ゾメタ・・・効きすぎなんじゃ・・・(爆笑)(nya.384)

ねこ、風太 足の上

風太 足の上

骨密度測定結果「同年代と比較した値は141%です」 2017年11月17日

ええと、このブログに長くお付き合いいただいている読者の方にはご理解いただいていることを「おさらい」したいと思います。

私が送った「がん生活」の略歴です。

①〈2014年3月〉浸潤性小葉癌、骨転移無数、リンパ節転移無数、【乳癌ステージ4】と診断を受け、腰が抜ける。

②〈2014年3月〉治療は手術なし、抗がん剤なし、放射線治療を骨転移が大きい3ヵ所を選んでそれぞれ3グレイを10回、骨転移対策のゾメタ点滴を3週に一度、ホルモン療法でリュープリンの皮下注射を3ヶ月に一度、毎日1錠のタモキシフェン服用で決定し、末期がん患者ながら自由時間をたっぷり与えられ「のら患者」になる。

③〈2014年8月〉3週間毎の通院でゾメタ点滴をし、同時に血液検査もしていたため、腫瘍マーカーが基準値に落ち着いたことが判明、しかし「変人」主治医がまったくこのことを喜ばないので、喜びそこねる。

④〈2015年6月〉2度目のPET画像診断で、1度目の骨転移無数、リンパ節転移無数から、骨転移4か所に激減し、鳩が豆鉄砲を食らった気持ち、狐につままれた体感を理解する。

⑤〈2016年2月〉3度目のPET画像診断でも骨転移4か所のみであることから、自分が良くなっていることを「信じられる」ようになる。

⑥〈2016年10月〉「骨転移で溶けて穴が空いた骨がどうなっているのか知りたい」と「変人」主治医にいうと4度目のPET画像診断に放り込まれ「現状維持」であることを確認するも、私の疑問にはPET画像診断では分からないと言われる。

⑦〈2016年12月〉改めて骨の状態を調べるためCT検査を受け、骨転移で大きく溶けた骨のフチが白く映り、骨が再生しつつあることを確認し、ゾメタの効力を知る。

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⑧〈2017年8月30日〉自宅敷地内で「見事に」こけて、右足首腓骨骨折、5日間入院、手術でプレートを入れる。

⑨〈2017年9月〉松葉杖をついて、乳がんの通院をすると「骨密度の検査をしましょう」と言われる。

⑩〈2017年10月〉前回から1年経ったので5度目のPET画像診断を受け「現状維持」を確認。

⑪〈2017年10月〉骨密度測定結果「あなたの骨密度は1.349g/㎠です、若い人と比較した値は133%です、同年代と比較した値は141%です」と書かれたA4用紙を渡され、「・・・・・141%・・・・・って」とのけ反る。結果を見た「変人」主治医が、「ゾメタ点滴の間隔をあけましょう。来月はなし」と言い、「そりゃそうでしょ(嘆息)」と頷く。

⑫〈2017年11月〉ゾメタ点滴とホルモン療法を継続、病状は骨転移を数カ所抱えたまま「現状維持」でのほほんと生きている。

私の場合、望外に良好な体調の「現状維持」ができているため、治療方針も「現状維持」を継続してきたわけです。

ホルモン療法は、今服用しているタモキシフェンの効果がなくなるまで継続することを最初に申し渡されていたのですが、ゾメタ点滴については「いつまで続けるのかなぁ」と漠然と思ったこともあったのです。

ゾメタの効果は、密度の下がった骨を丈夫にすること、破骨細胞を抑制し骨芽細胞を促進することですが、副作用がないわけではありません。

ゾメタの効果は、

1.悪性腫瘍による高カルシウム血症の症状緩和
(血中カルシウム濃度を低下させる)
2.がんの骨転移による症状の緩和
3.がんの骨転移による骨折の予防

ゾメタによって痛みが和らぐので
日常生活しやすくなるというメリットがありますね。

ゾメタの副作用は

骨に転移したがんの治療に、一般的に使われるゾメタですが
大なり小なり副作用もあります。

【ゾメタの副作用】
・倦怠感
・発熱
・吐き気
・頭痛
・消化不良
・インフルエンザに似た症状
など。
また、骨に痛みを感じた例もありました。
添付文書によると、軽度ではなく
重大な副作用を伴う場合もあります。

【ゾメタの重篤な副作用】
・急性腎不全や間質性腎炎
・うっ血性心不全
・低カルシウム血症
・間質性肺炎
・顎骨壊死や顎骨骨髄炎
・外耳道骨壊死
・大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折
など。
その他にも心臓や神経系などにも副作用が現れることがあります。

とされています。

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私の場合、ゾメタ使用の1回目に高熱が出ましたが(参照:発熱でダウン、犯人はゾメタの副作用だった (nya.28))、それ以後「閉経による更年期障害」に見られる「ホットフラッシュ」や「体重増加(嘆息)」のような典型的な症状意外には特に自覚症状もなく、有り難く「楽々」に過ごしてきました。

30秒診察の際に、時折り思い出したように「変人」主治医が、「顎に違和感はありませんか」と問診していましたが、それがゾメタの副作用の『顎骨壊死や顎骨骨髄炎』を確認しているのだということも理解していました。

そこまでは理解していたのですが、よもや、こんなことになろうとは!!

結論を申し上げるなら、2014年3月から、3週に一度(現在は4週に一度)のゾメタ点滴を受け続けた結果が、骨密度測定結果「あなたの骨密度は1.349g/㎠です、若い人と比較した値は133%です、同年代と比較した値は141%です」となったわけです。(爆笑)

何事も「平凡」を絵に描いたように過ごしてきた私が、人様と比べて「141%」になることがあろうとは、・・・はぁ、驚きました。(笑)

卑屈な凡人の私にとっては破格の出来事、何の分野であろうと、人様より優れたものがあれば喜ばしい限りなのですが、・・・これは「違い」ますね。(嘆息)

「変人」主治医が、ゾメタ点滴を減らす方針を私に告げる際、何やらゴニョゴニョ言ったところによると、「ゾメタを長期間続けた場合、効きすぎて【骨がもろくなる】場合があることもある・・・」そーです。

ゾメタのサイトで副作用を調べてみても書かれていないので、「そうなる」機序はよく分からないのですが、ゾメタによって作られる骨は「促成栽培」になるので、硬度か柔軟性に欠けるのではないかと思われます。

スカスカになった骨の密度を上げることができ、その意味での骨折を避けることは出来ても、本来の骨よりは弱いのでしょうか。

普通の医者なら、「そうなる」前に検査をして「そうなる」前に事態を回避すべく予防するのでしょうが(嘆息)、そこはホレ、「変人」主治医、「そうなって」から気付くという始末です。(笑)

まぁ私の場合、この度の「腓骨骨折休職2カ月」は天の配剤のように有難いものでしたから、結果オーライと言えますが。(笑)

もし、ゾメタ点滴を長期間続けておられる方がいらっしゃったら、「骨密度測定をした方がいいですよ」と、老婆心ながら忠言させていただきます。合掌。(笑)

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次は

です。

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ゾメタ・・・効きすぎなんじゃ・・・(爆笑)(nya.384)” に対して4件のコメントがあります。

  1. グリコ より:

    寒いですね。ゾメタ私は四週後ですが、人によって効果?違うかな?三週間ごととは、先生の考え事?治療方針て?来月は、病院行かなくていいなら、良かったと、良い方に?私は来月は、リュープリンに、ゾメダ、採血の結果おしえてくれるみたいで腫瘍の値確認するみたいです?薬効いてるか?と、先生言ってまして、まあ。放射線してるから、値は、下がってるかな?と、言われましたが、治療方針も、て、先生の言葉に、頭が、ついていかない。。今は、良いのか?悪い?て、まあ、悪いですが、反応が、ないのか?他の方と一緒には、進まないのは、わかりますが、不安です。けど、なんか?毎日いつものように過ごせる様にと、過ごしていますが。

    1. ふるゆら より:

      グリコさん、お寒うございます。

      風邪などひかれませんように。

      ゾメタの点滴は、私の場合3年半の通院で、前半は「3週間間隔」、後半は「4週間間隔」です。

      癌という病気は、人の個性がそれぞれ異なるのと同じように、個々人によってすべて病状も異なるので、混乱しますよね。

      折りに触れて「最悪」のことを想像してしまうので、心の振れ幅も大きくなって、それだけで疲れてしまいます。(嘆息)

      私は幸運なことに「気にならない」性分に生まれ落ちたので、「生きられるところまで生きるのみ」と割とすぐに思えたのですが、それでも不安がないと言えば嘘になります。

      そんな時に必ず思ったのは、【乳癌ステージ4】で末期がんの私でも、「癌で死ぬとは限らない」ということです。

      私の兄のように「くも膜下出血」で倒れることも、毎日の通勤途上で交通事故に遭うことも、【乳癌ステージ4】だからといって免除されるものではない以上、【乳癌ステージ4】の身体ではありますが、「いつ死ぬか分からない」という意味で他の人と何ら変わりないのです。

      病気以前の私と病気を知った後の私の違いと言えば、「人生は有限なんだ」と本当の意味で理解したことだけでした。

      グリコさんの「金魚鉢」の中の水は、グリコさんが生きている間揺れることを止めないでしょう。

      揺れていいんです。

      揺れるのが普通だし、当たり前です。

      つまり、「揺れている」ということが「生きている」ということだと受け入れると、ずいぶん楽になります。

      ちょっと、偉そうなことを言ってますね。(嘆息)ごめんなさい。

  2. 金太郎 より:

    141%!!!!!!!中略!!!!!後略。

    何なのですか?
    骨転移無数から4か所に激減というのにも驚きましたが、141%というのも驚異。

    ホルモン治療で骨密度が下がるのはよくあることのようですが、ゾメタの長期点滴で骨が脆くなるというのは初耳です。主治医の個人的感想の域を1ミリも出ていないのでは?
    いずれにせよ骨密度は高い方が良いのですから、素晴らしいことではありませんか。

    私は当初110%ほどでしたが、ホルモン治療で今は下がっていると思います。
    PET検査だけでなく骨密度測定のお願いも前回の診察で却下されました。
    できることなら10%ほど分けていただきたい(笑)。

    1. ふるゆら より:

      ええと、たぶん・・・、私という人間が「素直」なので、身体も「素直」に出来ていて、薬の影響を「素直」に受けているのではないでしょうか。(笑)

      ホルモン療法すれば、乳癌の転移が押さえ込めると聞けば「あ?そう」と思い、ゾメタで骨密度が上がると言われれば「あ?そーですか」とその通りになるという・・・・・。(笑)

      骨密度141%、驚く前に爆笑でした。

      そんな骨密度の私が骨折するのですから、「骨の品質不良」か「靭帯無敵強度」のどちらかだと思うのですが。(笑)

      ともあれ、体調に不快な症状がないのですから、私的にはノープロブレムです。

      このように脳がお天気なので、助かります。

      少し真面目に考えると、やはり「にんじん、りんご、レモンジュース」と「枇杷の葉こんにゃく温湿布」のおかげだと感じます。

      癌転移を減少させることにも、骨密度をアップさせることにも直接関係はしていないと思うのですが、確実に「腸の健康」には役立っていると思うのです。

      腸が健康になれば、免疫力がよくなって「いろんなこと」の効きが良くなるのではないかと・・・・・。

      金太郎さんも、がんばです。

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