「梅エキス」我が家の常備薬から、万能薬に昇格する (nya.70)
「梅エキス」富山の薬売りのおじさんがおすすめしてくれました。 (2014年11月)
「富山の薬売り」をご存知ですか?
富山の家庭薬行商人。また、その行商のこと。江戸中期に始まるといわれ、藩の保護・統制を受けて発展した。全国各地の得意先に薬を置き、年に一、二度訪問して使用分の代価を清算し薬を補充した。
デジタル大辞泉の解説https://kotobank.jp/word/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E3%81%AE%E8%96%AC%E5%A3%B2%E3%82%8A-585130#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
ドラッグストアなどなかった昔、「富山の薬売り」のおじさんが薬剤師であり、各家庭を回って健康状態をヒアリングし、それぞれの家庭にあった分量や種類を調整して「置き薬」を整えてくれました。
「この家の人は頭痛持ちだから、頓服を多めにしときますね」「お腹が弱いのならこれを試してみてはどうですか」みたいな感じです。
田舎者は、急病の時以外「医者」にかかることはない、と思っていましたので、半年に1度「富山の薬売り」が家に来てくれるのは「大歓迎」、身体に関するこまごまとした相談が出来て「お母さん大助かり」という、まことに理に適ったシステムでした。
その「富山の薬売り」のおじさんが、我が家には「今も」来られます。(笑)
「富山の薬売り」のおじさんが来るのは、不定期に半年に1度なので、私が【乳癌ステージ4】と診断を受けた後、初めて我が家に来られたのだと思います。
娘が【乳癌ステージ4】だということを、仲のいい自分の姉にも話さずに来た母親ですが、「富山の薬売り」のおじさんにはガードが緩んだらしく、相談という名の「愚痴」をこぼした模様です。(笑)
「富山の薬売り」のおじさんの持ち歩く薬に、乳癌に効く薬があるはずはないのですが、そこは「餅は餅屋」で、いろんな家庭を訪問すればいろんな「がん闘病」の話も耳に入り、母親に「癌にいいもの」をアレコレと教えてくれたそうです。
その中に、「富山の薬売り」のおじさん大絶賛の「梅エキス」があり、我が家の常備薬が「癌にいい」と知った母親は大興奮です。
「梅エキス」とは
梅の果汁をじっくり煮詰めて出来上がったのが「梅肉エキス」です。 青梅1kgから、わずか20gしか出来ません。 梅肉エキスには、梅の有効成分やミネラル分が濃縮されており、 同量の梅干しに比べると30倍以上の有効成分が含まれています。
月向農園の直売所 http://www.minabe.net/ume/ekis.html
梅は「血流改善効果が高い」と報告されています。梅に含まれているクエン酸・リンゴ酸・ムメフラールには、血液をサラサラにして流れやすくする強い血流改善効果・血液浄化作用があります。血液は言うまでもなく、体の隅々の細胞に酸素や栄養分を供給し、老廃物を取り除くなどの働きをしています。 血液の流れが良くなれば、酸素や栄養分の供給がスムーズになり、老廃物の回収も早くなって、体全体が活性化します。
月向農園の直売所 http://www.minabe.net/ume/ekis_kounou.html
というものなのですが、我が家では「お腹を壊した時に舐めるもの」として、必ず常備されています。
効果はてきめんで「びしっ」と効きますが、少量しか作れないものなので「いざ、という時」にのみ、マッチの先ほどの大きさの「梅エキス」を舐めて1年間もたせていたのです。
それでも「絶対」必要なので、毎年母親が「青梅」を収穫し、すりおろし、土鍋で何日も煮詰めて湯呑半分くらいの「梅エキス」を作り続けてきました。
私などは随分大きくなるまで「うめえきす」の意味が分からず、黒くて強烈に酸っぱいもの固有名詞が「うめえきす」なのだと思っていました。(笑)
富山の薬売りのおじさんから、我が家の「整腸剤」であった「梅エキス」が、「万能薬」であり、さらには「癌にもいい」と知った母親は、自分が褒められたかのように「鼻高々」です。
仕事から帰った私に、嬉々として報告してくれました。
その日以来、私の「癌にいいもの」ルーティンの中に「梅エキス」が加わりました。
我が家に「梅エキス」が常備されるようになったのがいつかは、分かりませんが、母親は、おばあさんに教えられたと言っていますので、100年近くなるのでしょうか、ここに至って一気に「スターダム」にのし上がったのですから、「民間療法」を侮ってはなりません。
ご興味のある方は、検索エンジンに「梅エキス」と入力してみてください。
「梅エキス」の説明や効能、商品がびっくりするほどたくさん見つかります。
我が家は「母の手作り」ですので、「市販」のもので何がいいか分かりませんが、青梅の汁を煮詰めるだけの単純なものですので、「無農薬」がいいのではないかと思います。
「梅」とは、本当に得難い友人のような木なのです。
次は
です。
我が家も分けていただいた「梅エキス」
アリガタク重宝しております。
母上、感謝です!
コメントありがとうございます。
我が家の生活は、「一昔前の田舎」では「当たり前」の生活なのだと思います。
自然に囲まれて生活していると、大地の持つ計り知れないパワーや、植物の「どんな環境に置かれても」己の本分を全うしようとして成長する姿に触れて、謙虚にならざるを得ません。
人間の科学技術がどれほど発達しようとも、「クローン」を作ることは出来ても、小さな植物の種の一つを作り出すことは出来ないのです。
「Yosiko-San」に差し上げたのは、母の手を通して加工された「自然の力」です。
「ありがたや、ありがたや」とお天道様にお礼申し上げてください。