「抗がん剤:カペシタビン+エンドキサン」の日々、そして今 3月から7月 (nya.3460)
いやはや、夏休みの宿題を8月31日にやり遂げたような感慨があります。(笑)(2026年3月~6月)
長々と書き続けた「長大なレポート」も、ついに今現在に接続するところまで辿り着きました。
いやはや、なんともはや、やれやれ、です。
さすが、書き始める前から「私の心をへし折って」尻込みさせただけのことはある「難敵」でした。
このブログを書き始めた時、「私のような者の体験であっても、何かしらの一文くらい、同病の方の参考になるかもしれない」と思い、乳がんのことだけに限定せず、暮らしやその時々に感じたことなどを「等身大で」書いていこうと思ったのですが、その初心がココに至って、「ため込んだ夏休みの宿題」のように強烈なボディーブローとなって、私をダウン寸前まで追い詰めることになろうとは、、、。(溜息)
いやいやいや、小学生時の私だって、ちゃんと分っていたのです「ため込んだ自分が悪い」と。(溜息)
まぁ、その分「やり遂げた感」は、半端ないんですよね。(笑)
思えば、12月提出の大学の卒論だって、夏休み頃から準備を始めた友人たちを尻目に「私は短距離ランナー、長いと必ず飽きる」と宣言して、10月から始めて提出1時間前に完成させ、ダッシュで大学に飛び込んだのです。
人の本質は、おいそれと変わるものではありません。
ともあれ、、、何はともあれ、2月に「抗がん剤:カペシタビン+エンドキサン」が無事に腫瘍マーカー数値を下げ、がん細胞を抑制していることが判明し、さらに「もはや糖尿病ではない」と言われた私の「その後」です。
まず、腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)は、2月170→3月110→4月89→5月80、腫瘍マーカーCA15-3(基準値25.0以下)は、2月22.5→3月17.5→4月15.6→5月16.1で、診察室に入る度に、主治医から「また下がってます」と言われています。
私自身の性格とは裏腹に、私の「がん細胞」の性質はとても薬に従順で、「親の顔が見たいわ」と思うくらい、とても素直に薬剤の言うことを聞く優等生くんなのです。
副作用も、主治医から注意勧告を受けた「手のひらや足の裏の皮膚が、指紋がなくなるほど薄くなる」「色素沈着するから、日焼けに注意」は、今のところ一切気配なし、炊事洗濯は手袋なくても大丈夫ですし、日焼けの方も、念のため日焼け止めクリームを塗りたくっているせいか、例年の今の時期に比べて「色白」な私がいます。
唯一、関節痛が居座って、相変わらず「いてて、いてててて」と念仏を唱えていますが、それ以外は、食後6時間空けないと空腹感が湧かなかったり、「2週間連続で服用し、その後1週間休薬する」サイクルの2週間の終わり頃に、より食欲が減退するくらいで、「ヒッキー&プータロー」の私には可処分時間がたっぷりあるため、想定外に「お気楽な日々」を過ごしています。
ただし、「食の志向」は、かなり偏りました。
冬の間は「ポン酢祭り」で、何にでもポン酢をかけまくっていましたし、その後は「チーズ祭り」、そこから派生した「ホットサンド祭り」となり、現在もなお「ホットサンド祭り」が継続中で、これに「田舎うどん(大根おろしマシマシ)」が加わっています。
朝食は、以前私が定めた【腸活セット:酢玉ねぎ50g(食物繊維+リンゴ酢)、豆腐とキノコの味噌汁(+酒粕)、三分づき米+きざみ納豆+温泉たまご、ヨーグルト】を食べ、昼食と夕食は、どっちも「ホットサンド」という日もあります。
この「ホットサンド」、YouTubeで「むちゃ簡単」と紹介されているだけのことはあって、材料を揃えて口に運ぶまで「10分以内」という優れものです。
具材は何でもOK、基本の食パン、卵、チーズ、ハムを揃え、フライパン(玉子焼き機)で、「油を温め、半熟の溶き卵の上に2つに切った食パンを置いて1分、ひっくり返してハムとスライスチーズをのせて1分、パタンと折り畳んだら出来上がり」です。
私はさすがに「主食」にしているので、これにレタス、キュウリ、プチトマト、からしマヨネーズを加えて、サランラップで巻き巻きして齧り付いています。(笑)
食欲がある時は、食パン1枚を2枚にして、スライスチーズを増量、前日の残りの「鶏ハム」があればバジルソースに浸してイタリアン風、スーパーで生ハムスライスが40%OFFになっていたらそれをという感じで、アレンジ自在なのも便利なのです。
昼食は、最近お気に入りの『FIRE ONEDAY 甘くないラテ 砂糖不使用 600ml」で流し込み、夕食はキンキンに冷やしたビールで流し込めば、「何にも欲しくないなぁ」と思う間もなく食事が完了し、その後抗がん剤が飲めるという寸法です。(笑)
あとはなんと、「健康な爪」が復活しました。
「抗がん剤:カペシタビン+エンドキサン」に切り替えて以降、私の貧血(ヘモグロビン)(基準値11.3-15.2)は、1月10.4→2月10.4→3月10.7→4月11.3→5月11.5→6月10.7という推移でした。
2023年の5月に分子標的薬ベージニオを服用して最低値「8.6」を叩き出した後、2024年9月【分子標的薬アフィニトール+アロマターゼ阻害薬エキセメスタン】に切り替えてからは、今と同じような「10.0」台に浮上していたのにもかかわらず、昨年は「健康な爪」が生えてくる気配が一向にありませんでした。
それが、4月頃「んんん?私の爪割れてないぞ」ということになり、「あ?知らないうちに、親指で押したら錠剤が取り出せるぞ」ということになって、指先に白い爪の先端が復活、「爪切りで切っても割れない」健康な爪が出現したのです。(万歳x3)
「糖尿病」が完治したためなのか、昨夏の「高気圧酸素治療」が、ここにきて効果を発揮し始めたのか分かりませんが、私は約3年ぶりに自分の指先を見て「あ、爪が伸びてる、切らなきゃ」と思うことができるようになりました。パチパチパチ
「健康な爪のある生活」、ほんとうに、しみじみ便利で嬉しいです。(泣)
そして、「健康な爪」が復活したことで、私は「顎骨壊死」にも改善がみられるのではないかと、根拠のない一筋の希望を抱いていました。
爪と歯、どっちも体の先端の「固い部分」、爪が復活したのなら歯の方にも好影響があるはずと、素人考えを持っていたのです。
「顎骨壊死」は、2025年5月に「発覚」して以降、「腐骨が健康なあごの骨から分離して浮いてくるのを気長に待つ」という経過観察、最悪でも「現状維持」ならOKというものです。
大学病院の口腔外科で月一の診察を受ける度に、腐骨を触診しては「まだまだ、全然ぐらつきませんねぇ」と、言われ続けてきたのです。
それが6月、右上の顎骨壊死の腐骨が、ぐらぐらするなと思い始めた途端、「ポロリと外れ」ました。パチパチパチ
「健康な爪」と「腐骨の分離」、事の大小から言うなら「腐骨の分離」を喜ぶべきなのでしょうが、正直、生活の快適さから言って「健康な爪」復活の方が嬉しいのでしてた。(笑)
そんなこんなで「現在に至る」です。
いやはや、なんともはや、やれやれ、「そんなこんな」には収まりきらない「そんなこんな」の日々でした。(溜息)
2024年9月の【分子標的薬ベージニオ】終了後、【分子標的薬アフィニトール+アロマターゼ阻害薬エキセメスタン】に切り替えてからの、大波小波の副作用で漂流し、難破しかけ、命からがら浜辺に打ち上げられた顛末、母親の左肩骨折から始まった「てんやわんや」騒動、2025年12月に【分子標的薬アフィニトール+アロマターゼ阻害薬エキセメスタン】を終了して【抗がん剤:カペシタビン+エンドキサン】を服用開始、その副作用その他の諸々をご報告させていただきました。
その間、本当にいろんなことがありましたが、一番の変化は、私が一番大変だった時に常に傍らにいてくれた愛猫風太が、一連の騒動が収まり、平穏な日々が戻ってきたのを見計らったように、2026年の4月エイプリルフールにあの世へ旅立ち、今は2026年5月生まれの「そら」が、私のベッドの真ん中で、小さな体を丸めてクースカ寝ていることでしょう。
いろいろなものが終わり、それぞれのことが始まる時期というものがあるものです。
4月のエイプリルフール、12年間連れ添った風太が、逝きました。
5月の下旬、14年間使い続けた2011年製のノートパソコンがついに壊れて、新しいデスクトップパソコンに刷新しました。
パソコンの入れ替えのために、業者の人に自宅の自室まで来てもらうよう予約し、それまでの数日間、2025年の「大掃除」を「んなもん知るか」と放棄した私は、せっせと「大掃除」に取り組みました。
「大掃除」してみると、それまで「見て見ぬふりをしていた」自室前の廊下があまりにも痛んでいることを認めざるを得ず、ホームセンターで部材を購入、10年ぶりに張り替えました。
2014年3月に「浸潤性小葉癌で、乳がんステージ4、全身多発骨転移」とがん告知を受け、がんの転移で真っ黒なPET/CT画像を見て以降、私の心の中では「残された時間ががいつまであるのか分からない」という思いが通奏低音として流れ続けています。
この時から、車にしても、パソコンにしても、「耐久消費財は、もう、買い替えることはないだろう」と思っていましたし、断捨離は「やらなければならない終活」、「新しく物を増やすことは厳に慎むべし」と思って生きてきたのです。
ところが、あにはからんや、2026年3月で「がんマラソンランナー」13年目に突入しました。
4月に風太がいなくなって以降、私の中で10年以上動かなかった「何か」が動いた感触がします。
子猫の「そら」を見ると、「そういう時」が来たんだなと思います。
「先がいつまであるか分からない」という通奏低音が止むことはありませんが、当初の私の想定など塵芥、滔々と月日は流れ、生きていれば当然生起する「新陳代謝」が、私の身にも起きるほどの時間が経過したのです。
「行雲流水」
今現在、こうして2024年からの自分の体験を「溜まりに溜まった宿題」として書き終えることができたのも、春に風太がいなくなってぽっかり空いた空間と時間を持て余した私が、「宿題を済まそうかな」と思ったためで、これまた時宜を得た「一区切り」です。
宿痾の宿題を終えた私は、「そら」との日々を楽しみます。
幸い「抗がん剤:カペシタビン+エンドキサン」の副作用は、思いの外軽く、穏やかな暮らしが営めています。
「平々凡々、何もない、当たり前の日常」という奇跡を 大いに楽しもうと思います。
ではでは、これにて「長大な」ご報告を終わります。
追伸、私が孤軍奮闘していたことを知ると、親しい友人たちは口を揃えて「大変な時は言ってよぉ」と呆れるのですが、こればかりは何度注意されても「猫属性」の私には「改善」できないのです。
猫の本能と同じように、具合が悪くなると「誰にも見つからない押入れの隅で、ひたすら丸まっていたい」としか考えられず、誰かに伝えようという発想自体が思い浮かびません。
ですから、ブログ読者の皆様も、そんな私を「ま、しゃーないな、猫だから」と、諦めていただけたら幸いです。合掌
(おしまい)





