「すみればあばのふるさと便 田舎の食卓」白菜のゆずジャム漬けとその他いろいろ (nya.1510)
夏は夏、冬は冬で忙しい田舎の食卓です。(笑) (2020年12月18日)
今日の要件に入る前に、毎度「長い前置き」にお付き合いいただきます。合掌。
時は10月に遡ります。
これはもう何度も申し上げた「田舎あるある」なのですが、あるものが収穫期を迎えた時、田舎者の「おすそ分け」の単位は、スーパーのレジ袋(大)となります。
今の時期ですと、「両手で抱える大きさの白菜が1個」とか「みずみずしい葉っぱが茂った状態の大根x2&大きな蕪x3」とか「ぎっちり詰め込まれたほうれん草&春菊&土の付いた太ネギx3」とかが、よくある「おすそ分け」です。
有難い、、、有り難いことではありますが、シルバーな家族3人で構成される我が家の場合、いただいて思うことは「はてさて、これをどのように【処理】すれば消えるだろう(嘆息)」です。(笑)
そんなサバイバルを続ける我が家に(笑)、10月のある日、スーパーのレジ袋(中)に詰め込まれた「スダチ(酢橘)約40個」がギフトされました。
すだちと言えば旬の焼きサンマには必須アイテムですが、40個のすだちを消費する「焼きサンマ」は、、、あり得ません。(涙)
そこで困った時の「グーグル先生」にお尋ねしてみたところ、「すだち農園」関係者の方が、「果汁は凍らせればいつでも使えるから便利だし、皮はジャムにすると美味しいよ♡」と教えてくださいました。
私の朝は「にんじん、りんご、レモンジュース」から始まります。
スーパーでレモンを買うたびに「リンゴが1個100円なのは納得できるのに、、、レモン1個が100円が納得できないのは何故だろう。高い、高すぎる」と断腸の思いでカゴに入れていましたが、「これなら、レモンの代わりにすだちの果汁で良くね?」と閃き、「呪いのすだち40個」は「祝福のギフト・すだち40個」に変身しました。(万歳)
しかも我が家の台所には「にんじん、りんご、レモンジュース」のお陰でスロージューサーを常備しているので、果汁を絞るのも簡単ですから、やる、やらないなら「やるの一択」です。
すだちの皮を剥いて半分に切り、ボウルにザルをセッティング、その上でギュッとすだちを握って種を除き、残った実をスロージューサーにポイポイ投げ込めば、すだちの果汁絞りは完成です。
な、なんと、40個のすだちで500ccほどになりました。(万歳)
それをいそいそと100均で買った製氷皿へ注いだら、すだちアイスキューブの完成です。
あとはジャムですが、皮を適当に粗みじんにして、スロージューサーから吐き出された薄皮その他と合わせて3回「煮こぼし」をして苦みを押さえ、種をお茶パックに入れ(ジャムのとろみになります)、皮が柔らかくなるくらいに煮えたら、お砂糖をドバーっと入れて、好みのジャムの固さまで煮詰めれば完成です。
・・・完成ですが、、、最初の想定を上回る量のジャムが出来上がることが難点です。(嘆息)
この場合、片手なべ「きわきわいっぱい」のジャムが出来ました。(嘆息)
このようにして10月はすだち、ライムを頂戴し、11月には柚子を頂戴した私は、どれも「レモン果汁の代わり」としてアイスキューブに変身させた訳ですが、その副産物と言うにはあまりにも大量の「ジャム」を抱えることになりました。
その上、愚かな私は、スーパーで見かけた、それはそれは美しい特売価格の国産レモンの誘惑に勝てず、それまたアイスキューブとジャムに変身させてしまったのです。(号泣)
どれも「マーマレード」と同じく柑橘類のジャムですが、私作のジャムは、皮だけでなく、特に栄養素の高いとされる白い筋やわた、袋までいただこうという魂胆でぶち込んでいるのため、、、香りは文句なしに絶品なのですが、ちと苦い、、、。(嘆息)
とは言え、もちろん美味しいのです。
ヨーグルトやアイスクリームのような乳製品と合わせると、苦みより香りが素晴らしく絶品です。
しかし、大きめのタッパー4つに4種類のジャムがドドーンと鎮座している冷蔵庫は、、、。(嘆息)
母が毎朝食べているパンを禁止し、ジャムを生地に混ぜ込んだ「蒸しパン」をせっせと作り、それを食べるよう強制しましたし、私はヨーグルトにこれでもかという量のジャムをせっせとトッピング、友人が来るとなるとジャムを生地に混ぜ込んだ「クッキー」をせっせと作って試食させて持ち帰らせ、せっせせっせと「減量」に励みました。
その甲斐あって、すだちが消え、ライムが消え、残るはレモンとゆずまで漕ぎつけました。(万歳)
さて、ここまでが「長い前置き」です。ははは。
レモンはさておくとして、ゆずは何かの料理に「大量に」使えたりするのではないかと妄想したのです。
そーゆー時には教えて「グーグル先生」に問い合わせれば、日本国内のどこかに、私と同じように「ゆずジャム」を抱え、それを解決した人がおられるのです。
ありました、『ゆずジャムの白菜の漬物』。ブラボー、ハラショー、万歳三唱。
早速作ってみたところ「これは、イケる♪」と思う出来でしたので、ご紹介します。
用意するものは、白菜(1玉)、お酢(150cc)、みりん(150cc)、昆布だし液(適量)、鷹の爪(適量)、だし昆布(細くカットしたもの適量)ゆずジャム(適量)です。
手順は、
①お酢とみりんを合わせて煮切って粗熱をとります。
②白菜の葉と軸を分け、軸の部分を適当な大きさにカットします。
③カットした軸をビニール袋に入れ塩(大さじ1)を振りかけてこれでもかと揉み込んで放置(20分程度)します。
④白菜の軸から水が沁み出したら、葉の部分を軸より大きめにざく切りして③に加えてしっかり揉み込み放置(10分程度)、葉がしんなりしてきたら、塩加減を確かめます。
⑤塩が濃い場合は水で洗い、適度な場合はそのままで、ぎゅっと5回くらい握って、しっかり余分な水分を絞ってきってください。
⑥①に鷹の爪、だし昆布液、だし昆布、ゆずジャムを加えて味の調整をします。
※要は「すし酢」くらいの甘さと酸味を目指します。
※甘みが足りない場合は砂糖で調整してください。
⑦ジップロックに⑤⑥を入れてさらに揉み込み、空気を抜いて冷蔵庫へ。
⑧完成です。2、3時間後には食べられますが、保存が効くので1週間くらいは大丈夫です。
ゆずジャムって、いただきもので最初は「はちみつゆず湯」とかにして楽しむけれど、飽きてきて残ったりするので、そのような場合の「処分」に便利だと思います。
本格派の「白菜漬け」より簡単ですし、色は同じくらいきれいです。
要は「ゆず風味の白菜の甘酢漬け」なので、口当たりが冷たく、さっぱりするので、お節の「箸休め」にもいいんじゃないかと思いました。
・・・で、今日のブログタイトルにした「その他いろいろ」の部分ですが、母に代わって「料理番」となった私が、ジャムの他にも「収穫物」を保存加工していますので、簡単にご紹介します。
①柿・・・我が家の車庫の前にある柿の木は小ぶりな木なのですが、それでも100個ほどの実を付けます。熟す時期は一斉に熟しますから、放置すると熟して落下した柿の実をタイヤで踏むという悲劇が発生します。そこで、「柿仕事」です。一気に収穫し、一気に皮を剥き、4等分したものを「冷凍」します。自然解凍した柿は、普通の柿であっても「熟し柿」のようになり美味しいです。何より、いちいち剥いて食べなくていいので気に入っています。(笑)
②パセリ・・・もともとゴワゴワした葉っぱですが、放置するとガサガサになりますので、これも一気に収穫し、水洗いして水気をよく切り、葉の部分だけをちぎってキッチンペーパーに重ならないように並べ、600wのレンジで4分、「ドライパセリ」を作ります。乾いたパセリをビニール袋に入れてモミモミすれば、細かくなります。市販のものより香りがいいのはもちろん、緑も鮮やかです。
③月桂樹(ローリエ)・・・我が家は「生ローリエ」がいつでもありますが、歩いて30秒、取りに行くのが面倒なので(笑)、乾燥させて常備しています。パセリと同じ要領でレンジで2分程度ですが、それも面倒臭いので(笑)、風通しのいい場所に放置しておけばパリパリに仕上がります。
そんな感じです。
お役に立てたなら幸いです。合掌。
(おしまい)
こんばんは。
うちにも鉢植えで頂いてから30年ほど経つローリエの木があります。
丸くは刈らずに電線に枝先がかかると切るという程度で5メートル以上あります。
ふるゆらさんと同じで、台所にいつも干からびたのが常備されています(笑)。
母が亡くなる前年まで毎年漬けていた梅干しの副産物の梅酢が大量にあって持て余していたのですが、
この冬はジップロックにカブの薄切りと梅酢を入れて冷蔵庫にイン。
1時間後から1週間くらいまで美味しくいただけます。
もっとも翌日には食べ切ってしまうので、週に2〜3回はそれなりの量の梅酢が消費されます。
私も万歳三唱!
金太郎さんのデッドストックは「梅酢」でしたか。(笑)
「いいこと思いついた☆」と閃いた時の密かな喜び、心の中で小さくガッツポーズしてしまいますよね。
我が家は畑で野菜を作ることに「満足する」じーさんがいますので、出来上がった野菜を「消す」係である私は、いろんな野菜が「一斉に収穫期を迎える」ようなことをせず、時期をずらしてくれないかなと、畑の横を通るたびに恨めしく思うわけです。
大量に「消す」なら、やっぱりお漬物、これなら人に「押し付ける」ことも出来るので「やり甲斐」があります。(笑)
急に冷え込んできました。
金太郎さんの体調はいかがですか?
私は夏よりも断然冬の方がサバイブしやすいのですが。
お互いに「ご自愛」して冬を越えましょうね。