兄上様、「還暦」お誕生日おめでとうございます(nya.2842)

8月の川

あれから22年の歳月が流れましたよ。(2024年8月11日)

お誕生日おめでとうございます。

今日はあなたの60回目の誕生日です。

あなたがくも膜下出血で倒れたのが38才の時でしたので、22年経ちました。

あなたが倒れた時、3才年下の私は35才でした。

お互いに、あれからいろんなことがありましたね。

2度の危篤を乗り越えて命を繋ぎ、左半身不随、高次脳機能障害の障がい者として生きることになったあなたの妹として、今の暮らしに落ちつくまで、五里霧中、四苦八苦、七転び八起き、、、様々な体験をし、様々な風景と出会いました。

あなたと共に生きることで、ほんとうにたくさんのことを学びました。

2人で道なき道を切り開き、ようやくあなたの一人暮らしが可能となって、やっと一安心した頃、今度は私自身が、浸潤性小葉癌という乳がんで、多発骨転移のステージ4の末期がん患者であることを告げられました。

それからは、私一人で再度、五里霧中、四苦八苦、七転び八起き、、、様々な体験をし、様々な風景と出会いました。(笑)

何よりも有難かったのは、その間も今も、あなたが体調を崩して入退院を繰り返すようなことが全くなく、私に十分な時間を与えてくれたことです。

ほんとうにありがとう。

お互いに、きっぱりさっぱりした性分で、「支え合いましょう」なんて甘っちょろいことは一切考えず、自分の足で立つ(まぁ、あなたは車椅子ですが(笑))ことを「当たり前」と思う兄妹であることにも、ずいぶん救われました。

あなたは38才でくも膜下出血、私は46才で乳がんステージ4、いつこの世を卒業してもおかしくないのに、あなたは22年間、私は10年間、サバイブしている「ダイハードな」兄妹。

これからどうなるかなんて神のみぞ知る、です。

『川の流れのように』蛇行しながら流れる時の流れに身を任せるしかない兄妹です。

ただただ今日は、お互いが今日という日に生きていることを祝いましょう。

8月の川

ああ 川の流れのように おだやかにこの身を まかせていたい
ああ 川の流れのように いつまでも 青いせせらぎを 聞きながら
≪川の流れのように 歌詞より抜粋≫

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兄上様、「還暦」お誕生日おめでとうございます(nya.2842)” に対して2件のコメントがあります。

  1. たお より:

    春や梅雨がほとんどなくなってしまいましたね。
    ふるゆらさんの体調はいかがでしょうか。

    こちらは、海に近く内陸ほどに気温が上がらない南関東ですが、今夏は朝の九時で室温30℃超え!はあ~「もうそろそろ勘弁してくだされ!」と天を仰いで懇願する毎日です。

    先月半ばの時点で、どうやら慢性的な熱中症になっていたようで、悪心や下痢を繰り返していましたが、今月になって朝からエアコンを点けるようにしてからは落ち着きました。
    本当に文明の利器に感謝です。

    そして、医学の進歩にも感謝ですね。
    何しろ私たちは、100年前に生まれていたら、もう存在していなかったかもしれませんから。

    生きていれば、悲しいことも辛いことも苦しいこともあるけれど、
    命が有限であることを、頭ではなく実感として意識できた日からは、その向こうにある幸せにも目を向けられるようになった気がします。

    今、ふるゆらさんもお兄様も、丁度良い距離感で、それぞれに自立した生活をされているということですが、それまでの間には、当事者でないと解らない多くのご苦労があったのですね。
    以前、ふるゆらさんが書かれていた「ホイ」(でしたっけ?天と地の守り人の)を思い出しました。

    あー夕飯の支度がめんどくさい!などと言っているようでは、せっかく与えられた時間がもったいないですね。反省して、ご飯作ります。

    では、実りの秋まで、もうしばらく我慢しましょうね。

                                 

    1. ふるゆら より:

      たおさん、お暑うございます。

      熱中症、大変でしたね、ご無事で何よりです。

      こちらも午前9時にもなれば室温30℃越えの日々です。

      毎日「雨マーク」が現れるのを期待して週間天気予報をチェック、なのに、ずーーーーっと晴れマークのお日様が並んでいるのを見て、「これはもはやイジメじゃないか」と溜息をついています。

      虚弱な体、貧相な体力しか持ち合わせない者にとって、ほんとに夏は厳しく、「匍匐前進、匍匐前進」と念仏を唱えてサバイブしています。(笑)

      その暑い夏の盛りに生まれた兄が「還暦」を迎えたことは感無量です。

      多発骨転移でステージ4の私が10年サバイブ出来ていることにも十分に驚いていますが、38才で半身不随になった兄が22年サバイブして「還暦」を迎えられる日がくるなんて、、、、。

      つくづく、私のような無明の中で生きる凡人が、先々のことをアレコレと心配して悶々とすることは不毛なのだと思い知らされるばかりです。

      私たちギリギリ家族が、どのような計らいで、思いがけない穏やかな時間の猶予をいただいているのか、凡人の知恵の及ぶところではないのですから、ただただ感謝して、ただただ「今」を無邪気に楽しむのみです。

      ちなみに、私は今日の昼食に「ナスとトマトとベーコンのチーズ焼き」を作って、夏を満喫しましたよ。

      美味しいものを食べるのって、一番簡単に幸せを実感できる「便利ツール」だから、私は料理が好きなのですよ。(笑)

      たおさんも、「今」を存分に楽しんでくださいね♪

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