巡回業務中、田舎猫風太のお仕事レポート (nya.551)
猫と散歩できるなんて思いませんでした・・・(笑) (2018年5月4日)
風太の相方である私が、人として「変人」ポジションだから風太が「変な猫」になってしまったのか、もともと風太が猫として「変な猫」だから私の相方として「ご縁」で結ばれたのか分かりませんが(笑)、猫と私は、お散歩を楽しむ間柄です。
こうして毎日風太の写真をブログにアップするためには「大量の写真」が必要であり(笑)、風太のお仕事である「巡回業務」の後をカメラを持って追いかけているうちに、いつの間にやら「一緒にお散歩」することが当たり前になりました。
犬と違って、首輪やリードを付けていない猫との散歩ですから、家を出て数分もたたないうちに「マカレテ」しまうこともよくありますし、風太が一旦「ここでのんびりさせてもらいます」と決めてしまうとそれで終了ということもよくあるのですが、「気が向けば」小一時間くらい、私と一緒に近所の田舎道を歩きます。
風太はオス猫ですので、テリトリーを巡回しなければ気が済まず、私がいなくても彼の「シマ」をチェックして回るのですが、私という「大型動物」を連れて歩けば危険も少なくて済むということは、賢い風太にとって「自明の理」な訳で、「写真を撮りたい」私とウィンウィンの関係が結ばれているのです。(笑)
猫の「テリトリー」は、目に見えない線でキッチリ決められていて、風太もある地点まで来ると「ピタッ」と止まって進まなくなります。
だいたい我が家から100mくらいでしょうか。
何か「危険」なことがあっても、全速力で走って逃げきれる距離を逆算したものではないかと思います。
だいたい、私の住む田舎のような環境で「半径100m」ともなれば、狐、狸、イタチ、鹿、猪、無数の鳥、虫、トカゲの生息圏と被ってしまうので、オス猫風太は気が休まる暇がないのです。
はい、そこで「大型動物」の私という「用心棒」が歓迎される理由が生まれるのでした。(笑)
その上、風太のテリトーリー内ではあるものの、危険が大きく諦めていたあの場所この場所に、私という「用心棒」付きなら踏み込むことも出来るのです。
そうして「テリトリー外」に出た時は、5分おきくらいに私の居場所を確認するために戻って来て、足元にスリスリして「安全確認」を怠りません。
私が別の場所に移動すると、視野に入る距離を保って後ろをついてきます。
こうして「一緒に散歩」が成立する訳です。(笑)
風太は生後半年くらいで去勢をし、すっかり「永遠の少年ピーターパン」なのですが、それにしては「中性化」することなく、きっちりと「オス猫」です。
テリトリー意識の強さもそうですが、去勢したオス猫はしないはずの「おしっこスプレー」マーキングをアチコチにします。
家の中では決してしないので助かっていますが、『男は敷居を跨げば七人の敵あり』と野生の本能が目覚めるらしく(笑)、要所要所でマーキングをしています。
その上「闘争本能」もしっかりあるようで、今のところ「喧嘩は無敗」を保っていて、大きな傷をして帰ってくることはありません。
先日も春になって風太のテリトリーの中に入って来た猫を見事に撃退していました。
「ふぅぅぅぅ」「ぐるるるるぅ」という唸り声を聞いたので仲裁に入ったのですが、私を見て戦意喪失した猫が10mほど先に逃げたのを一旦見送った癖に、私の顔を見上げ「いける!!」と思ったのでしょう。(嘆息)
チーターのように追いかけて猛ダッシュ!!後ろからタックルをかまして転ばせておいて、ゴロゴロ転がりながらマウンティングしていました。(嘆息)
ただし、「無敗」ではあっても「無傷」ではありません。
先日は前足の肉球を両方ケガをして帰ってきました。
肉球と言っても、人間でいう手首の辺りにポチっとある肉球で、どう考えても「ケガをしにくい」場所にあるアレです。(嘆息)
そんな場所の肉球をどーして「両方いっぺんに」ケガすることができるのか・・・。(嘆息)
私の推測では、風太の苦手な「木登り」をした上、降りられなくなってズルズルとずり落ちた結果ではないかと思うのです。ぷぷぷぷ。
2013年11月生まれの風太は、現在4歳と半年。
人間で言えば「35才」くらいでしょうか。
脂の乗りきった「男盛り」です。
先日予防ワクチンのために動物病院へ行きましたが、その場にいたどの犬猫よりも風太の鳴き声が大きく、順番まで外で待ちました。(笑)
体重は5kg弱ですが、動物病院の看護婦さんからも「みっちり筋肉質」とお褒めいただきました。
大きな声で鳴くのは「生命力が強い証拠」と苦笑いされました。(笑)
はい、終了です。
『巡回業務中、田舎猫風太のお仕事ルポ』でした。
猫の寿命は15年くらい。
外を出歩く猫は、家猫よりも危険が多く長生きできないので10年くらいだそうですが、「楽しく生きること」がモットーの私の「運命の相方」です。
こんなに楽しそうに「お仕事」をしている風太ですので、一緒にいられる時間を大切にできたら、お互いに本望だと思うのです。合掌。
次は
です。
持ちつ持たれつの風太氏とふるゆらさんのお散歩、後ろから付いていってみたいなあ。
うちの猫はとうにシニアですが、まだまだ元気でいるよう、時々言い聞かせております。
かえでさんの相方はシニアさんですか。
少しでも長く一緒にいたいですね。
風太は4歳半、風太とおんなじだけ生きたいと思っています。
風太が長生きしてくれて、よぼよぼじーさんになっても一緒に散歩したいです♪
そうですね。みんな長〜〜く一緒にいられますように。よぼよぼ風太氏とのお散歩も楽しみですね。
風太ちゃんいつもありがとう
ふるゆらさんがご病気でなければ風太ちゃんと出会っていないと
思うと不思議な気がします
風太ちゃんもふるゆらさんが飼い主でよかったと思ってるでしょうね
誰か一緒にいてくれる存在がいるって素敵なことです
風太ちゃんにしてみればふるゆらさんが休職してくれて
いつも一緒にいてくれて嬉しいなと思ってるでしょう
栃木県那須の山中に実家があるのですが、私の母も
猫二匹と散歩をする人です。至高の幸せですね
ゆうこさん、ありがとうございます。
お母さまが、「猫と散歩する方」なのですね(笑)
風太と私は、互いに話している言葉を理解しませんが、一緒に散歩すると、お互いに相手を思ってるんだなぁと感じて、言葉って何なんだろうと思います。
これが相手が人間だと、こんなに寛容になれなくて「ああしてくれたらいいのに」などと、勝手に期待をして勝手に失望したりします。
でも風太に望むことは「一緒にいてくれること」だけで、私のために何か役立つことをしてくれなくても、それだけで十分に感謝と幸せを感じるのです。
もしかしたら、風太が私の人生に登場したのは、「愛し方のレッスン」のためではないかと思う時があります。(笑)
ああそうかもしれませんね
猫を撫でてるだけで満たされます
猫の散歩に同行したことがありますが
「ぴょ〜んとどっかに行っちゃうでしょう」と
思ったらそんなことなくて母に付かず離れず
二匹が付いて来て驚きました
前に行き過ぎたコマが振り返ってじっと待っています
道端の匂いに引っかかって置いてきぼりになりそうなタマに
「タマや〜。」と呼ぶとスタタタタと走ってきます
原生林の中の道で人も車も全くないので可能なのでしょう
山に管理事務所があり、困った時にすぐ駆けつけてくれるのですが
母がネズミの死骸の処理をお願いする電話をしました
おじさんが来てくれて「どこですか、ねずみ」
「あそこです!ドアの後ろにいるんです!」
「…ああ…。これは…違いますね」
それは猫のねずみの形をしたおもちゃでした
母は始終こんなことをしでかしています
世間知らずのお嬢さんおばあさんです
おおお、ゆうこさんのご母堂様は、その道の「達人」でいっらっしゃいましたか。(笑)
猫の何が好きかというと、ペットとして人に親しみを感じている反面、その小さな体に野生を残しているところです。
散歩の途中に急に走り出したりすると、あっ晴れなスピードとバランス感覚、そして紛れもなく「ネコ科」の野生があり、うっとりするのです。