12回目のPET/CT画像診断は「微妙な」現状維持でした。 (nya.2343)
9回目の春を迎えられたことに感謝感謝です。 (2022年3月31日)
ともあれ、12回目のPET/CT画像診断は「微妙な」現状維持だったこと、自分の足でお参りできる小康を保って9回目の春を迎えられたことに感謝して、氏神様へお参りしました。
実のところ、PET/CTを受診したのは2月21日、その結果を聞いたのは3月9日だったのですが、そこはホレ、アレです、今年の3月は「球春」でしたからね、私的に超多忙で、結果報告が月末になりました。(笑)
それはつまり、PET/CTの結果が「後回し」にできるほど平和だったということでもあり(笑)、WBCで侍ジャパンが世界一になったことと合わせて、まことにおめでたい2023年の3月であります。合掌。
PET/CT診断の結果は以下の通りです。
【所見】
・左乳癌加療中。左乳癌に明らかな異常集積はありません。
・右第6肋骨、第12胸椎の骨転移の集積は亢進しています。その他骨転移への集積亢進はありません。
・その他、転移を疑う異常集積は指摘できません。
【診断】
右第6肋骨、第12胸椎の骨転移への集積悪化
・・・さてさて、この結果をいかに捉えるべきか、です。
私の骨転移の変遷は、6年間続けたタモキシフェンの薬効が切れて2020年の8月に再燃10か所程の骨転移が現れました。
そこでホルモン剤をフェソロデックスに変更すると、2021年3月に「右鎖骨、右第5肋骨以外の骨転移の集積はほぼ消失しています。」となりました。
しかし、一転して2022年3月は「右第6肋骨と第12胸椎の集積は悪化」と言われ、本年2023年3月の【診断】もまた「右第6肋骨と第12胸椎の集積は悪化」です。
・・・・・・・。
まずは、2020年8月に再燃した際に現れた10か所程の骨転移が「ほぼ消滅」したものの、「消滅」してはいないということでしょう。
PET/CTの画像で確認できるか大きさは5mm程度とされており、「あるけど見えない」がん転移があることは道理です。
その中で見えなくなった「右鎖骨、右第5肋骨の集積」と見えるようになった「右第6肋骨と第12胸椎の集積」があり、「右第6肋骨と第12胸椎の集積」については大きくはなっていないけれど色濃く画像に写るようになっていますよと言うのが、2022年2023年の現状です。
「亢進」や「集積悪化」という嬉しくない結果ではあるものの、がん転移の数が増えてはいないという結果は、安心材料でもあります。
一方、「見えなくなった」がん転移があるように、「あるけど見えない」がん転移の数が密かに増加している可能性もあります。
そこで、もう一つの指標であり、毎月の血液検査で確認している「腫瘍マーカー」が大きな意味を持つのですが、、、これまた「微妙」です。
私が指標にしている腫瘍マーカーは2つあり、2023年3月のCA15-3(基準値25.0以下)は11.0、NCC-ST439(女50歳以上基準値4.5 未満)は63です。
【NCC-ST439(女50歳以上基準値4.5 未満)は63】は、基準値からかけ離れた数値でのけ反りますが、これについては、20220年8月のがん転移再燃時には「360」という、にわかには信じがたい数値だったもので、新しいホルモン剤フェソロデックスが効いて再燃が抑制されてからは「30」近辺の数値で推移していました。
MAXの360からは10分の1の数値ではあるものの、基準値4.5からすれば10倍の数値。
腫瘍マーカーの数値は絶対的なものではなく、その増減を計るものではあるとはいえ、30近辺で「下げ止まった」NCC-ST439をどう考えるべきなのか、、、「ま、安定しているからいいか」と思っていました。
実のところ、今年のPET/CTで私が「がん転移が増えているかも?」と危惧していたのはこの点であり、NCC-ST439の数値が、2022年の10月から「44→48→57→45→56→63」と微増していたのです。
・・・で、この度のPET/CTの結果です。
3月に、普段は1分診療の「変人主治医」の診察室で、しばし話し合いました。
結論として「微妙だけど、現状維持と考えましょう」ということになりました。
私の場合僥倖に恵まれて、背骨に無数の骨転移がありながら、背中の筋肉の鈍痛以外激痛に耐えることなく暮らせているため、自覚症状というものがなく、今も特に体調の変化を感じていません。
次の一手としては、現状のホルモン剤のフェソロデックスに加えて分子標的薬を併用することになるのですが、これまた僥倖に恵まれて、私の場合、最初のタモキシフェンが約6年、次のフェソロデックスが2年半と、長く薬効をキープしてくれて今に至っています。
つまり、私の場合2回の薬の選択は、どちらもビタビタにクリティカルヒットしてくれていているものの、3回目もそうであるという保証はなく、フェソロデックスの薬効が切れたと思えるまでは引っ張りたいと思うのです。
手持ちのカードを出来るだけ多く残しておきたいというのと、時間を稼ぎ、後発になればなるほど改良された薬に出会う確率が高くなるのではと思うからです。
、、、ということで、12回目のPET/CTは「微妙な現状維持」でした。
PET/CT受診の際、看護婦さんに「私これで何回目ですか?」と尋ねた時、「12回目です」と秒で即答が返ってきて、「ま、やっぱ、ステージ4でこれだけ受診するのは珍しいから、事前に数えたんだね」と、ツボでした。(笑)
2014年の3月「あと何度の桜かな」と思って見上げた桜を9回も見ることが叶いました。
受け取る前のもやもやドキドキする気持ち、受け取って、「まあまあ」であったことに安堵し浮かべる微苦笑、年に1度のPET/CTは、私のがんマラソンランナーとしての「通信簿」です。
初心に帰る「通信簿」です。
いつも「生きていることを当たり前と思うなよ」と、肩をポンと叩かれる気がします。
神さまありがとう、背筋を伸ばして深呼吸をし、慌てず、焦らず、諦めず、風太とぽてぽて歩きながら春夏秋冬を愛でる暮らしを一日一日丁寧に重ねていきたいと思います。合掌。
(おしまい)
こんにちは。検査お疲れさまでした!風太くん可愛い!犬派ですが、風太くん写真にはいやされます。
私も今週病院ですよ。骨についてはCTで多数引っかかって、MRIと骨シンチでは引っかからないといった不思議な現象を2回経験してます。ハテナでしょう?
病院にないのか?先生ペット検査しないから。
術後病理結果が出て治療法が発表されますー。ドキドキ。頑張ってきます。
本当によく雨が降りましたが、acocoさんのお住いの辺りは大丈夫でしたか?
私の住む田舎は、田んぼに大きな大きな水たまりが出来ています。(笑)
検査の結果気になりますね。
私の場合、がん告知の後、手術の前にPET/CTを撮ってくるように言われて、画像を見てあまりのがん転移の多さに手術が取り止めになったのでした。
私の病院もPET/CTの機械がないので、大学病院近くの「画像センター」まで行きました。
PET/CTも、がん転移の大きさが5mm以上でないとはっきりと写らないので万能ではありませんが、「通信簿」として安心感があります。
費用は3万円くらいかかりますが、痛くも痒くもない検査なので、acocoさんも気になるようなら受けてみてもいいのでは?と思いました。
自分自身が納得して治療を受けるのが大事ですからね。
頑張り過ぎないように頑張ってください。
ふるゆらさんが日々の感謝と多幸感の中で暮らしていらっしゃるがいつも伝わってきます。
そのしあわせな境地がご本人の領域を超えて、私のように御ブログにお邪魔する人達にも降り注いでいるのだなぁと改めて感じました。
自分自身へ「裁かない、戦わない、流れに身を任せる」と不戦の誓い
を立てられたとのこと。
ふるゆらさんの中で決められ決まったのだなと思いました。
目の前のモノゴトをそのまま受け入れることほど最強はないと思っています。
自分を振り返れば、なかなかできそうでできないのが微笑ましくもあるのですが・笑
今を生きる、ふるゆら&風太 最強コンビ!
見習いながら私も人生を謳歌していきます♪
いやいやいやいや、Rikaさん、私がそんなに達観している訳ないのです。(笑)
「不戦の誓い」はそれくらい強く思わなければ、自己肯定感が低いという持病を持つ私は、ついつい自分にダメ出しをしてしまうということです。
常に揺れ動く心を持て余して溜息をつくこともありますが、それでも「不戦の誓い」以後は、自分の欠点に寛容になれて、生きるのがずいぶん楽になりました。
まだまだ達観には程遠いのですが、この境地に至るための、これまでの山あり谷あり人生行路だったのかと思っています。
それに、現在の延長線上に近未来の自分を想定しても、現実には斜め上の想定外なことが起きることは、ステージ4を告知されたことで身に沁みましたしね。(笑)
「不戦の誓い」と「今を生きる」を念仏のように唱えながら、この星の旅人であることを楽しもうと思っています。
常に何かに反応し続ける心を持ちながら「裁かない、戦わない、流れに身を任せる」を終始貫いていくことがどんなに難しいことかとつくづく感じますが、ふるゆらさんが実感されている通り、それを実践し続ければ、自分にも周りにも愛おしさが増して、人生も楽になっていくものだと思います。
この星の旅の途中に、ふるゆらさんと風太くんに出会えたことに本当に感謝しています♡
お互いに旅の風景をたくさん楽しんでいきましょうね♪
はぁ~い♪
そうしましょう♪そうしましょう♪
ふるゆらさん
男前でキュートな風太くんとやさしさに包まれた美しい風景にいつもほっこり和ませて頂いています。
どうもありがとうございます。
今回のご報告を拝読して、ふるゆらさん、よかった~!と手放しで喜べなかったのは残念でしたが、ショックな結果ではなくて本当によかったです。
いろんな自然療法でやってきた友達は、様態が悪くなって抗がん剤治療をしなかったら3か月と余命宣告され、去年12月から治療を始めました。
医者が知っていると思っていること、
そして患者が医者の診断を知ること。。。
「知る」という状態が、身体にどんな影響を実際に与えるのだろうと思いました。
同時に、決然と決めてしまうことが、「知る」を上書きできるだろうかとも思いました。
決めれば決まる。
過去そう強く実感したことが何度かありましたが、自分が難度がとても高いと思い込んでいることでもそれができるのか、私自身は分かりません。
でも、どんな難しそうなことでもできる人がいることも事実のようです。
どんなことも体験して味わうために生まれてきているのなら、何が良くて何が悪いなんて本当はないのだと思いますが、できるだけ心も体も嬉しくて喜べることを体験したいときっと誰もが感じていると思います。
そして、実際に気持ちが安らいでうれしいなぁと芯から思える時、その気持ちは体に直訳されて、身体はその光をそのまんま吸収しているように感じます。
実は身体は100%本人の意識に従っているんじゃないかとも個人的に思ってます。
がん細胞が体の中の毒を一手に引受けてくれているという考えもあることを知りました。
もしそうなら、全体を生かすために細胞同士で協力し合っているのかもしれないし、役割が終了すればがん細胞も活動を停止したり消えたりするのかもしれないとも思いました。
。
生命には想像もつかないぐらいのとんでもない計画があって、いつだってものすごい可能性があるんじゃないかと想像しています。
ふるゆらさんと風太くんがこれからもずっとずっと仲良くしあわせであってほしいと心からお祈りしています。
Rikaさん、ご心配と暖かなお言葉ありがとうございます。
私的には「微妙な現状維持」でも「現状維持」には違いないと、至ってのほほんと暮らしています。
WBCの侍ジャパンの世界一を目撃出来て、2022年11月のW杯のサッカーの本戦で、サムライブルーがドイツとスペインを撃破して半年以内に、再び「生きててよかったぁ♡」と思えて感無量です。(笑)
Rikaさんのお言葉
【どんなことも体験して味わうために生まれてきているのなら、何が良くて何が悪いなんて本当はないのだと思いますが、できるだけ心も体も嬉しくて喜べることを体験したいときっと誰もが感じていると思います。
そして、実際に気持ちが安らいでうれしいなぁと芯から思える時、その気持ちは体に直訳されて、身体はその光をそのまんま吸収しているように感じます。】
に100%同意です。
私は風太と家の周りを1時間ほど散歩すると、心身ともに浄化されて光や風に満たされている心地になります。
私にとって心地よく生きることは、このような時間を確保できる暮らしを営むこと、、、いたってシンプルです。
そして今の私はそのように暮らせているので、その他諸々を差し引いても、どう考えても「果報者」です。
訳あって数年前に、自分自身へ「裁かない、戦わない、流れに身を任せる」と不戦の誓いをたてました。
「今を生きる」ことだけ大切にして、これからも大いに楽しみますよ♪