いやはや、壮大な日没でした。合掌。　（2019年12月24日）

冬の河川敷夕景散歩の第二弾です。

冬至のお祭りとしてのクリスマスイブには、やはり「太陽の復活」を感じる壮大な日没がふさわしいかと思い、今日のブログに選びました。

・・・でもあんまりクリスマス感がないので(笑)、ユーチューブで見つけた『Santa Meow wish You a Merry Christmas』を添えたいと思います。

こちらをBGMにして、今日はご覧ください。

私の住む田舎は誠に温暖で、滅多に降らない雪が降れば「お祭り騒ぎ」になるような土地柄ですが、それでも冬はそれなりに雲の多い日が続きます。

私自身は、雲がびっしりと空を覆い、冬の弱い日差しが地上にあるものの色彩という色彩を吸い取って、まるでモノトーンの世界のように感じる「冬らしい日」にも、十分に魅力を感じるのですが、如何せん、その空気感を切り取るだけのカメラの腕がありません。（嘆息）

と、いう訳で、、、必然的に私の写真は「晴れの日」だらけになるのです。(笑)

が、しかし、、、「晴れの日」なら私のカメラの技量が安定するのかと言うと、そういうことは全くありません。（嘆息）

頼りにするのは「野生の勘」、後は現代光学の粋を集めたデジカメの性能を盲目的に信じ、天に任せてシャッターを押し続けるのが「私流」です。(笑)

自分が「良い時代に生まれたなぁ」と思うのはこういう時で、カメラがフイルムを必要としていた時代では、財政的にこういう写真の撮り方は出来ません。

ところが今は全く写真に疎い素人が、気分の趣くままにシャッターを押し続けても「タダ」、何枚撮っても心が痛まないどころか、ピント合わせから光量の調整まで自動でしてくれるのですから、本当に大したものです。

私は「きれいだな」と思う場所で立ち止まり、カメラを向けて自分の心象風景に近い大きさにズームで縮小拡大して何回かシャッターを押すだけ、その間1分ほどで「はい終了」です。

、、、で、そんな有難いデジカメで、日没しようとする夕陽とデッドヒートを繰り広げ、思う存分シャッターを押しまくった結果、、、大量の「傑作(笑)」が生まれ、取捨選択が出来ないまま、第一弾、第二弾と同日の夕暮れをブログにアップするという事態が発生する訳です。(笑)

この日は、東を見ても西を見ても雲がなく、風も吹いていない冬の1日でした。

風がない日は川面が鏡面のようになって空を映し、それは美しい、どこか非現実的な風景が見られます。

私のカメラの腕前などという、そんなちっぽけなもので左右されないほど、圧倒的に美しい自然がそこにあり、私は大船に乗った気分でシャッターを押すのみです。

とうとう日没の時を迎えても、青から紅へのグラデーションは刻々と変化を続け、それを映す水面と濃くなっていく影を追って飽きることはありません。

生きていれば、毎日毎日、日は昇り日は沈みます。

もう何万回も経験しているただの平凡な日没、絶景として知られている場所でもないただの平凡な田舎の河川敷で見られる夕暮れですが、それでもやっぱり「壮大な」という形容詞を選んでしまいます。

冬至の時期の太陽の力が最も衰える時に、このような美しさが現れるのですから、本当に「すべての雲には銀の裏地がついている（“Every cloud has a silver lining”.）」ですね。

願わくば、これからも、このようなギフトをいっぱいいただいて、ポテポテ歩き続けたいものだと思います。

そして、ブログ読者の皆様が、ちょっとだけ深呼吸して「ああ、きれい」と思ってもらえるとしたら、、、「こりゃちょっと、洒落たクリスマスプレゼントかな」と思っていただけたら、、、望外の幸せです。

（おしまい）

次は

1. まいにち風太、まいにち田舎　（nya.1151）

です。