風太はキジトラの猫らしく、小さな物音にも「腰が浮く」大変な【ビビり】です。以前飼っていた「三毛猫のメス」がまったく動じない性格だったので、ギャップがひどく、あまりの【ビビり】ぶりに、家の外に出すと「カラスにつつかれていじめられるのでは?」と思い、最初は、内猫として飼い始めました。
その後、外に出たがるようになり、「こんな狭い家の中に閉じ込めてかわいそう」(十分に無駄に広い古民家です)と父親が言うので、試しに出してみると、意外にも喧嘩が強いことが判明しました。以来、「屋外で用を足す喜び」を覚えた風太は、毎日、広々とした我が家の敷地周辺を巡回し、出会う敵を蹴散らしています。
私の会社の出勤と同時に「出動」され、嬉々として我が家の【巡回警備隊長】の任務をこなす傍ら、すずめ、野ねずみ、とかげ等のお土産を持ち帰る「気配り」も忘れません。
食べ物は、いり干しとドライキャットフード、汲みたての水(カルキ臭がするくらいが好き)で、いり干しは、口に入れた後、頭だけ吐き出すという、高等技術をお持ちです。ドライキャットフード以外は、一切食べ物と認識していないので、先述のすずめ、野ねずみ、とかげ等のお土産は、純粋に「狩猟本能」の導きによるものです。
風太に銜えられて家に「お持ち帰り」されたすずめが、「にゃあああぁぁ」と鳴いた風太の口から、元気に飛び立っていくという「特撮」のようなことが何度もあります。
風太は、「抱っこ」や「ベタベタ」するのは男らしくないというポリシーをお持ちで、私がちょっかいを出すと『ふんっっ、ふんっっ』と鼻息を鳴らし、軽蔑もあらわに立ち去ります。抱き上げようとすると逃げ、それでも強引に抱っこすると「いやああああ(にゃあああぁぁ)、いやああああ(にゃあああぁぁ)、」と大きな声で身体をよじり、いつまでもサイレンのように鳴き続けます。
かなり「短気」なので、夏の暑い時はさらに機嫌が悪く、抱き上げるだけで『しゃあああああぁっ』と目を三角にして怒ります。
「抱っこが嫌い」な風太はしかし、寒い時は現実に合わせて「妥協する」賢さも持ち合わせておられます。冬の夜は、寒さに耐えられなくなると、ベッドに飛び乗り、私の豊かな下腹肉の上で「ふみふみ」をし、私を半覚醒に導きます。その後、私の顔の前に座り、「ふんっふんっ」と鼻息を吹きかけ、私が無意識に布団を持ち上げるのを待って、最も暖かい脇の下に潜り込み「腕枕」をします。
風太の重みで沈んだ肩の激痛で、私が目を醒ますまで、腕枕をさせて暖を取り、少し暖かくなると、ズリズリと布団から抜け出し、私の鼻息をラジエーター代わりにするために、私の鼻に丸めた背中をくっつけて寝ます。
風太は永遠の少年=ピーターパン(去勢済)なので、駆けっこが大好きです。外に出られない時は、広々とした家を利用して、大きな足音を立て、縦横無尽に『暴走』して楽しみます。そのような時の風太を我が家では「馬男=うまお」と名付けています。
私はオス猫を飼うのが初めてなので、猫の足音が「だっだっだっだっだっだっだっだっ」と馬のギャロップのような音を立てるものとは知りませんでした。それとも、うちの風太が特別ですか?前世は『馬』だったのではないかと、家族で話しています。
私が癌だと知った時「猫が飼いたい」と思い、インターネットの掲示板サイトで出会い、我が家にお招きした風太ですが、結果として見事な『ペットセラピー』として活躍されておられます。子供のいない家庭や、病人を抱えている方には、本当におススメです。家族に笑顔と会話、そして「笑い」を提供してくれています。
まさに“ざしきわらし”。かわいい上に、我が家にいてくださるだけで有り難いのです。
ご精読ありがとうございました(笑)
いよいよ、本編です。
乳癌の予兆 最初に「乳癌じゃないか」と思った時 (nya.1)
からスタートです。
〈風太からひとこと〉
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