映画『Fukushima 50』を観て欲しいです。(nya.1237)

春の休耕田

「普通の人がスゴイ」日本に住めて幸せです。 (2020年3月20日)

映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)を観てきました。

中国に端を発した「武漢肺炎」で、世界中が不要不急の外出を控えるようなご時世に、乳がんステージ4の私が閉鎖空間である映画館に行ってどうすると、ちらっと考えもしたのですが、「いやいやいやいや、たぶん映画館、ガラガラっしょ」と思い直し行ってきました。(笑)

それでも念のため、安全第一を考え、朝一番の上映時間を選んで行きましたので、437席の映画館で、私と同じ空間を共有したのは20名ほど、厚生労働省の勧めるガイドラインも楽々クリアできました。(笑)

、、、ということで、私の住む田舎ほど少人数ではないかもしれませんが、安心して映画鑑賞を楽しめることをまずはお伝えします。

春の休耕田

そして次に、映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)の紹介をします。

解説

多くの関係者への取材を基に書かれた門田隆将のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を実写映画化。世界を震撼(しんかん)させた東日本大震災による福島第一原子力発電所事故発生以降も現場に残り、日本の危機を救おうとした作業員たちを描く。『64-ロクヨン-』シリーズなどの佐藤浩市、『明日の記憶』などの渡辺謙らが出演。『沈まぬ太陽』などの若松節朗がメガホンを取り、ドラマシリーズ「沈まぬ太陽」などの前川洋一が脚本を務めた。

あらすじ

2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0の地震が発生し、それに伴う巨大な津波が福島第一原子力発電所を襲う。全ての電源が喪失して原子炉の冷却ができなくなりメルトダウン(炉心溶融)の危機が迫る中、現場の指揮を執る所長の吉田昌郎(渡辺謙)をはじめ発電所内にとどまった約50名の作業員たちは、家族や故郷を守るため未曽有の大事故に立ち向かう。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/367924/story/

春の休耕田

「うわぁぁ、面白そう♪」と心弾む映画ではないのですが、私が観て欲しいと思うのには2つ理由があります。

1つ目は、極限の状態に置かれた普通の日本人を取材に基づいて描かれた「ノンフィクション」であること。

そしてその「普通の人たち」が素晴らしく、そのことに大いに励まされます。

2つ目は、そのような名も無き人たちの献身的な努力によって、東京も含んだ東日本全域に人が住めなくなるような最悪の原子力爆発を防いで貰ったにもかかわらず、朝日新聞が「関係者は自己保身のため逃げた」と、何の取材もせず、事実とは真反対の虚偽の報道をして、関係者とその家族はもちろん、それを知らされた日本人の心も深く傷つけたことに心底憤っているからです。

春の休耕田

まずは、日本に住む「普通の人々の素晴らしさ」ですが、福島の原子力発電所は東京電力が運営していますから、危機に直面した人としてまず思い浮かべるのは、東京電力の社員かと思うのですが、実際には、保守点検等の「現場」は、地元の企業が請け負っているのであり、『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)の多くは、そのような人たちが多く含まれているのです。

そして、原子力発電所の近くに住む普通のおじさんたちが、故郷とそこに住む人たちを何としても守りたい、そのためには自己犠牲も厭わないと、覚悟を決めて危機に立ち向かったのです。

私の感想は、このような人たちが普通に住む国に生まれて幸せだなぁ、というものです。

危機に直面した時、それが日本列島のどこであっても、きっと最善を尽くしてくれるだろうと、信じられることは幸せなことだなぁ、と思いました。

春の休耕田

私には忘れられない言葉があって、それは、第二次世界大戦の特攻隊にいた方が、後の平和な時代になって「どうして多くの人が、特攻攻撃をしたのでしょう」と問われた時、「それは、命の使い方を考えたからです」と答えておられました。

誰しも生きたいし死にたくないし、誰しも持っているのは自分の一つの命だけ、それでも、故郷や父や母や息子や娘、兄弟や友人を守りたいと思う時、たった一つ持つ自分の命をどう使おうかと思うのだと思います。

「命の使い方」重い言葉です。

こんな考え方があるのかと、ハッとしましたし、心に深く刻まれました。

「自分の命よりも多くの人の幸せを願う」平凡な日常を暮らす平凡な人たちが、一瞬にして未曽有の危機に直面した時、当たり前のようにそれを「命の使い方」として選択する、日本人は大したものだと改めて感じ入りました。

春の休耕田

そして、一つの歌を思い出しました。

江戸時代の国学者、本居宣長の有名な歌です。

しきしまの やまと心を人とはば 朝日ににほふ 山ざくらばな

「大和心」と「見事に散る桜」から、戦前の軍国主義と結びつけられた不運な歌ですが、素直に読めば、「日本人の心根の根底にあるのは、朝日に染まった山桜のような、柔らかで儚い、清浄で美しいものを愛おしいと思い、守りたいと思う心です、これに尽きます」という歌だと思うのです。

侍ジャパンは武士の国、戦うことを厭いはしませんが、何のために戦うのかと言えば、守りたいものを守るために奮い立つのだと、『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)を観て、そう思いました。

春の休耕田

・・・で、2つ目の理由ですが、ほんとうに酷い話です。

詳しくは、「虎ノ門ニュース」で、原作者の門田隆将さんご本人が語っておられますので、ちょっと長いのですが、多くの日本人に知って欲しいと願います。

ぜひご覧ください。

ほんとうに、酷い話です。(嘆息)

(おしまい)

春の休耕田
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映画『Fukushima 50』を観て欲しいです。(nya.1237)” に対して 8 件のコメントがあります

  1. 金太郎 より:

    その昔、福島原発建設に反対をして村八分の酷い目にあった福島在住の親戚の影響もあって、
    脱原発派の私としては、映画を見るのが怖いような気持ちもしています。

    その人は政治的には右派でしたが、火山列島であり地震列島でもある日本に原発なんて自殺行為だとよく言っていました。その人は福島の事故の前に亡くなりましたが、乳飲み子を抱えた後継の長男一家は住む場所を失い、今だに仮住まいの有様です。
    彼らは迷った末に映画を見たそうですが、感動や哀しみよりも怒りが先に来たと言っていました。

    立場が違えば感想も色々でしょうね。

    1. ふるゆら より:

      そうですね、金太郎さん、「人の道」として原子爆弾、原子力発電がない世の中であることが正しいと私も思います。

      人は、人類は、いつその正しさに到達できるのでしょう。

      物心ついた時から、石油は枯渇するのだと刷り込まれ、その当時で30年後には危ないとされていたのに50年経過してなお枯渇せず、コロナショックで世界恐慌が現実となった今に至っては「石油価格が大暴落」する始末、、、どんな経済音痴でも「石油が余っているから安くなる」のだと分かります。

      その欺瞞の上に、限りある資源を節約し、地球温暖化を避けるために二酸化炭素排出量を減らそうという世界的大キャンペーンで世論誘導をし、二酸化炭素を排出しない「クリーンなエネルギー」として登場したのが原子力発電ですが、地球温暖化の科学的論拠も怪しく、何より二酸化炭素削減を最も声高に叫んでいたのは「原子力推進派」のスポンサードを受けた環境団体であったことも暴かれています。

      屋上屋を重ねるような欺瞞に巨大な利権がからまり、溜息をつくばかりですが、大きな時代のうねりを肌で感じる現在、遂に構造転換が起きるのかもしれないと、思いもします。

      過去の選択が誤りであり、それによって甚大な被害を被った人々が数知れずいて、そのことは取り返しがつかないものですが、せめて、誤りが分かった時点からはより正しい道へと向かうのだと信じます。

      「過たず完璧に」何かを行うことは、人の業では適わないことですが、過ちを認める誠実さが希望です。

      映画の中で福島原発の吉田所長が、事故後数年してお亡くなりになる前「なぜ、福島原発事故が起きたのか」という自問に対して「傲慢だったからだ。自然をコントロール出来ると傲慢に信じていた。」と述懐されておられました。

  2. たにぞう より:

    地震は天災だったけど、フクシマの事故は人災やもんね、震災後の会見で東電のオッさんの顔が焦りまくって、会見が回を重ねるごとに目がうつろになっていって、大丈夫か、大丈夫じゃないなこれは、、と絶望したのを覚えています。先の大戦で戦ってくださった普通のお父さん、息子、兄、弟たちが守ろうとしてくださった日本と日本の未来。というか、家族や村のために戦われたんやろな。今の日本は守りたかった日本になってるんかな、今の日本を見たらどう思われるのかなと考えてしまう時があります。映画、観に行きますね、気にはなってたんだけど、情報ありがとう。

    1. ふるゆら より:

      3.11東日本大震災は、フクシマの原発事故を含んで未曽有の被害をもたらしたものではありましたが、その悲劇を通じて「日本人の姿」を浮かび上がらせ、日本人が日本人を誇りに思う気持ちを取り戻させた契機にもなったと思います。

      3.11当時、世銀やIMF(国際通貨基金)や世界中を駆け回っているというメール「10 things to learn from Japan」を見た時、どのように時代が変わり、どのように日本的価値観が衰退したと悲観されようとも、「日本人は日本人なんだ」と確信しました。

      10 things to learn from Japan
      (日本から学ぶ10のこと)

      1.The Calm(平静)
      Not a single visual of chest-beating or wild grief. Sorrow itself has been elevated.
      (悲痛に胸を打つ姿や,悲嘆に取り乱す姿など,見当たらない.悲しみそのものが気高い.)

      2.The Dignity(威厳)
      Disciplined queues for water and groceries. Not a rough word or a crude gesture.
      (水や食料を得るためにあるのは,秩序正しい行列のみ.乱暴な言葉や,無作法な動作など,ひとつとてない.)

      3.The Ability(能力)
      The incredible architects, for instance. Buildings swayed but didn’t fall.
      (例えば,驚くべき建築家たち.ビルは揺れたが,崩れなかった.)

      4.The Grace(品格)
      People bought only what they needed for the present, so everybody could get something.
      (人々は,皆が何かを買えるようにと,自分に必要なものだけ買った.)

      5.The Order(秩序)
      No looting in shops. No honking and no overtaking on the roads. Just understanding.
      (店舗では,略奪が起こらない.路上では,追い越し車も警笛を鳴らす車もない.思慮分別のみがある.)

      6.The Sacrifice(犠牲)
      Fifty workers stayed back to pump sea water in the N-reactors. How will they ever be repaid?
      (50人の作業員が,原子炉に海水をかけるためにとどまった.彼らに報いることなどできようか?)

      7.The Tenderness(優しさ)
      Restaurants cut prices. An unguarded ATM is left alone. The strong cared for the weak.
      (レストランは,値を下げる.無警備のATM(現金自動受払機)は,そのまま.強者は弱者を介助する.)

      8.The Training(訓練)
      The old and the children, everyone knew exactly what to do. And they did just that.
      (人も子供も,すべての人が,何をすべきか知っていた.そして,すべきことをした.)

      9.The Media(報道)
      They showed magnificent restraint in the bulletins. No silly reporters. Only calm reportage.
      (崇高な節度を保つ速報.愚かな記者やキャスターなどいない.平静なルポのみがある.)

      10.The Conscience(良心)
      When the power went off in a store, people put things back on the shelves and left quietly!
      (停電になった時,レジに並んでいた人々は,品物を棚に戻して静かに店を出た.)

  3. 裕子 より:

    泣きました?
    行きたいけどな〜
    こういうのは大号泣するからなあ
    行くなら一人で行くしかないな、引かれるので W

    朝日新聞てなんで?こんなことするのでしょう?
    圧力がかかってるのでしょうか、アメリカ?
    訳が分かりません

    1. ふるゆら より:

      はい、一人で行くことをおススメします。

      これを観て泣かない人は少ないと思いますが、雑念なしで観るには一人の方が気楽です。

      朝日新聞の件は、、、ある識者の方が言われていました。

      中国共産党、ベトナム共産党、日本共産党が現存する東アジアでは、未だ東西冷戦が終わっていないのだと。

      ストロングジャパンを望まない勢力が、浸透工作を行い世論誘導を行い、マスコミ、教育界、法曹界は「東側」なのだと言われていました。

      その通りだと思います。(嘆息)

      1. 裕子 より:

        へえ〜〜そんなに乗っ取られてたんですか
        日本は!
        弱体化を一生懸命にしてきたんですね
        私の両親が私にして来たこととそっくりです
        凄く納得します

        しかし弱体化させよう、骨抜きにして従属
        させようと陰謀した時点で負けてるのです。
        そういうのはいつか時間はかかっても必ず
        失敗します
        およそ隠されてるものでいつか明るみに出ない
        ものはないからです
        朝日新聞の嘘がバレるように。
        そして日本に根付いて息づく誠実で清廉な魂
        が少しづつ以前よりさらに耀きを増して
        広まってゆくはずです

        1. ふるゆら より:

          そうですね、ついこの前まで一般人の情報源は、テレビや新聞、書籍しかなかったのですから、世論操作も簡単だったことでしょう。

          でも今は、SNSの力がそれらを上回るようになり、意図的な「誤報」がすぐに暴かれるようになりました。

          大きな時代の転換点に差し掛かっているのだと、しみじみ思います。

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