「すみればあばのふるさと便 田舎の食卓」梅千枚やばい漬け (nya.1923)
かぶらの千枚漬けに飽きた方&卵ご飯のお伴におススメです。 (2022年2月4日)
相変わらず「なんちゃって家政婦」業を続けています。(笑)
私の本職は「天下のプータロー」なので(笑)、お気に入りの「ぐーたら生活」を無収入のまま少しでも長く続けるために、高齢の両親が出来なくなった家事をちょこちょこっと補うことで、家賃、電熱光費フリーのパラサイトであることを悟られないよう「なんちゃって家政婦」に擬態しております。
「なんちゃって家政婦」の主たる業務は食料の調達と調理ですが、高齢の両親の食べる量など僅かなものですから、結局「私自身が食べたいものを作って食べる」という自己都合の幸福を求めた上で「余分を両親に回す」というお気楽なものです。
しかも数年前、料理が得意で自慢にしていた母親が全く料理をしようとしなくなったために「流れ」でやり始めた料理は、「んんん?実は私、得意だし好きだった」ことが判明し、毎日の料理が苦にならない自分を発見しました。
先日は、スーパーの40%off事情と畑の野菜事情と食欲の相乗効果で、ついつい作り過ぎてしまう私に母親から「たくさんあり過ぎて食べきれない、作る量を半分減らすように」と注意勧告を受けてしまいました。(笑)
まぁこれには裏事情が合って、「食べることに意欲を失いがち」な高齢者の両親は、冷蔵庫の作り置きをレンチンして食べるのも面倒になり、お湯を注げば事足りる「どん兵衛」を食べて済ますことに魅力を感じるお年頃で、私の料理は手付かずのまま、、、しばしば「どん兵衛」に苦杯を舐めさせられています。
さらに「肉食系男子」の父は、私がぶり大根など魚系のものをメインに作り置きしているとお気に召さず、母親に銘じて冷凍餃子を焼かせたりしています。
・・・そりゃ、私が作った料理が余るのもむべなるかなです。合掌。
でも「なんちゃって家政婦」は挫けません。
私の目的は「高齢の両親へ栄養バランスの取れた食事を提供する」というような高邁なものではなく、我が家にパラサイトが生息していることを目立たなくする「擬態」ですから、毎日欠かさず料理をしているという「帳面消し」が肝なのです。(笑)
と、このような事情もありつつ、畑の野菜は出来るだけ漬物にして知人友人に配って「消す」ようにしている次第です。
で、今回の「梅千枚やばい漬け」です。
これは、YouTubeのおすすめ動画にあがってきたもので、タイトルを見た瞬間に「これだ!!」とトキメキました。
というのも今年のお正月、お節は百貨店に注文して済まし、紅白なますの代わりの「かぶらの千枚漬け」と黒豆だけ手作りしたのですが、例年通り黒豆は売り切れ、かぶらの千枚漬けは残りを持て余すことになりました。
畑には丸々と太った蕪があと5個ほど鎮座しておられます。
蕪の煮ものは煮崩れるのが早いので、作り置きには向いてないのが悩みの種、漬け物にするとなると千枚漬けしか思いつかないしググっても千枚漬けばかり、、、どーしたものかと思案しておりました。
そこにYouTube先生の登場です。パチパチパチ。
YouTube先生は大根で「やばい漬け」を作っておられましたので、私も最初は大根で作ってみたのですが、出来上がりを試食して「これなら、蕪でもイケるぜ!!」確信しました。
しかも魅力はこれだけに留まりません。
この「やばい漬け」は、もう一つの私の悩みの種にも一筋の光明を投げかけてくれます。
昨年私は、平成元年作8リットルの保存瓶にびっしり漬かった「梅干し」を発掘するという残念な偉業を成しています。(号泣)
想像してみてください。
8リットル瓶の9割方を隙間なく埋め尽くされた梅干しの数と、その上にみっしり10センチの厚みで堆積している紫蘇と、年寄りしかいない一般家庭で消費できる量の対比を。
しかも、「田舎の百姓に代々伝わる伝統的な梅干しの漬け方」で漬けられているため、圧倒的に塩が勝ったしょっぱい梅干し。
やわらかい南高梅を蜂蜜で甘く漬けるのが主流である現在、他人様に「お裾分け」することも憚られる代物です。(号泣)
・・・で、「梅千枚やばい漬け」です。
▼今回のレシピはこちら▼ ーーーーーーーーーーーーーー
●大根 ≒5cm 50枚●塩昆布 大さじ2(基準2つかみ) ●みりん 大さじ1●お酢 大さじ1 ●砂糖 小さじ1● お酒 大さじ3 ●かつお節 1PKG(2.5g)● 鷹の爪 1本
鷹の爪を入れた場合、1週間ほどは、大丈夫でしたが開閉していない状態です。※保存期間は清潔な容器、どれだけ入れ物を開閉するか?大根の鮮度などで大きく変わりますので必ず確認して頂いて安全に楽しんで頂けるようお願い致します。
梅干しは3~5個 高い物じゃなくて良いです。カリカリ梅以外で・・・ 梅にも味が混ざりあって新しい梅になりますよ。
私なりに試行錯誤した結果、YouTube先生のレシピを改変したのは以下の通りです。
①大根/蕪のスライスは、最終的に卵ご飯を巻いて食べることを目指しているので、薄い方が巻きやすいです。
②レシピでは、大根/蕪をスライスしたまま漬け、それらから出る水分を含んだ漬け汁にすると言われていますが、ちょっと味がぼやけるので、やはりつける前に一塩して数時間置き、余分な水分を捨ててから漬けた方が美味しいと思いました。
③各家の好みだと思うのですが、調味料はレシピの分量より多めに、特にお酢と砂糖が強い方が、卵ご飯を頬張った時に幸せを感じるように思います。
④さらにマニアックな幸せを求める方は、まずはノーマルな「卵ご飯+梅千枚やばい漬け」を楽しんだ後、少量のキムチを加えて味変して口に入れる時、変態的な喜びを感じること請け合いです。(笑)
それでは、ぜひお試しください。
ふるゆらさん、風太くん、おはようございます。私も「やばい漬け」トライしてみます。大根のスライサーが欲しくなりました。私は家事では料理が好きなのですが、毎日、食の細くなった母の食事に苦戦してます。「どん兵衛」や市販の介護食に負けて、何度もブチ切れています。やっぱり自前の料理を食べさせたいじゃないですかぁ~。このブログを見て、ふるゆらさんのご両親も!と、「どん兵衛」恐るべし…笑えますねぇ。猫ちゃんのチュールみたい。
ふふふ、私の周りにもヒアリング調査しましたが「高齢者はどん兵衛が好き」という意見が複数あり、どん兵衛の底力は計り知れないのでした。合掌。
あと、絵里さんはもうご存知かもしれないのですが、「食が細くなった高齢者にはメイバランス」がおススメです。
『メイバランス』は寝たきりの方の栄養補助にも使われているドリンクで、日常の食事では摂取しずらい亜鉛なども含まれていて、高齢者には食が細くなくても飲んだ方がいい代物です。
我が家では、「食欲がなくて一食抜いた時には、必ずこれを飲む」というルールにしており、ネットで箱買いして積んでいます。
すっかり食が細くなった母親が、わりと血色がいいのもこのお陰かと思っていますよ。
絵里さん、ガンバ!!
ふるゆらさん、ありがとう。メイバランスもウィダーインゼリーもストックしてるのですが。母には今一つらしいです。メイバランスなんていろんな種類があっておいしそうなのに、濃度が濃いみたい。夏場は氷いりで飲んでたのですが。この頃遠のいてます。そうか、水を足して温めればいいのかな。気がまわらなかった!!加熱したら、栄養素が分解されちゃうのかな? ふるゆらさんのお母様も、食事とりたくないなんて言われるのですか? 娘たちが努力しているのに。お互い、ガンバ!!ですね。
うんうん、お互いにガンバです。
私の周りの年寄りは皆「メイバランス好き」派ですが、絵里さんのお母さまは今一つお気に召さないのですね。
ふむふむ、「何でもかんでもグーグル先生」の私ですので、早速ググって見ましたが、「メイバランス アレンジレシピ」でけっこうヒットしましたよ。
コーヒーが◎なら、メイバランスにインスタントコーヒーを加えてアイスコーヒーなんか、簡単そうです。
ふるゆらさん、メイバランスのアレンジレシピあるんですね。これからじっくり見てみます。ありがとうございます。それから、カインズでスライサー買って、大根の「やばい漬け」作りました。まだ漬けたてですが、かなりおいしいかも。小指もスライスしてしまい、大根の水気を絞るときは、指サックの中に塩水が入って「やばい」痛さでした‼
絵里さん、お大事に。
私も大きな蕪を5個とか大根を3本とかスライスしていると、終わりの方でかなり「命懸け」だったので、「指ガード」を買ったのでした。(笑)
「やばい漬け」見た瞬間「これ、鉄板でしょ、美味しいに決まってる」とトキメキました。(笑)
さらに、かぶらの千枚漬けで卵ご飯を巻いて食べるのが大好物の私にとって衝撃的だったのは、YouTube「やばい漬け」動画でも、卵ご飯をおススメしていたことでした。
・・・私だけではなかったのか、と感動しました。(笑)