「鍼(はり)」と出会う お世話になります (nya.67)

ねこ、風太寝る

いびきちゃう、鼻息じゃ。

真面目な鍼(はり)の先生に出会いました。「はぁ、これで一安心」 (2014年10月)

ある日、私が【乳癌ステージ4】だと知る友人が、夏の間まさに「不定愁訴」そのままに、不調のアレコレをこぼしていたのを見かねて、「私の近所に鍼(はり)をしている所があって、すごく真面目な女の先生が丁寧にしてくださるんだけど、鍼(はり)に興味ない?」と声を掛けてくれました。

「ある!!」(これはこれは、渡りに船♡)即答でした。

なぜ「渡りに船」かというと、2014年の2月【乳癌ステージ4】絡みの「大騒動」が始まる前まで、常に「重度の肩こり」と「背中の重だるさ」を抱えていた私は、15年間、ほぼ「週一で整体」に通い、メンテナンスしてもらうことで、「普通」の生活を維持する身体を手に入れていたのです。

それが2月以降、「大騒動」で吹っ飛び、再び日常を取り戻した後も、「行きそびれ」たまま秋を迎えていたのです。

ねこ、風太ミニ5「大騒動」の直前まで通っていたのは「カイロプラクティック」で、44才の時、目眩の症状で会社を休職して時以来、1年半くらいお世話になっていました。

【乳癌ステージ4】と病名が付くまで、15年間、「西洋医学」は私の訴える様々な症状に対して、常に「原因不明」と診断を下していますが、この時の「目眩」もそうでした。

更年期障害を疑って「婦人科」、頭痛が酷いので「脳神経外科」、聴覚過敏で「耳鼻科」、背中が痛ので内臓疾患を疑い「内科」。

目眩の原因も分からなければ、症状を止める方法も分からないと言われました。

このような場合、行き着く先は「神経内科」であり、処方される薬は「精神安定剤」となります。

「心臓に毛が生えている」と言われ、違う意味で「神経を疑われる」ことはあるものの(笑)、私の鉄板「快食、快眠、快便」トリオが全く損なわれていない以上、「精神安定剤」でぼんやりする必要はありません。

最終的に「漢方医」を頼り、病名界のマルチプレーヤー(笑)【自律神経失調症】の診断書と漢方薬を貰って療養しました。

しかし漢方でも、はかばかしい成果はなく、次に足を向けたのが「自律神経の調整をするカイロプラクティック」でした。

ここは別の友人から、「鬱の人、本人から、症状が改善したと教えてもらった」という口コミで、「自律神経のバランスを調整する」カイロプラクティックを紹介され、訪れました。

最初の診察で、「右目の眼球の動きが制約されているのが目眩の原因ではないか」と言われ、初めて「原因が不明」ではないと言われたことが無性に嬉しく、それからは毎日通いました。

毎日ですので、それはそれは痛い出費でしたが、その頃の私にとっては「命綱」、その甲斐あって、目眩の症状も徐々に落ち着き、11月には会社に復職できました。

復職後も週一で通い、そして、この度【乳癌ステージ4】が判明したのです。

それほど親切丁寧に診ていただいていたが故に、「これまで、アレコレ訴えていた身体の不調の全ては【乳癌ステージ4】が原因でした。」とは言い出しにくく、乳癌の治療が落ち着いてからも「行きそびれて」しまったのです。

「背中が痛いと言って、長い間いろんな治療をしていただきましたが、原因は癌の転移で真っ黒でした」というのは、お互い、かなり【気まずい】感じです。(笑)

そうこうしている間に夏は過ぎ、すっかり秋になってしまったなぁ、と思っている時、まさに「渡りに船」、友人が鍼(はり)を紹介してくれたのです。

neko,huutaミニ3当然のことながら、鍼(はり)の先生とは初対面です。

でも、【乳癌ステージ4】を抱える私としては、初対面の先生の方が「言い出しやすい」のです。

私は初対面の先生に、自分が【乳癌ステージ4】であること、転移が無数にあり背骨は首から尾てい骨まで「真っ黒」であること、腫瘍マーカーが今は「普通」下がっていることなど、「現状」を縷々説明しました。

先生は、それはそれは驚いておられましたが、私の治療を引き受けてくださいました。合掌。

治療は、鍼(はり)とお灸の間、「可視総合光線」という太陽光に近い光線を当てながら進められ、その後マッサージをもしていただける「フルコース」でした。

私の申告した病状が「爆弾級」だったことが、丁寧な先生を殊更に丁寧な治療に向かわせたのだと思いますが、治療が終わった時、3時間が経過していました。

友人の言う通りとても丁寧に、とても真面目に治療していただきました。

ありがたや、ありがたや、合掌。

始終身体の不調を抱えている方は、誰でもそうだと思うのですが、いつでも「短気を起こしそうな」自分と向き合っていなければならず、不快な症状そのものよりも、途切れることなくそんな自分に向き合うことに「うんざり」します。

特に私のような凡人が、不快な症状を抱えて「忙しい社会人生活」を送ろうとすると、自分に厳しくなりすぎたり、他者に寛容になることが出来なかったりで、自分の「器の小ささ」に嫌気が差し、自分を持て余し、そして落ち込むことがしばしばです。

だからこそ、指圧やカイロプラクティック、鍼(はり)に行き、一定の時間、「心地良いことだけに」身を委ねる時間は「至福」です。

普段は、なだめすかして付き合っている自分を、「誰かに委ねて」しまえる解放感が「病みつき」になります。

ねこ、風太ミニ2リラックスするためのリラクゼーションは、人によって、旅行、スポーツ、カラオケなどなど様々あると思いますが、私にとって「それ」がマッサージです。(笑)

大袈裟かもしれませんが、私にとっては「苦痛に満ちた自分から解放される時間」であり、そのための費用は、「絶対」必要経費です。

昔、大学の「宗教学」の講座で、本当の「信じる」とは、「信じられる」と思う気持ちを越えて、『幼子が母親の胸に抱かれている時、母親が自分を放り出す可能性など思いもせず、安心しきって母親の胸で眠るように、神さまや仏様に身を委ねる心」だと習いました。

決して、鍼(はり)の先生や「カイロプラクティック」の先生を、神や仏のような「全能」の存在だと思っているわけではありません(迷惑だと思います(笑))が、ある特定の時間、私のために「良かれと思うことを」技能の限りを尽くしてくださる方に、「身を委ねる」感覚は、「Go to Paradise♡」なのです。

この度出会った鍼(はり)の先生の、丁寧な誠実さに心打たれ、私の「Go to Paradise♡」タイムをお願いしようと決めました。

鍼灸の世界にもいろいろ「流派」があり、私の出会った先生がされるのは『経絡治療』というものらしく、痛くない鍼(はり)治療をされることも、私にとってはラッキーでした。

経絡とは

「経絡」とは一言でいうと、「気・血・水」を全身へ運ぶ通路で、全身に網目の様に張り巡らされています。経絡の走行は「内外を貫いて、上下を通す」といわれます。この内外とは{内臓と体表}いう意味で、上下とは{頭から体幹や手足の末端}という意味です。つまり体の隅から隅までを繋いでいるのが経絡です。そして「気血」が経絡を通り全身へ運ばれることで、体は隅々まで栄養されるのです。しかし、「経絡」は血管や神経の様に目に見ることは出来ませんし、検査機器を使っても画像や数値でも現せません。そのため現代医学では、「経絡」の存在はありませんが、中医学では、「気」と同様に目には見えなくても大切なものなのです。

経絡って何? | 杉並区浜田山徒歩1分 中医鍼灸の弘和堂鍼灸院

http://kowado.info/regimen/%E7%B5%8C%E7%B5%A1%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%EF%BC%9F/

ねこ、風太ミニ10この時から、既に2年以上経過しました。

今も変わらず、週一で通い続けています。

私の感覚からいうと、指圧やカイロプラクティックより、鍼(はり)治療の方が「効き目が長持ち」し、「体質改善」に繋がっている、と思います。

会社でも家庭でも、普段の生活で、身体の不調をありのままに伝え、周囲に「うんざり」されることを恐れて「抑制」する日々ですが、鍼(はり)治療の間は、身体の不調を「思う存分」吐き出して(笑)、身も心もメンテナンスしてもらっています。

先生に治療をしていただいている間の私は、鍼(はり)を打たれていても、お灸をされていても、熟睡してしまうのですが、それこそが心地よさの証明です。

犬ならば「しっぽを振り回し」、猫ならば「喉を鳴らし続ける」のですが、中年の人間は「いびきをかいて寝る」のがせいぜいです。(笑)

これもまた「天の配剤」で、絶妙なタイミングで、絶妙な先生に出会うことが叶いました。

これからもよろしくお願いします。先生。

自分の強運に惚れ惚れします。合掌。(笑)

 

次は

お誕生日おめでとう、私 (nya.68)

です。

桜の紅葉

桜の紅葉

 

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「鍼(はり)」と出会う お世話になります (nya.67)” に対して12件のコメントがあります。

  1. まい より:

    お久しぶりです なぜか ふるゆらさんのページ何度と試しましたが開けませんでした?
    去年6月くらいからアナストロゾール飲みだして 肩が上がらなくなり痛いし着替えも一苦労 以前にも通っていた鍼灸へ
    10月から通い 3か月ほどで成果がみられ今では 肩から上がらなかった腕があがるようになりました ふるゆらさんは今も通ってますか?
    病状は変わり無しですか?私は 3月で3年目 今のとこ骨だけです 

    1. ふるゆら より:

      まいさん、お久しぶりです。

      あらら、開けなかったですか、謎ですね。

      がんマラソン3年目に突入ですか、おめでとうございます&よく頑張りました。パチパチパチ。

      猫ちゃんズも喜んでおられることでしょう。

      私は、昨夏くらいから腫瘍マーカーの数値が再々再々、、、?度上がり始め、昨年末からがん人生初の抗がん剤(カペシタビン+エンドキサン)生活を始めていて、今のところ重篤な副作用もなくのんびり暮らしています。

      「抗がん剤は嫌」と思っていましたが、主治医が「副作用がすごく軽い」と口説くので「んなら、、、ええか」と。(笑)

      副作用で言えば、直前の分子標的薬ベージニオ、ホルモン療法剤エキセメスタンの方が断然きつかったです。(嘆息)

      週一の鍼灸治療は、もう11年、もうそれなしでは生きていけない体です。

      私の場合は、自律神経も含めて体全体のバランスを整えてもらうことで、免疫力を底上げ、大きく体調を崩すのを防ぐ防波堤のような存在です。

      1. まい より:

        こんばんは マーカーが上がったんですね 私は退院後から正常値に入ってます ベージニオ フェソロデックスも取り敢えず終わりました ベージニオは蓄積するにつれ 疲れて寝落ちしてました
        お灸は免疫力もいいと思い通ってます
        ふるゆらさん 乳がんに成って生活見直しましたか?痛みなどありますか? 
        私は 今も不規則です(;_;)/~~~

        1. ふるゆら より:

          はいはい、がんマラソンを11年も走り続けていると、薬効が切れてくると腫瘍マーカーの数値が基準値からフラフラと上がり、その度に別の薬に切り替え、その薬が自分に効果があるかどうか「神さまの領域の博打」に身を任せ、「やったぁぁぁ、当たり」ということを何度も繰り返してきましたので、今回もまた「博打」に臨んでいます。(笑)

          私という人間が本当に強運なのは、これまで「博打」に勝ち続けていることで、薬を切り替える度に「この薬が効かなかったとしても気落ちするのは止めよう、これまでで十分幸運に恵まれてきたのだから」と、思って腫瘍マーカーの数値の推移を見守るのですが、今のところ「おおお、我ながらダイハード」と思う僥倖を得ています。

          乳がんステージ4とがん告知を受けて見直した生活、、、、必ず湯船に浸かる、体を冷やさないようカイロを常備、健康にいいことで面倒くさくないものはやる、、、くらいです。

          「病気のために〇〇は我慢」など、最初から出来る気がしなかったので、禁止事項は無し、食事制限もなし、やりたいことをやって、食べたいものを美味しいと言って食べている方がストレスなくて免疫力もOKOKと思っています。(笑)

          幸いなことに、多発骨転移なのに骨転移による痛みがないまま今に至っていますので、その時々の薬の副作用はありますが、やや体力のない凡人が、普通の暮らしを普通に送れています。

          自分は一度大破して、廃車になる直前だった事故車に乗って人生をドライブしていると思っているので、多少の不具合は常にあるものと割り切って、鼻歌交じりでノロノロ運転なりに流れる景色を楽しんでいます。(笑)

          1. まい より:

            なるほど ステージ4だと運ですよね 食事や4毒抜きやらありますが お金に余裕ないとキツいし 私の性格 食生活を見直すのは かなり難しい(TT)なるだけ控えるくらいです
            運動は 週5 一回30分は頑張ってます
            スタイルも 保てますし ふるゆらさん 田舎で猫ちゃんと のんびりが良いでしょうね?

          2. ふるゆら より:

            はい、田舎暮らしが性に合っていて田舎に暮らしているのですから、ほんとうに果報者です。

            そしてステージ4のがん告知を受け、人生は有限なんだと腑に落ちて「何かしたいことはないかな?」と自問自答した結果、「猫と暮らしたい」と思って風太と出会い、11年もそのように暮らしているのですから、もう末期の希望まで叶ってしまっています。(笑)

            自分は果報者だなぁと思いながら暮らしていることが、何よりの免疫力アップかもしれませんね。

          3. まい より:

            ふるゆらさんは 今は抗がん剤ですか?11年治療されて
            胸 骨の腫瘍は 現状維持ですか? 私は入院した時に抗がん剤の話し出ましたが 薬が効かなく成ったからじゃないのに何で!?しないと言いました まだ飲み薬もあると思います?抗がん剤するなら薄めてもらいます もし何か出たらフェソロデックスを再開すると言ってました 高額医療上がりますから 今の治療を願いますよ

          4. ふるゆら より:

            まいさん、いよいよお彼岸、春本番ですね。

            体調のアップダウンとは無関係に、時が流れ、四季が巡ることが、いつだって私の心を穏やかにしてくれます。

            私はこの春、サバイブ12年目に突入しました。

            2014年3月に乳がんステージ4の治療を開始した際、私も「抗がん剤NO」と主治医に伝えました。

            幸いホルモン陽性100%であったためホルモン療法から始めて奏功を得、様々な薬を変遷し、分子標的薬を経て、今「抗がん剤(カペシタビン+エンドキサン)」3ヶ月目です。

            そのような経験から申し上げるとするなら、「私にとっては」今の抗がん剤より前に試した2種類の分子標的薬(ベージニオ/アフィニトール)の方が副作用はキツカッタです。(涙)

            私が「抗がん剤NO」と言ったのは、QOLが最底辺になって「楽しくない人生」を過ごすつもりがさらさらないからですが、2種類の分子標的薬を試した『3年余』は、私が想像した「抗がん剤生活」そのもので、今の方が楽に暮らしているのですから皮肉なものです。(嘆息)

            とは言うものの、私の場合、これまで試した薬のすべてが腫瘍マーカーの数値を下げてがん転移を抑制してくれたお陰で12年目の春を迎えているのですから、その道程の山坂の多寡を嘆くのは贅沢というものなのでしょう。

            PET/CTに映るがん転移はすべて骨転移で、薬が効いて抑制出来ている時で10以下、薬効が切れると集積悪化して15くらい、原発の左乳房は早い段階で消失しています。

            がん転移の箇所は、1年単位で受診するPET/CTで確認しますが、PET/CTで映るがん転移のサイズの限界がある以上、毎回微妙に異なる箇所を指摘され、がん転移のサイズはその時々で明滅していると理解しています。

      2. まい より:

        返信ありがとうございます 桜が満開です 先日 見に行ったとこは5分咲き 明日違うとこに見に行きます バスツアーで吉野山に行きたいのですが…来年こそは
        また CT検査の月が来ました 今回 変わりなければ 検査を伸ばして欲しいと伝えます

        1. ふるゆら より:

          こちらの桜は、昨日の本降りの雨でだいぶ散りました。

          今年の桜はまさに「花に嵐」、だからこそ「今」を大いに楽しむべしですね。

          治療については、「医者は医療の専門家、私は私自身の専門家」だと思っています。

          お互いに専門家同士、意見の相違がある場合は、話し合い、妥協し合い、最終決断は自分自身、それが後悔を少なくする方法だと信じています。

  2. ののはな より:

    ふふみ様

    こちらこそご縁をいただき感謝いたします。
    闘病記読ませて頂きました。大変なところをくぐり抜けてこられたのですね!それを感じさせない男前な生き方、私も見習いたいです。
    未熟なものですが少しでもお役にたてれば幸いです。これからも精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。 

    1. ふるゆら より:

      コメントありがとうございます、「ののはな先生」。

      人の出会いは「不思議」なもので、いつも「天の配剤」を感じます。

      私自身はいたって「呑気で雑な」な性分なので、先生の「真面目」な心根に触れて、「はっ」と「己の怠惰」を、気づかされることがしばしばあります。

      先生が私の生き方を見て、何かを感じ、私が先生に接して、何かを得ていることが「天の配剤」なのだと思います。

      こちらこそ「有難いご縁」をいただきました。

      「袖振り合うも他生の縁」です。これからもよろしくお願いします。合掌。

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