冬の河川敷その1「すすき」夕景散歩(nya.1139)

 

冬、河川敷夕景、すすき

いやはや、絶景の「すすき」でした。合掌。 (2019年12月13日)

毎年秋の河川敷を歩くことを楽しみにしていて、車で少し遠回りしては、河川敷を見下ろしながら脇見運転して「むむむ、あと1週間ほど待った方がもっとカラフルかな」などと、スタンバる私です。(笑)

これぞ田舎住まいの特典、「紅葉狩り」ではなく「草紅葉狩り」です。

河川敷は行政が管理しているため、そこに生える草は定期的にバッサリ刈り込まれる運命。

だから、サバイブできる生命力の逞しい草は正に「雑草魂」の結晶であり、温室育ちはお呼びでないのです。

そんな名も無き草が、誰に求められることもなく四季を全うし、最後に色付いて美しく装う季節の散歩は格別です。

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

青々と茂っていた時にはただの緑の塊でしかなかった草が、この季節には各々、赤、真紅、黄色、褐色に変化して、一斉に個性をアピールする様子はまるで「発表会」です。

ゆっくりと時間をかけて、心を開いて、目を凝らして、見逃さないようにするのが、楽しませて貰う者の誠意というものでしょう。

今年も下見は十分、時間がある午後に行く気満々だったのですが、どーしたものか今年はうまくタイミングが合わず、「冬を楽しむ」ことになりました。

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

これでもかと自然に囲まれた田舎に住みながら、自然を求めてしまう自分に我ながら苦笑してしまうのですが、これは多分、近くに温泉や健康ランドのある人が、ついつい「ちょっと行ってみるか」と引寄せられるのに似ているように思います。(笑)

秋を断念した私はそれでも、本格派の冬将軍がどどーんと出張って、草木が完全に色褪せてしまう前に行きたいものだと思い、雲が少なく風のない暖かい午後を狙っていました。

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

そして先日、「よし、今日だ♪」と野生の勘に導かれ、冬の河川敷ウォーキング装束をいそいそと着込んで出掛けました。

、、、お気づきでしょうか?

私が風のない暖かい冬、キラキラした日差しの中で「午後の散歩」を目指していたのに、、、実際に河川敷に着いた時には「夕暮れ時の散歩」になってしまっていることを。(笑)

時間に追われない生活がすっかり身に付いたぐーたらな私が、遅い昼食をしたため、その後もだらだらして、「おっと、午後日差しを逃してしまう、失敗失敗」とぼやきつつ車を運転すること15分、河川敷に到着したのは3時半を回ってしまっていました。

この日の日没は4時50分頃、、、つまり約1時間後に日没を迎えるのです。(涙)

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

、、、そんな訳で、当初の目論見「のんびりまったり冬の午後散歩」とはかけ離れた、私と日没しようとする夕陽との無言のデッドヒートが繰り広げられることになりました。(笑)

河川敷の遊歩道は片道4kmの直線コースです。

どこまで進み、どこで折り返すかで、この日の私の収穫(写真)が大きく左右されます。

私は歩きました。

途中で熱くなって上着を脱ぐほどのスピードで。(笑)

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

夕陽は河川敷と川を挟んだ、向こう岸の木立と低い山の向こうへ沈みます。

最初は冬至前の冬らしく、低く斜めから黄色く暖かい光線を投げかけていた夕陽は、あっという間に赤みを帯びた光線になり、短い昼を終えようとします。

私の歩みに合わせて、ある時は遮られ、ある時は現れる夕陽は、間にあるすすきを見るたびに異なる色彩に染め上げます。

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

名も無き草をゆっくり見て歩くには明るさが足りないけれど、雲一つない空が夕日に染まるグラデーションと、透明感がある何色にも染まるすすきを心ゆくまで楽しめる散歩になりました。

私はいつも思うのです。

名も無き田舎に住み、名も無き草を見て、そこで絶景に出会えるんだなぁと、、、いつも少し驚きます。

今日はたまたま、私は「見る心づもり」で自然の中に身を置いて見ているけれど、私が立ち会わず見逃した数え切れない日にも、それぞれの絶景が用意されていて、誰かの心を慰めているのだろうと思うと、自然に対する畏怖の念が湧きます。

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

冬、河川敷夕景、すすき

自然はいつも、私の浅はかな予想を軽々と超えて、驚きと喜びという甘い飴玉を私の口に放り込んでくれます。

そして私は必ずご機嫌にになり、「また散歩しよ」と思い、いそいそと出掛けるのです。

人の感性は千差万別、多様で異なっていることが良いのだと思っている私ですが、これほどお金のかからない「レジャー」に出会えた自分は、本当に幸運だとつくづく思うのでした。合掌。

(おしまい)

 

次は

です。

冬、夕暮れ、月

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冬の河川敷その1「すすき」夕景散歩(nya.1139)” に対して 7 件のコメントがあります

  1. sizu より:

    ふるゆら様
    このページのススキ写真、何度も見ていますが、ほんとに圧巻ですよ!!

    優しい夕暮れ時もいいわ~~~と見ていますが、

    特に圧巻なのは夕陽に照らされたオレンジ色の光の中に映る左右の妖艶な細かい線

    この写真!そちらの地域の写真コンテストなんてあるのでは??

    是非 探して出してみれば!!と思います。

    1. ふるゆら より:

      sizuさん、ありがとうございます。

      写真は、我ながら「おおお、上出来♪」と思うこともあるのですが、私の最大のウィークポイントは常に「偶然の産物である」ということで、自慢するにはちと心苦しい点にあります。(笑)

      それこそ「趣味は写真」という方はこの世にごまんとおられ、その方々は、アングルやら絞りやら構図やらを学び計算して完璧な写真を撮影される訳です。

      たぶん素人目(私)には上出来に見える写真も、そのような殿上人の方々から見れば「大いに難あり」なのだろうと思います。

      私の目を通して美しいと思う四季の移ろいを 大らかな気持ちで共感してもらえる現状が分相応なのだと思います。

      1. sizu より:

        ・・・いやいや、アングルとかそういう意味でなくですね

        写真趣味の方増えているので、今まで何度か写真展を拝見したことありますが、

        なかでも、その人の感性によること多く、いいなぁと思う時もあれば、色々です

        私は写真から感じるものがないと、心がはっと!しないのだなぁと思うわけです。

        このページでも、もちろんいいけれど、他の人も見れたらいいのにねと。単純にです。

        1. ふるゆら より:

          はい、sizuさん、重ねてありがとうございます。

          ブログ読者の方のコメントで、私の写真をお褒めいただくこともあり、ちょっと自信めいたものも生まれてきつつあります。

          その内、十分な勇気が溜まったら、トライしてみますね。

          今現在毎日200人前後の方が、私のブログを訪れてくださっています。

          その中の半分の方がブログの体4ページくらいを眺めてくださっているなんて、、、。

          「これぞ、現代の奇跡」、何もない田舎から独り言をつぶやいて、何もない自然と猫の写真を毎日アップして、それを褒めてくださる方がいて、、、果報者です。

          1. sizu より:

            ☜  ✌ ◎ 待ってます!!!

  2. sizu より:

    wao_______________!!
    絶景!絶景!
    どれも!素晴らしい!
    有難うございます!
    ・・・そう言えば私 ススキの時は良く、いいわ、いいですね!と言っていたのかと
    この間の ふるゆらさんの言葉で気ずいたのです
    ?と講釈を考えると、ススキは空に向かって、すくっと立つ高さを感じられ、横にひろがる広さ、 
    自己主張のない白い色、尚且つ風に揺らいでも折れない美しさでしょうか
    惹かれるのです
    私宅の近くでも川はあるのですが桜の散歩道で ススキの揺らいでるのは見ないのです
    今日はほんとにススキ!で堪能させていただけました。

    散歩が夕方にかかったのは土手の草が黄色く光っているので判りましたよ
    夕陽も緑まで紅葉に見せてくれましたね これも又素敵です。
    今日のは特に何度も開けます
    満足!満足!いいプレゼント!戴きました。有難うございます。

    1. ふるゆら より:

      はい、ありがとうございます、きっとsizuさんにお気に召していただけるだろうと思っていましたよ。(笑)

      いつだって、散歩に出掛ければ「想定外」の嬉しい驚きがあるのですが、この日は特に楽しめました♪

      いつだってぐーたらしていて、何時でも行けるのに、「この日」「この時」に導かれて出会った風景、一期一会です。

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