本日、復職いたしました(嘆息) (nya.365)
『大人の塗り絵』と「天の配剤」に感謝する休暇でした。 (2017年10月29日)
8月30日に右足首の腓骨骨折をして以来、2カ月、会社を休職して療養しましたが、ついに「年貢の納め時」がやってきてしまいました。(嘆息)
今日から再び「サラリーマン」です。
ほんとうに「楽しい休暇」の日々でした。
最も楽しかったのは、風太が我が家に降臨されてから初めて、こんなに長く一緒に過ごす時間を持てたことでしょうか。
夏の間は母親の部屋で寝起きをしていた風太ですが、私が療養している間は主に私の部屋で過ごしてくれました。
「ホスピス犬」がいるように、どうも我が家の風太は「ホスピス猫」のようで、夏の間は母親が暑さにやられてふらふらしていたので「付き添い」をし、その後は私の骨折に「付き添って」くれたようです。
小さな命が、常に自分の傍らにいてくれることは、本当に心を暖めます。
人を励ますことに言葉はいらないんだなぁ、と風太を見てしみじみ思いました。
療養した2カ月間、骨折して入院して手術して退院した以外に「何をしていた」のかというと、「ほんとに、何も、していない」と胸を張って言えます。(笑)
以前にも体調不良で病気休職の経験がある私ですが、その時は、原因不明の体調不良が「治るのか治らないのか」と気を揉みながら過ごしました。
でも、今回は「骨折」ですから、心広く、思う存分、だらだらできる、ところが画期的でした。(笑)
本もほとんど読まず、ユーチューブをラジオがわりに聞き流しながら『大人の塗り絵』に色鉛筆で彩色していたら、あっという間に1日が終わるのです。
この『大人の塗り絵』は「自律神経に効く」ということで、本屋さんに並べられているので、見たことがあるかもしれません。
【乳癌ステージ4】の診断を受ける前は「自律神経失調症」の病名をいただいていた私ですから、思わず手を伸ばしてしまいました。(笑)
去年の秋にブログを書き始める以前、ちょっとやってみて気に入り、36色鉛筆まで買い揃えていたのですが、「野生の勘」の導きによりブログを開始してしまい、「それどころではない」と放り出していました。
今回の休職中「本を読む気分じゃないなぁ」と思い、このたび発掘して再開したのです。
写経ほど退屈ではなく、クロスワードほど集中力がいらず、スケッチほど頭を使わないのがミソで、程よく「頭が空っぽ」になります。(笑)
誰の評価も気にせず、固定概念を捨てて色を選んで塗っていると、「確かに何やら解放感」があるのが不思議です。
時間が出来たらやろう、と考えていたことが他にないわけではありませんが、すべてを放り出して「何もせずに時間を過ごす贅沢」を自分に許すことにしました。
そうした時間を過ごしていると「そーだった、私はこんな風に時間を過ごすことがとても好きだった」と、大学生の頃の自分を思い出しました。
社会人として過ごした時間と、社会人になる前の時間が等しくなって、直近の社会人としての自分が「自分」なんだろうと思っていましたが、「そうではない自分」がオセロをひっくり返したように現れて、ちょっとびっくりです。
ああ、「これは天の配剤だった」と感謝したのは、私が右足首の腓骨骨折で運転ができなくなったため、母親の運転で通院し、その運転が「想定以上に危険水域に達している」ことを知ったことでした。
ニュースで老人の起こした事故を聞くたびに、後期高齢者の両親の運転のことを不安に思ってはいましたが、今回でその不安が現実味を帯びました。
田舎に住む者の宿命として、スーパーへ買い物に行くにも、友人に会うにも車がなくては成立しない生活なので、老人の「免許証の返納」は死活問題です。
そのこともあり「まだ大丈夫」と思い込もうとしていたのですが・・・。
事故も起こさずに運転している母親なので「こんなことになっている」とは知らずに、それぞれの生活を楽しんでいました。
が、スーパーの駐車場からバックで出ようとして、アクセルとブレーキを「迷っている」母親を見れば、厳しい現実を見ないわけにはいられません。
我が家は両親と私がおのおの車を運転しますので、今回のことがなければ母親の車に乗る機会がなかったのです。
ほんとうに、びっくりしました。
そして、「とうとう来るべきものが来たのだ」と親の老いを受け入れました。
これから先、長く繰り広げられること必至の「免許証返納バトル」を思うと溜息しかありません。(涙)
そうこうしている間に時間は飛ぶように過ぎ、「復職」の時期を考えなくてはならなくなりました。
考えるたびに「行きたくない」という気持ちになるのは「想定内」の心の揺れでしたので、そのうちに「しかたない、行くか」と変化するものだと思っていましたが、その変化がなかなか起きないので焦りました。(笑)
今回の2ヶ月の休職は、自分が【乳癌ステージ4】だと知ってから3年半、初めてのまとまった休養でした。
自分が【乳癌ステージ4】だと知るずいぶん前から、体調不良が続き「ギリギリ」を続けていたのですから、「ギリギリ」のサラリーマン生活がもう10年近くになっていました。
今回休んでみて驚いたことに、嘘のように身体が楽なのです。
何もしない日が一日一日重なるごとに、「ああ、私、ほんとうに休みたかったんだなぁ」と思い、自分が休むことを渇望していたことを思い知らされるようでした。
休んでも休んでも「身体が休養を欲している」らしく飽きることがありません。
それにアレコレぼやき続けてきた身体の不調が、ほとんどなくなりました。
気象病頭痛で頭痛薬が手放せなかったのに、頭痛薬を飲まなければならないほどの頭痛になることは数えるほどです。
毎朝5時に起きて入浴、出勤で、6時間の睡眠確保が難しかった生活から、アラームなしで目覚めるまで寝る生活になったことで、あれほど苦しめられていた「日中の居眠り」もなくなりました。(嘆息)
カイロを当ててしのいでいた左大腿骨の冷えも感じません。
考えれば考えるほど、私の身体でサラリーマン生活を送ることに無理があったのだと思え、再びその生活に戻ることが「ブルー」に感じられるのでした。(涙)
とはいえ、サラリーマンの収入をあっさり手放せるものではありません。
骨折も順調に治ってしまいました。(嘆息)
とりあえず復職し、今後のことを「真剣に」考えようと決めました。
今回の「療養」は、本当に「天の配剤」でした。
これから私の過ごす時間がどのようなものであって欲しいのか、漠然とした「現実逃避」ではなく、具体的に見えてきました。
ますます年老いていく両親、左半身不随の兄の健康、そして私自身の「幸せ」を思い、「最善を尽くそう」と決心させてくれた今回の「骨折」でした。(笑)
禍福は糾える縄の如し
「最善を尽くそう」と思えたことが何より「よかった」と思うのです。合掌。
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復職おめでとうございます…
とりあえずおめでとう㊗️
でもゆっくり休むと本当にストレスから解放されて身も心もとろけて
あーー 生きるって楽しいと
感じますよね!
私も40年間ずっと急ぎ足で過ごしてました。
他は最小限で良い
自由な時間が沢山欲しい
ステキな塗り絵
風太君とこちらまで良い空気、季節・
いつも届けていただき、ありがとうございます
よじくんさん、お久しぶりです。その後の体調はいかがですか?
私の楽しい「骨折休暇」は終わりを迎えてしまいまたが(嘆息)、よじくんさんは「自由な時間」を楽しまれてますか?
骨折したと分かった瞬間に「これは私の転機になる出来事だ」と感じましたが、やっぱりその通りでした。
去年の秋にこのブログを書き始めたことも大きな転機でしたが、今回の「骨折休暇」は、さらに大きく舵を切る契機になりそうです。
これから晩秋を迎え、冬を過ごし、来年の春、自分がどんな景色をみているのか楽しみです。
今晩から急に冷え込むとのこと、何とぞご自愛なさってください。
私も風太とぬくぬくします。(笑)
復職おめでとうございます。
と、一応は書き出してみたものの、めでたいとばかりは言えないようですね。
複雑なご心中、お察しいたします。
ふるゆらさんは休職もあり、このところ体調は現状維持どころか上昇基調にあったのですね。
それだけお仕事が負担であったということの裏返しとも言えるわけですが。
復職しても体調第一で頑張りすぎないようになさってください。
スマホで塗り絵のアプリを入れてみましたがすぐに飽きてしまいました。
望む場所にうまく塗れないのがストレスでしたが、アナログの塗り絵ならストレス発散になるとは。
以前コメントしましたが、10年以上前に発症した酷いめまいが3年ほど前に再々再発して、
間断なく苦しめられております。
ストレスによる自律神経失調症というのがその原因ですが、頓服も強い注射も全く効果無し。
それこそ最後は陰陽師かというところですが、先ずは鍼灸と併せて大人の塗り絵を試してみることにします、
金太郎さん、いつも明るい口調でコメントをくださるので分かっていなかったのですが、酷いめまいにも苦しんでおられるのですね。
その上、お家の事業を畳まれる激務をこなされているなんて・・・、「昭和のど根性魂」を感じずにはいられません。
そのうちに少しペースダウン出来る時が来るのでしょうか。
目の前に問題が山積している間に「ほどほど」に出来ない気性であることは、私も「同じ」なので求めませんが、その時が来たら休んでくださいね。
金太郎さんからのコメントを楽しみにしている私と風太のためと思って、お願いします。
「大人の塗り絵」が自律神経に「効く」かどうかは怪しいのですが(笑)、アレコレ考えて湯気が立ちそうな時、1時間でも時間が作れたらやってみてください。
自分が様々な色を操って、美しいものを創り出していく過程が楽しいですし、失敗しても次のページがあるので、心広く冒険できます。
チューリップの色は赤か黄色、海の色は青、と自分でも気づかないくらい多くの「固定概念に縛られて生きている」ことから、ほんの少し解放されます。
海の色が赤くてもいいのです。
朝日や夕陽を受けた海かもしれないし、『十二国記』のようにこの世のどこにもない世界の海かもしれません。
ほんの少しの自由を楽しんでください。