服用に際しては、説明文書をよくお読みください
立ち止まっていただきありがとうございます(笑)。
それでも「ドラマチックなエピソードなんかなくてもいい。癌が良くなるのならそれでOK。早くやり方を教えて」と前のめりになっている方に、再度お断りします。
癌患者を取り巻く環境を「牧場」、病院を「管理の行き届いた牛舎」と例えるなら、私は、【のら牛=のら癌患者】なのです。
広大な「癌牧場」で放し飼いにされ、牛舎から遠く離れた柵の破れた場所から、出たり入ったり好き勝手している【のら牛=のら癌患者】それが私です。
【のら牛=のら癌患者】の私は、癌の発見の時、すでに全身に癌が散らばっていたゆえに、手術なし、抗癌剤なし。放射線治療が10日間で終了して以降は、3週間に一度の通院のみで生活しています。
毎朝、ホルモン療法のためのタモキシフェン1錠は服用しているのですが、所要時間10秒。
3週間に一度の通院は、骨転移対策のゾメタの点滴をするためのもので、それがなければ、ホルモン抑制の皮下注射リュープリンの3か月に一度に合わせた、3か月に一度の通院になることでしょう。
3週間に一度の通院の所要時間は、治療時間と自宅から車での移動も含めて約3時間で終了。
自分が末期癌患者になって、一番驚いたことがこれです。私の貧しい癌に対する知識では、「末期癌患者」と診断されたなら、絶え間なく治療を受け、それでも好転せず、「坂道を転がり落ちる」ように目まぐるしく病状が暗転していく、というイメージを抱いていました。
ところが、自分が「末期癌患者」となってみると・・・、実際、私のしている「闘病」は、毎朝忘れず1錠の薬を飲むこと、以上なんです(笑)
私の場合、本当に幸運なことに、ホルモン剤がよく効いて安定しているので、ことさらのんびりしているのだと思いますが、「次の診察は、3週間後」と最初に言われた時は、『そんなに野放しでいいの?』と不安を感じたくらいでした。
【のら牛=のら癌患者】の生活は、食事制限なし(時に暴飲暴食あり)、酒あり(毎日焼酎を一合晩酌するのが生きる楽しみです♡)、煙草あり(すみません、すみません。)、フルタイムの仕事あり、年に一度は母親を連れて国内旅行あり、という有り様です。
しばしば自分が末期癌患者であることを忘れて遊び呆け、はぁ、疲れたなと思う時、「私は末期癌患者なんだから、体力を温存して、免疫力を下げないのが仕事」とはしゃぎすぎた自分に言い聞かせる始末なんです。
ほんとに。
はじめに 注意点③にゅうがん4な私と風太(日本猫)のららら田舎生活
につづきます。
〈風太からひとこと〉
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