禍福は糾える「抜歯」の如し(涙) (nya.1545)
「丈夫」なことは、「呪い」であり「祝福」である。 (2021年1月22日)
今、私の左頬は、数日前に受けた「抜歯」により熱を持って腫れています。(嘆息)
それは「抜歯」したんだから、当たり前でしょうと思われるかもしれませんが、私の場合、長年通っている歯医者の先生が「呪う」くらい「歯がしっかり生えている」ため、「抜歯」に悪戦苦闘した分、長時間にわたって「小突き回された」結果、大いに腫れ、かつ腫れが引くのも時間がかかるのでした。
今回の抜歯(1本)にも1時間以上かかりました。(嘆息)
もちろん麻酔をしてのことですから、抜歯そのものは痛くはないのですが、何しろ1時間、口を大きく開け、横からグイグイ引っ張られ続けることは、「苦行」そのものです。
いわゆる「埴輪系」の顔の私は、「大口をたたく」ことが得意な割に、物理的な「口」は小さいのです。(号泣)
私がお世話になっている歯医者の先生には、親知らずも抜いてもらいましたし、右の奥歯にインプラントを入れた時にも抜歯された訳ですが、いずれも、先生は抜歯に悪戦苦闘でトラウマとなり、私は「顎の限界と戦う」時間の長さにトラウマとなる体験でした。
ですから今回、抜歯することに決まった時、先生は「どうせ今回も絶対時間がかかるから、時間が掛けられる時に抜歯する、ああ憂鬱」と言いながら、なんとその時間を捻出するべく調整して「2週間後」の予約になってしまったほどです。(嘆息)
つまり、私は「2週間」新たなトラウマになること確実な「抜歯体験」のカウントダウンを余儀なくされた訳で、年始早々ほんとにブルーな日々でした。(涙)
・・・で、結果として、今回の抜歯も立派な「抜歯トラウマ」として、心に深く刻まれることになった次第です。
加えて私は「デンタルハラスメント(命名私)」も受けました。(笑)
限界に挑戦して大口を開け続け、身動きもままならない状態の私に、先生は「ああ、憂鬱」「な?やっぱり一筋縄では、抜けてくれない」「はぁぁぁ、どうしてこんなにグラグラになってるのに抜けないかな」「もう、こんなに丈夫な骨なら、歯なんていらないんじゃ?」「ああ、まだ半分残っている」と、ブツブツ呪いながら抜歯をするのです。
私の脳内では、「知らんがな」「私の歯が丈夫過ぎるのは、私のせいじゃない」「こっちも顎が限界なんじゃ」「ああもう、ブツブツ言わない」と一々「ボケツッコミ」を入れているのですが、悲しいかな伝える術がない、、、これはもう、一種の「ハラスメント」ではないか、そうだ、これは私の歯に対する「デンタルハラスメント」以外の何物でもないと、命名した次第です。(笑)
しかも、抜歯に手こずる割に出血量は少ないらしく、これは回復の障害となるらしく、さらに歯医者を「憂鬱」にさせてしまうという「おまけ付き」です。(嘆息)
そんなこんなで、今なお「しっかり腫れが続いている」私ですが、今回の抜歯で思うところがありました。
というのも、歯医者に「呪われる」くらい丈夫な私の骨、この丈夫な骨のお陰で、がんの転移でPET/CT画像が真っ黒になるまで進行した「骨転移無数、リンパ節転移無数」の状態でありながら、普通の暮らしが出来ているのではないかと「閃いた」のです。
最初の放射線治療を受けた時、担当医から「こんなになってたら痛みがあるはずなんだけど、ほんとに痛くない?」と唸らせた私。
がんの転移で浸食され大小無数の穴が空いた私の背骨、激痛が伴うこと必至の骨転移でありながら、長らく「重度の肩こり」と信じて疑わず、フルタイム勤務を可能にしていたのは、「骨が無駄に丈夫だから」、、、。
私より少し年上で「熟練度MAX」、老若男女問わず多数の歯を治療してきたであろうベテラン歯医者の彼をして、「ブラックリスト登録」必至、「呪う」くらい丈夫な私の骨。(笑)
歯医者にとって「呪い」のような丈夫さが、乳がんステージ4の私をがっちり守ってくれているとしたら、私にとっては「祝福のギフト」です。
いやはや、本当に、『禍福は糾える縄の如し』、、、「禍福は糾える抜歯の如し」です。(笑)
(おしまい)
以前、骨密度(正式な名称は忘れました)調べたら、病院で「150%ありますね。」と言われました。他へ転移する前に、頑張ってくれたんだと思います。色々考えたら、やっぱり感謝です。
歯は、2ケ月毎に歯科でクリーニングしていたので、そこも今となっては良かったです。
ダイエットした影響で、色んな数値が基準値になって、夫より健康なくらいです***
コロナで歯医者さん通いはお休みですが、そろそろ気になってます。皆さんどうなさってるのかな・・・。
おお、Rieさんも私と同じ「ハイパー骨密度」仲間でしたか。(笑)
私もインプラントの点検に3か月に一度歯医者に通ってクリーニングしていたのですが、コレです。(嘆息)
体調によって傷痛みをして、そんな時には指のさかむけでも化膿する体質なので、今回は、がん転移の再燃で薬を変更した影響で、体がそっちの対応に「あわわ、あわわ」としている間に、歯と歯茎まで手が回らなかったのではないかと思っています。(笑)
新しい薬で腫瘍マーカーの数値は順調に下がっていて、どー考えてもプライオリティはそっちなので、「まぁ、いいか」と考えて痛みに耐えています。
ダイエット成功されているのですね、心底尊敬します。合掌。
いつもブログ心の癒しにさせていただいてます
あまりに痛々しく苦々しいデタハラのお話、
お見舞いさせいただきたくコメントいたしました(泣)
よく耐え抜かれました!!ね
私も、骨か骨転移かわからないほどビシーッと染め映られたPET画像だったんですが、全く自覚症状なく。体ってわかんないもんですね。
昨年、上下いっきに親不知を抜き、痛かったですがスッキリ。早く腫れ、痛みが治まりますように。。お大事になさってくださいね。
ははは、まちさん、私の「デタハラ」に義憤を感じていただきありがとうございます。
でも、どちらかと言うと「誰も悪くないあるある笑い小話」のつもりだったんですが。(笑)
そして私は、まちさんが「上下いっきに親不知を抜き、痛かったですがスッキリ」という、私が及びもつかない「強者」でいらっしゃることの方に感服いたしました。合掌。
「真っ黒な骨転移画像」を「あなたの体ですよ」と言われても自覚症状がない場合、「おお、これは酷い、酷いけれども、これに見合うほど健康状態は悪くないんだけど、、、???」と、狐につままれてポッカーンですよね。(笑)
いろんな共通点のあるまちさん、お互い「狐につままれた」特典をGETしたのですから、これからも大いに楽しみましょうね。
ふるゆらちゃん ごめん 爆笑してしまった! 「知らんがな」 で最高潮 笑
私も昨日 歯医者でした。偶然のこれまた笑い
私はもともと顎関節症で口がしっかり開かない上に、あごの調子が悪い時期で余計に開かない。うちの先生は呪いを口から発しず 心で収めている模様
口が開かない=中が見えない の図式で、昨年から治療しても治療しても 痛い 痛い という私 VS 延々と治療する先生
結果、昨日 原因の歯の「隣の歯」を治療していた事が判明
という ギャグ漫画なみのオチ
あちこち痛くどれが痛いのやら ピンポイントで分からない私
見た目で これかな? これだろう と治療する先生
口が開いてないから しっかり見えなかった模様
なにやってんだか・・・ と私が思うのだから 当然 先生も同じ事思ってるはず
禍福は糾える縄の如し 隣の歯は酷くなる前に対処できたのだと 万事塞翁が馬になってほしい いや なったんだ と思い込む事にしました。
ふるゆらちゃんも私も 視点を変えればお花畑が見える という必殺技を会得し
既に我がものとして当たり前に使える技になりました 合掌 そして 爆笑
だんだんと暖かくなってきそうですね
今年の夏も暑いんだろうなぁ などと考える私たち
こんなことがまだ続くのでしょうか 続くのでしょうね 暫く
すぐにまた もうお正月がくるのかぁ と思っている事でしょう 苦笑
あちらに帰る前に 地球に居ながら天国を味わう という目標は達成できた私たち
多分これは ラスボスを倒した後の ご褒美的なファイナルステージのおまけ
恵まれてるよね ホント 万歳! わたし達! w
ではでは 暖かくなって色々芽吹き始める景色の中の風太を見るのを楽しみにしています。
おお、それはそれは「デンタルハラスメント」以上のハプニングですね。
隣の歯だと判明した時の、ちゅんさんと歯医者さんの間に漂う「甘酸っぱい」空気感が見えるようです。(笑)
ほんとに、ステージ4の体になれば「生きてるだけで丸儲け」、それに比べればあらゆることが「ちっちゃい」ことだと無理なく納得できますものね。
私は、抜歯の後の予後が良くなくて、痛み止めが効かずに歯医者に駆け込んだ時も、先生から「アルコール消毒が足りないんじゃ?ビールで痛み止めを飲んだら効くんじゃ?」と笑われました。
「あ、そう言えば最近、焼酎じゃなくワイン飲んでるからか?」と反省する私でした。(笑)
o- それは大変でしたね
笑うところではないですが、見たような描写に笑えます
そうかもですね! 骨が丈夫って、とても大切なこと。
先祖の体質及び、食生活と日頃の散歩も いいのでしょう。
痛みは 辛いですね。 お大事に。
想像してみてください、大口を開けて反論も出来ないのに、歯医者さんに「あ~あ」と溜め息をつかれる場面を。(笑)