コレステロールについての新常識を知る・・・ (nya.649)
中性脂肪が451mg/dでした、、、(涙)(2018年8月10日)
アメリカでは、2013年に心臓病学会などが「コレステロールの摂取制限を設けない」としており、2015年2月に農務省と保健福祉省は「コレステロールを多く含む食品の摂取制限に関して新しいガイドラインから削除する方針」であることを明らかにしました。
そして日本でも2015年、食事におけるコレステロールの摂取量に関して上限値が撤廃されました。
これに関して米国心臓協会などは「食事からのコレステロール摂取量を減らすことで、血中コレステロール値が低下するという明確な証拠がない」ということを理由にしています。また厚生労働省も「コレステロール摂取の上限値を算定するのに、十分な科学的根拠が得られなかったから」としています。
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/148.html
この「新常識」に到達し、私は「美味しいものを美味しく食べる」免罪符を得たのです。合掌。
私は、2014年3月に浸潤性小葉癌【乳癌ステージ4】と診断されました。
その時のPET/CT画像は「癌転移で真っ黒」骨転移無数、リンパ節転移無数というもので、私自身「あ?こりゃ死ぬな」と思い、のけ反るほど驚きました。
しかし、無数の転移は骨やリンパへのもので臓器に転移が見られないことから「余命はつかない」と医者から言われ、「え?そんなもの?」と再度驚いたのですが、死を身近なものとして覚悟せずにはいられませんでした。
その後は、天地人の恵みを受け僥倖にも恵まれ、骨転移無数、リンパ節転移無数が4カ所の転移に縮小し、2018年8月、4年6カ月経過し【乳癌ステージ4】でありながら「現状維持」をキープし現在に至っています。
今は4週間に一度通院しており、治療内容は判で押したようなルーチンワークです。
午前11時に病院に行き、「血液検査のための採血」「血液検査の結果待ち1時間30分」「診察(15秒):前回採血の腫瘍マーカーの数値の確認、当日血液検査のその他数値の確認」「ランマークをおへその横に皮下注射」「ホルモン療法のタモキシフェンとランマークによるカルシュウム不足対策のカルシュウム剤の処方」を済ませると午後1時頃終わるというもので、所要時間約2時間、はっきり言って楽勝です。
腫瘍マーカー(CEA:基準値5.0ng/m)の数値が、幸いにも基準値以下で「ビタドマリ」しているため、もともと「変人主治医」である医者のコメントも『異常なしです、変化なし、以上』というシンプルかつミニマムなものです。
昨年の8月に左足首を骨折したことを受けて骨密度を測定した結果が『あなたの骨密度は1349g/㎠、同年代と比較した値は141%です』となった時、それまで3年6カ月継続していた「ゾメタ:骨吸収(骨を壊す過程)を抑える作用などにより、悪性腫瘍(がん)による高カルシウム血症、がんの骨転移による疼痛(骨転移痛)や骨折などの骨病変を改善する作用をあらわす薬」が効き過ぎたらしいことに慌てて、ゾメタから「ランマーク:骨を壊す過程を亢進する作用をあらわす体内物質のRANKLを阻害し、多発性骨髄腫や固形がんの骨転移による骨病変の進行を抑えたり、骨巨細胞腫の病変部位における抗腫瘍作用などをあらわす薬」に切り替えたことが、治療法の唯一の変化であり、まことに恵まれた「がん生活」に感謝感謝です。
その他の通院生活における変化は、当初3週間に1回「がんセンター」に通院していたものが、4週間に一度「がんセンター」に隣接した「乳腺外科」へ通院するようになったことでしょうか。
それまで予約の変更の電話をする時など「がんセンター」を呼び出すのに、なかなか周囲の耳目が気になったものでしたが、「乳腺外科」ではお気楽になったことが利点でした。(笑)
そして「瓢箪から駒」、ひょんなことから私の中性脂肪の数値が異常であることが判明したのです。
それは、採血が同じ病棟の検査フロアーで、人間ドッグを受ける一般の方たちと一緒になったことで、血液検査のオーダーが、「一般的」なものに自動的に変化したことが要因でした。
はっきり言って私のようなズボラな人間は、【乳癌ステージ4】となったからには「腫瘍マーカーの数値」しか気にしていません。(笑)
医者が「異常なし」と言っている以上、「腫瘍マーカーの数値」もラジオ体操の参加表に「〇」のハンコを貰うような気軽さです。(笑)
なので血液検査のオーダーが、「がんセンター」と異なっていることにもまったく気付きませんでした。
そうして「通院先」が移動して1年、ついに変人主治医が「中性脂肪が高いから内科を受診してください」と言いました。
そう言われてみれば、、、、ここ2回ほど15秒診察の医者のコメントに「中性脂肪がちょっと高い他は異常ありません」と言われていたように思います。
私の場合、4年半前にホルモン療法を開始して強制的に閉経したのと同時に、1年間で8kg成長し、今もその体重をキープしています。(嘆息)
素人考えとして、「太ったからにはコレステロール値が上がるでしょう」と得心していましたし、医者も「大して気にしていない」ようだったので、スルーしていたのです。
内科の受診を了解して、帰宅後、治療開始からの血液検査のプリントアウトを綴じたホルダーを開き、改めて目を通した結果、私は、血液検査のオーダーが変更になった1年前からずうううぅぅぅっと、中性脂肪の数値が基準値を超えていることが判明しました。
ええ、もう、驚きませんよ、私の主治医は「変人」なんですから、1年経過してから急に問題視し始めたとしても、、、、。(嘆息)
ただ、その変人主治医が「状態が悪く、運動も難しいなら、栄養指導を受けて、薬で抑えればいいし」と何気につぶやいたことが引っ掛かりました。
血液検査のコレステロールの数値を見ると3項目あり「総コレステロール」「TG(中性脂肪)」「HDLコレステロール」です。
私の場合、「総コレステロール」と「HDLコレステロール」はやや高めながらほぼ基準値で、「TG(中性脂肪)」の数値だけが異常値です。
「TG(中性脂肪)」の基準値が40~150mg/dLのところ、「451」にもなっています。
「・・・こんなことってあり?」とも思いますが、第一に太っているし(涙)、第二に薬で無理やり閉経しているものの本来の体は未だ閉経していないことからも、『どこかに無理が出る』のは当たり前のような気がします。
延々と続くホットフラッシュもまたその証左ですね。(涙)
安易に薬を使うのは、折角の幸運、【乳癌ステージ4】の体で4年半も小康を保っているバランスを崩すことになるのではないかと思うのです。
そこで、時間だけはたっぷりある私ですので、コレステロールや中性脂肪について調べて見ることにしました。
すると、まず第一に、女性は閉経すると「潤い」が足らなくなるのを補うために、「自然に」コレステロール値が上がることを知りました。
そして最も驚いたのは、コレステロールは体内で生成される必要な物質なので、食事の内容によって増減する仕組みではないことが「判明している」ことです。
つまり、、、『食材の中にはコレステロールが高いものがあり、日頃から多く摂取しているとコレステロール値がさらに上昇する原因になります。』などとまことしやかにマスメディアやPCサイトで説かれているこの「定番」は、真っ赤な嘘なのです。
しかも、がん細胞を壊してくれる免疫細胞の膜もコレステロールが材料となり作られているのです。
こんな大事なことが一般ピープルに伝わっていない、しかも2015年に正式に農務省と保健福祉省から「食事とコレステロール値は関連しない」と方針変換が打ち出されているのに、です。
今もって、世間の一般常識では「コレステロール」は『油で血管がギトギト、動脈硬化で心筋梗塞まっしぐら』と悪者のイメージが定着しています。
「・・・むむむ、・・・これは・・・、例によって、製薬会社の情報操作か・・・」
抗がん剤、血圧降下薬、そして、コレステロールを下げる薬、、、、お金の臭いがします、怪しすぎます。(嘆息)
ま、、、、まあ、私の場合は明らかに異常値ですので、『脂質異常症を放置すると、徐々に動脈硬化が進み、狭心症、脳梗塞などで突然死に至ることも珍しくありません。』ということで、要改善、体重を減らすことが最短にして最善です。(涙)
このようにしっかりコレステロールについて「予習」した後、無用に波風を立てるのもアレなので、内科で30分にわたり、「コレステロールを下げるための栄養指導」を受けました。(笑)
血管の検査では、特に動脈硬化の兆候もなかったので無罪放免、特に薬の処方もなかったので、「中性脂肪を下げるサプリ」のお力をお借りして、1カ月で322mg/dLまで落ちました。
・・・本当に、分野を問わずいろいろな「これまでの常識」が覆されている、そんな時代なんだなぁと実感するコレステロール騒動でした。
「定説」そのままに「コレステロール=悪」と慌てふためき、免疫力を下げることになったら目も当てられません。(嘆息)
下記に『新基準』のコレステロールについての考え方をオムロンさんのサイトから抜粋して引用していますので、ご興味のある方はご一読ください。
あと、YouTubeで武田邦彦先生のコレステロールについてのお話がとっても面白かったです。
武田邦彦先生は、さんまの『ホンマでっか!』に出演されることもある科学者で、ネットニュースの『虎ノ門ニュース』のコメンテーターでもあります。
ちょっと長い(2時間強)ですが、ラジオ感覚で聞き流してみてください。
面白いですよ。(笑)
vol.148 食事からの摂取基準が撤廃されたコレステロール ――しかし注意しなければいけない点は?
「卵は1日1個までにしないとコレステロール値が上がると聞いている」、「イカ、タコ、エビ、貝類はコレステロール値が高くなるから食べるのを控えなさい、と医者に注意された」という話を聞いたことはありませんか。しかし、実はコレステロールを多く含む食品を食べても、血中コレステロール値には影響がないとされています。厚生労働省は2015年、日本人の食事摂取基準からコレステロールの上限値を撤廃しました。
そして重要なのは、コレステロールを食事から多く摂取すると肝臓でのコレステロール合成は減少し、逆に食事から摂取する量が少ないとコレステロール合成が増加するという点です。これは、体のすみずみまでコレステロールが一定に補給されるように、フィードバック機構が働くためです。つまり、食事によるコレステロール摂取量が、そのまま血中総コレステロール値に反映されるわけではないのです。
コレステロールというと、すべて悪者のようにとらえている人も多いことでしょう。しかし、コレステロールは私たちの体にとって、必要不可欠なものです。だから体内で合成できる仕組みになっているといっても過言ではありません。
コレステロールはリン脂質とともに細胞膜の材料になります。私たちの体の細胞は常に古い細胞が死に、新しい細胞に入れ替わっています。新しく生まれてくる細胞を作るために、コレステロールは欠かせないのです。また、1日に3000個以上生まれているといわれるがん細胞を退治してくれる免疫細胞の膜も、コレステロールが材料となります。
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/148.html
コレステロール値の大誤解~「高めのほうが長生き」というデータも
「私は専門医として、これまでコレステロールの薬をたくさんの患者さんに処方してきました。総死亡率を下げるという論文もいくつかあったので、信じていたのですが、その後、その論文で行われた調査が欠陥だらけで、いろいろな副作用があることも分かりました。
特殊な病気は別として、少し数値が悪いぐらいでは、コレステロールの薬は必要ないと思っています」(新潟大学名誉教授・岡田正彦氏)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51775
次は
です。
ひさしぶりにコメントです。
わたしは血圧が高く、自分で治す!と体重を落とし、血液検査の項目もまあまあの数値だったのですが、先日、めまいでぶっ倒れ、救急搬送された病院でCTを撮ったら、動脈硬化が進んでいると言われました(泣)
めまいでぶっ倒れたということもあり、対人の仕事は危険ということで、しっかり治せと無休の病気療養に入りました(大泣)
もう、田舎へ帰る潮時かとも考えています。都会は疲れるばかりです。
初めてパソコンで拝見したら、風太さんのダイナミックな毛並みに感動!
そして、夏から秋へ移り行く風景に、心身ともに癒されています。
あらあら、よっちゃんさんも「めまいで休職」ですか。
私と「お揃い」ですね。(笑)
人間いろいろな形で転機を迎えますが、体調を崩すこともまた、神さまからのサインですね。
退くもよし、曲がるもよし、留まるもよし、匍匐前進もありです。
私は以前ブログで紹介した、終末期を迎えた人の5つの後悔パターンが忘れられません。
中でも何度となく思い出すのは『自分をもっと幸せにしてあげればよかった』という後悔です。
前向きに、建設的に、責任感を持って生きることは尊いことだとは思いますが、それが楽しくないのなら、一体それはなんの「修行」なんだろうと思います。
よっちゃんさん、調子の悪い時は「全身全霊で伏せる」こともありですよ。
目の前が吹雪でホワイトアウトしている時は、それが賢明で勇気ある判断です。
「何もしない」ことに徹したとしても、時は容赦なく流れます。
気が付けば「何もしない」自分の目の前に、全く違った風景が現れたりします。
風太と一緒に「応援エールを」青空に投げましたよ。
今は十分に休んでくださいね。お大事に。
ゆるふらさん、風太さん、ありがとうございます。
エールを、しっかと受け止めました。
50歳+1、これからの生き方、考えろやと天から言われている感じがします。
わたしは、子どもが15年ほど前に亡くなり、かなり無理やりがんばって生きてきたように思います。(なので、ゆるふらさんのような自然体で生きておられる方に、あこがれます。)
この夏、身辺のガタガタしたことが片付き、ほっとしたところのめまいでした。
嵐も吹雪も時がたてば過ぎ去りますね。今は「全身全霊で伏せる」ときだと思いました。
アドバイス、とてもありがたく、生かしていきたいと思います。
そうですか、よっちゃんさんは、深い悲しみを長く抱えて生きて来られたのですね。
「よく頑張りました」時折り、ご自分で『よしよし』してあげてくださいね。
「かなり無理やり」頑張ったのは、その時はそうすることが必要だったから。
そして今は、「かなり無理やり」頑張らなくてもいいのではと思えるのですから、新しい扉の前に佇んでおられるのですね。
よっちゃんさんは、同い年。
ドンズバ『ザベストテン』世代です。
ではでは、よっちゃんさんにもこの歌を贈ります。
松山千春の『大空と大地の中で』
野に育つ花ならば力の限り生きてやれ♪
庇護されず、称賛されず、ただ生きる、ただ咲く、羨ましくも愛おしい、野に育つ花が常に私のお手本です。