傷であったことを申し添えさせていただきます。(笑)

追伸2、心優しい風太は、母が落下して数日、母が寝るベッドで添い寝しました。

 

次は

です。

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今年もお盆の奇跡か!!母が階段から落ちて無事でした(笑)(nya.1020)” に対して6件のコメントがあります。

  1. sizu より:

    あらーーー!!!
    大変でしたねーーー

    しかしながら、奇跡ですね
    運の強い家系か家族というか...
    全くびっくりでしたね
    だけど良かったですね

    母上は口がしっかりしてて自分で運転もして行かれているしで。
    お医者も個人の細かい点までは判らないのでしょうね
    その ふふみさんの判断が良かったです

    しかし、父上の様子も!何と 我が家の おっとっと(夫)や舅とそっくりか!!!
    驚きながら見て取れる文に笑ってしまいました(失礼)
    まぁ、良かったでした
    お疲れ様でした。

    1. ふるゆら より:

      はい、sizuさん、最悪の近未来ヴィジョンが走馬灯のように流れた時は「終わった」と思いましたが、ギリギリ家族であることの「ギリギリ」が、いかに幸運に恵まれているかを痛感するお盆でした。(笑)

      我が家のご先祖さまのお墓は、少し小高い所にあって見晴らしがいいので、カメラ片手に自宅周辺を散歩する時のコースにお墓が含まれていて、週に一度はご先祖さまに会釈をして通り過ぎています。

      思うところがある時は立ち止まって愚痴り、判断に悩む時は「どーしたもんだか」とぼやいています。

      なので、お盆だからといって改めて「お墓参り」という気分にもならず、何しろ「暑い」ので、「めまいもするし、今年のお盆はお参りなしにするけど、ご容赦ください」と欠礼を宣言していたのですが、、、、さすが、私のご先祖さま、太っ腹でいらっしゃる。(笑)

      「フォローはするから、変人な父と頑固な母と兄、、、、よろしく」と言われた気がします。合掌。

      1. sizu より:

        ふふみんさん 偉い!
         それに週に1度もご先祖様に挨拶して、、、うん、うん、良くされてます
          愚痴も聞いていただきましょう!
         暑い中、自分も大事!時には避すくめてGOOD! 

        1. ふるゆら より:

          はい、ありがとうございます。

          ご先祖さまたちには、「ええようにしてください、お願いします」と万能薬のような言葉をかけています。

          ご先祖さまたちも日本人、頼られたら嫌と言えないと思うんですよね。(笑)

  2. ゆうこ より:

    ……..まあ……..なんということなんでしょうか
    とにかくご無事でよかったですね
    大変なことでございました….
    降圧剤というのは怖いですよ
    お年寄りは少々高血圧くらいが自然です
    それでは冬にお母様が寒がって唇を紫にしてらしたのも
    低血圧のせいだったのでしょうか
    ムラキテルミさんの叔母さまも降圧剤のせいで
    意識を失い40日間昏睡状態になりテルミさんが
    激怒して叔母さまが利用していた特養老人ホームの
    職員に怒って降圧剤投与をやめさせていました

    お母様は日頃からお仏壇をきれいにしたり
    お供えをされたり手を合わせたりされているのでしょうから
    それはご加護があるのでしょうね
    素晴らしいです
    あさましい質問ですが お仏壇にお供えしてある菓子折りの
    ような お花の模様の紙包みの中身は落雁(らくがん)ですか?
    気になってしょうがありません(‘-‘*) 

    1. ふるゆら より:

      はい、ゆうこさん、ありがとうございます。

      今年の夏も「あり得ない」ことが起きてしまったギリギリ家族です。(笑)

      そしてこのようなことが起きるたびに、守護霊さまやらご先祖さまから「これでも護られていないと思うのか、この阿呆は!!」と、ゲンコツをもらった気になります。(笑)

      風太が尻マーキングしていた「お供え」は未だ開封されていません。

      ・・・というのも、お盆のいただき物は日持ちがすると決まっていますし、不意の来客への手土産にリメイクされることがあるからです。(笑)

      どこまでも、「天下の周りもの」な田舎です。

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