ついにリアルタイム!! これからもよろしくお願いします (nya.129)
やっと、【乳癌ステージ4】リアルタイムに追いつきました (2017年3月7日)
みなさん、改めまして「こんにちわ」、私と風太のブログを読んでいただきありがとうございます。
これまで2014年2月から2017年2月の3年間、自分が乳癌だと知った時から経験したアレコレをお話しさせていただきました。
自分が乳癌、しかも【乳癌ステージ4】と診断を受けた時、3年後の自分を想像するのも不安でした。
内臓や脳に転移がなかったので「余命」が付くことはなかったものの、全身に癌が転移し、骨転移無数、リンパ節転移無数であることを思えば、たぶん「その頃」には病状も進行し、ベッドで寝たり起きたりを繰り返すようになっているだろうと、漠然と予想していたと思います。
その後乳癌の治療を受けるものの、「末期癌」という響きから想像するよりはるかに「のんびり」とした毎日をおくることができ、ほんとうにびっくりしました。
ただ、【乳癌ステージ4】である以上「死が目前」に迫っていることは確かなこと、「いつまで生きていられるか分からない」では、この世を「卒業」する前に「やるべきこと」をしようにも不確定要素が多すぎるため、その頃の私は、自分自身で「5年後に死ぬ」と考えることに決めました。
【乳癌ステージ4】の10年後生存率が25%、大雑把に言えば5年後は約50%の人が亡くなります。
私がそのどちらに分類されることになるかは「分からない」けれど、「この世を卒業する組」にいると考えて、逆算することにしたのです。
生きることを赦された時間が「5年」とするなら、最後の「2年」はいよいよ病状が進んでいて身動きが取れなくなっているはずと思い、いろいろな体調不良を抱えながらも「今と同じように」自分の意志で自由に行動できるのは「3年」ではないかと考えたのです。
そのように思い定めて始まった私の【乳癌ステージ4】生活ですが、風太と一緒に「まったり」過ごしている間に、腫瘍マーカーは基準値以下に下がり、骨転移4か所に激減し、その後も安定をキープして今日に至っています。合掌。
そして2017年3月、その「3年」が経過し、なんと4年目に突入しました。
何ごとの おわしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる
西行法師が詠まれたこの歌が、私の心のすべてです。
自分に起きた「現在進行形」の幸運が、「何によって」もたらされたのか・・・。
私の乳癌の性質が『顔つきの良い、大人しい』ものだったことが大きな要因だとは思いますが、それ以上に「天、地、人」すべての恵みをいただいたことが、今の私の「幸運」を引寄せたように思います。
去年の秋一念発起し、それら「天、地、人」の恵みを受けた私の【乳癌ステージ4】体験をブログに書き、癌に直面している方や、癌患者を見守られている方に参考にしてもらおうと、今日まで過去を遡って、書き進めました。
それも、昨日でお終いです。
今日からは、「リアルタイム」の私をお届けすることになります。
私は、今日という日を前々から恐れていたのです。
なぜならば、「リアルタイム」の私は【恐ろしく退屈】だからです。(涙)
49才、独身、両親と同居、猫一匹、田舎暮らし、会社員、趣味は読書と散歩(嘆息)
面白い要素が「これっぽっち」もありません。(涙)
平々凡々な人間が送る平々凡々な毎日です。
「はぁぁぁぁぁ、どうしよーかなぁぁぁぁぁ」と随分迷いました。
そして、分かりました。
私の暮らしで、私を幸せにしてくれているものは「風太(日本猫)と自然に囲まれ四季の移り変わりを愛でること」です。
私が皆さんに「お見せ」できるのは「これだけ」です。(笑)
『グーグルアナリティクス』に登録しているお陰で、どんな地域の方が読んでくださっているのか分かるのですが、東京や大阪などの「都会」の方がたくさん読んでくださっています。
私自身「自然から切り離されて生きていけない」人間だから「そう」思うのかもしれませんが、いつだって自然は、ガチガチにこわばった心を「ストン」と落ち着かせてくれます。
都会に暮らす方に「私の田舎」を見ていただいて、一瞬でも、癌の闘病や看病に大切な「心ゆるゆる」を届けられたらいいのでは?と思いました。
私と同じように「真正の田舎」に住む方ならば、それぞれのお住いの地方とは異なる「四季の巡り」をより敏感に感じられることでしょう。
「私の田舎」に咲いた花を見て、「えっもう?こっちはまだ蕾」と思われるか「こっちはもう散ったなぁ」と思われるか、いずれにしても普段よりちょっと、空や風や山や花に視線を向けていただけるのでは?と思います。
そして何より、私自身がもっと「自然に寄り添って」生きられるので「一石二鳥」です。(笑)
これまでのブログでも、文章の最後に四季の写真を添えてきました。
「よく、こんなにたくさん写真があるなぁ」と呆れておられる方もあることでしょう。(笑)
あの写真たちは、私が家の近所をふらふらと歩くにあたって「自衛のために買った」デジカメで撮影したものです。
これまでは、自宅のPCのデスクトップの背景のスライドショーとして楽しんでいました。
これはオススメで、リアルな季節とは異なる季節の写真を見ると、ついつい「近視眼的」になってしまう自分に「今がすべてではない」と教えてくれます。
「今」がどれだけ「ギリギリ」でも時は容赦なく進み、その時「絶対」だと思っていたことが、時が経てば違う視点から考えるようになる、「しばらく待ってみよう」と、思わせてくれるのです。
なぜ「自衛手段」がデジカメかというと、「何も持たずアラフィフの女が家の周りを散歩する」と、【あの人大丈夫じゃない、・・・んじゃ?】と噂するのが、田舎の年寄りというもの、だからです。(笑)
これからは撮り溜めた写真に加えて、出来るだけリアルタイムの写真をブログにアップするという「使命」があり、より一層「ふらふら」しようと思います。(笑)
それから、風太♡
自然の中にいる風太の写真は、風太の「巡回」に私が同行して撮影しています。
風太も私と一緒に「巡回(散歩)」するのが楽しいらしく、大体しっぽが「ピン」と立っています。(笑)
親馬鹿として『風太の可愛さはグローバルスタンダード』と信じていますので、「犬派」の方には気の毒ですが、「もれなく」風太の写真もアップします。(笑)
ともあれ、これからも『にゅうがん4な私と風太(日本猫)のららら田舎生活』をよろしくお願いします。
ごく偶に、私自身の暮らしの中で「面白いこと」が起きればこれまで通り、お知らせしますが、2017年は私と風太と一緒にまったり「四季を愛でる」を体験していただけたら、と思います。
合掌。
次は
です。
天、地、人、そして『風』の恵みのあらんことを。
Mさん、ありがとうございます。
天地人に恵まれ、豊かな緑の中を歩いて心地よい風に吹かれていると、本当に、私ほどの果報者はいないと思うのです。
その上、風太が時折り散歩に付き合ってくれます。
風太と同じだけ生きられるのではないかと、ほとんど確信できる幸せな時間です。(笑)