放射線治療10回目 最終回・・・つ、疲れた (nya.32)
「終わった・・・」もうこれで、しばらく病院に来なくていいんですね (2014年3月31日)
たぶん、もう、大半の方が忘れ去っていると思うのですが、2014年3月31日は、「消費税5%最後の日」で、2014年4月1日は「消費税8%最初の日」でした。
私の放射線治療の最終日が、「この日」でなかったら、いくら「昭和のサラリーマン根性」が染みついた私でも、病院に行って放射線治療だけして、会社を「病欠」、家で寝ていただろうと思うのです。
でも、現実は、「最もキツイ身体」で、「終わらない残業」を乗り越えなくては、私の3月31日は完結しないのでした。(涙)
誰がこの日程を選んだのかと言えば、放射線治療を「早く始めて、早く終わりたい」と前のめりに決断した「私」です。ははははは、大笑い。
金曜日に9回目の放射線治療を受け、軽い吐き気が治まらない身体で土日を働き、待ちに待った月曜日。
「何としても、吐き気止めの処方箋をGETする!!」
と心に決めて病院に行きました。
放射線食道炎の症状が現れた6回目から、回を重ねる度に痛くなったので、放射線治療最終回の10回目は、本当に憂鬱でした。ただ、「今日で終わり」です。
2月10日の癌検査開始から、3月31日の放射線治療10回目を迎える今日まで、仕事以外のすべてを「病院に捧げた」私です。
放射線治療食道炎で、食べ物を飲み下す度に『んが、ぐぐ』(サザエさんエンディングです。)と痛みに耐えることよりも、全く「遊び」の部分のない生活に飽き飽きした気持ちの方が、強かったと思います。
「今日で終わり、今日で終わり」と心の中で呪文を唱えながら、10回目の放射線の「発射」を受けました。
「終了」です!!万歳、万歳、万歳。
ただし、(「発射」を受けた感触は、初回と変わらずないものの)治療が終わると、確実に放射線食道炎の症状が悪化します。
病院に着いてすぐに「吐き気止めの薬をください」と、看護師さんに嘆願しています。
放射線治療治療が終わるとすぐに、処方して貰えるようにして貰いました。
薬局で受け取ると、用意していた水ですぐ服用。
これで、「吐き気」が治まらない場合、今日の仕事は地獄を見ます。
ハラハラしながら、車で会社に向かいました。
「なんということでしょう!!」会社に着く前に「吐き気」が止まりました。
返す返すも、病院の「土日が休み」という理不尽を呪います。
こんなに簡単に治るものを、「病院が週末お休み」という理由で3日間も「仕事しながら」耐えたのです。(怒)
午前11時に出社した私の、「2014年3月31日」スペシャル残業は、午後10時50分に終わりました。
頑張りました。
残業が終了した時、私の瞳孔はぱっくり開いていたと思います。
明日4月1日は、「この疲労」を見越して休みを入れているので、病院にも会社にも行かなくていいのです。
・・・・・嬉しい。ほんっとうに!!嬉しいです。
私の、【自分が乳癌だと知る】前の、サラリーマン人生では、休日の日に、アラームをセットせず「自然に目覚める」ことに、「ささやかな自由」を感じていました。
明日はそれが叶えられます。
なにより、「やっと」好きなだけベッドに横になって、「病人らしく」過ごせるのです。
風太が我が家に来て、2週間経ちました。
ずいぶん家や家族にも慣れてくれました。
世間様の「癌闘病生活」に比べれば、全然大したことのないものの、私的に十分大変だったこの時に、風太がいてくれて本当に良かった。
我が家に来てくれて本当にありがとう、風太。
多分、生まれたばかりの風太より、【乳癌ステージ4】の私の方が先に逝くことになるけれど、出来るだけ長く一緒にいられるように、私、頑張るからね。
次は、
です。