ニャンの日に読みたい『おじさまと猫』 (nya.1941)
今日は「ニャせんニャじゅうニャねんニャがつニャじゅうニャにち」ですから。(笑) (2022年2月22日)
今日はのけ反るほど「2」が連打された珍しい日付「2022年2月22日」。
今日という日に強烈な「猫ネタ」をブッコまなくてどーすると、数日前から一人意気込んでおりました。(笑)
「よっしゃ、さっそく何のネタにするか考えようか」と、モンモンとして無い知恵を絞り、ウンウンと唸って長考することを覚悟して数秒、「おっっ、アレがあるじゃないか」とあっさり決まりました。ははは。
『おじさまと猫』(おじさまとねこ)
これはもう、鉄板でしょう。
『おじさまと猫』(おじさまとねこ)は、桜井海による日本の漫画作品。スクウェア・エニックスとpixivのウェブコミック配信サイト『ガンガンpixiv』および『月刊少年ガンガン』にて、連載中。2017年6月12日に、桜井海が自身のTwitterアカウントにて公開した『おじさまと猫』が瞬く間に人気を博し[1]、単行本の発売[2]、雑誌連載に至った[3]。
ペットショップで売れ残っていた一匹の成猫。日に日に値段が下げられ、誰にも見向きもされず諦めていた猫の前に、ある日一人の男性が現れる。「私が欲しくなったのです」そう告げる男性・神田冬樹に迎え入れられ、猫はふくまると名付けられる。ふくまるは神田の元で、徐々に心を氷解させ、二人は幸せな日々を送ることになるのだったhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%A8%E7%8C%AB
お前に出会えたことが幸福だから
ふくまるだよ
ペットショップで売れ残っていた一匹の成猫。
日に日に値段が下げられ、見向きもされず、諦めていた猫の前に一人の男性が現れる。
彼が告げた言葉とは…
「私が欲しくなったのです」
これは誰かに愛されたかった猫と
おじさまの、心温まる日々を紡いだ物語。
https://www.ganganonline.com/title/382
私がこの作品の噂を聞きつけたのは2018年頃、ツイッターで無料で読める漫画だけど「猫が好きなら絶対に泣く」ので大人気という噂でした。
その頃の私は仕事を続けていましたが、乳がんステージ4という病名に配慮して、閑職のデスクワークに配置する会社の温情を有難く感謝しつつも、体力の低下由来の「まばたきの瞬間に寝落ちする」という強烈かつ病的な睡魔との戦いに連戦連敗しておりました。
勤務時間中は、PC画面に向かって「仕事をしている」「何も考えられないくらい睡魔と戦っている」「仕事しているつもりなのにいつの間にか寝落ちしている」が30%ずつで均衡し、残り10%は食事時間という有様でした。
勤務20年の「お局スキル」プラス「閑職」のお陰で、「仕事30%」で上司から求められる仕事の質と量は達成していたため、退職勧奨もなく席に座り続けていましたが、会社の温情に胡坐をかいている自分を申し訳なく思っていました。
思っていましたが、、、ほんとうに申し訳なく思ってはいたのですが、、、そこはホレ、アレです「腹黒い我田引水」的展開が得意な私ですから、「どうせ1日の勤務時間にしばしばたびたび寝落ちするのだから、マンガ読んで寝てない方がヨクネ?」という謎理論で、『おじさまと猫』を会社のPCで読んだのでした。ははは。
そして、噂通り泣きました、、、職場で、静かに涙がこぼれました。
・・・良い子は決して真似しないでくださいね。合掌。
これは誰かに愛されたかった猫と
おじさまの、心温まる日々を紡いだ物語。
と、書評にあるように、決して「悲しい」ストーリーの漫画ではありません。
むしろ「幸せで胸いっぱい」になって涙がこぼれるのです。
しかも何しろ「無料」ですから、ハードルが低かったんですね。(悪い子の言い訳です)
私は幼い頃から猫と共に育ち、2016年3月に骨転移無数、リンパ節転移無数という多発骨転移で「立派な末期がんステージ4」とがん告知を受けた時、残り少ない時間でしたいことを考えたら「猫を飼いたい」と一番に思うくらいの猫好きです。
でも、それでも、猫が考えていることは8割方分かりません。
分かることは「腹減った」「外に出してくれ」と、「私のことがかなり好きらしい」くらいです。
そんな「猫の気持ち」という永遠の謎の前で立ち尽くす愛猫家にとって『おじさまと猫』は、もやもやを祓う一種のカタルシスなのです。
「そうだったらいいなぁ」「こんなふうに思ってくれてたらうれしいなぁ」「私も、猫と一緒にいるとおんなじように心がポカポカするなぁ」と、至れり尽くせりです。
そして、人は悲しくて悔しくても泣くけれど、幸せでも泣くのだなぁということを体感します。
固く閉じていた心が、猫と暮らすことで柔らかく解けていく喜び。
クールでダンディで男前な「おじさま」が、ふくまると暮らすことで「ただの猫フェチ」に壊れていく様をお楽しみください。
2022年2月22日という記念すべき「ニャンの日」に自信を持っておススメします!!
(おしまい)
猫好き猫飼いの乳癌ステージ4(放射能とホルモンフェソロデックス・・治療法同じ)です。私は背骨の骨転移を放射能で治療した時、ころしてください~というほどの痛みを経験したのですが、痛みのあまり呼んでしまった救急車の中で「治療法ないですよね。死にたいくらい痛かったのでつい呼んでしまって」と謝ると、ハンサムな救急隊員のお兄さんがずっと背中をさすってくれて、おっ!背中痛くてラッキーと思った経験が。仕事は現在休職中で、あと半年で復帰か退職か(いえ、食えなくなるので選択はないはず?。。)の中、記念日となる2022/2/22日に肝転移を告げられて・・・え???な中、このブログに出会いました。過去のブログを読ませていただいて。。。言葉が胸にしみこんで、嬉しくて、暖かくて。ありがとうございます。叔父様と猫よいですね。ネットとコンビニで済ませてしまって…作者に申し訳ないので、BOOK OFFで買おうと思っている今日この頃です。
勝美さん初めまして&コメントありがとうございます。
「風太&田舎ワールド」へようこそおいで下さいました。
勝美さんと私、本当によく似た感じですね。
ニャンコの日に転移を告げられるなんて、お猫さま生活を送っている者からすれば「そりゃないでしょ、とほほ」の2倍マシです。
大変でしたね。
私が「がん転移の再燃」を告げられたのは夏の盛りでしたが、その1週間ほど前に「風太がマムシに噛まれる」衝撃的な事件が発生していて、「何か良からぬことが起きる予兆なのか」と思っていた矢先の「再燃」で、「ああ、これか」と思ったのでした。(笑)
※うちの風太は「付き合いのいいナイスガイ」なので、私が足を骨折した時も、数日後に足の肉球がズルムケになる大けがをして帰って来ました。※
猫って不思議ですよね、説明のつかない「繋がってる感」にいつも癒されます。
しかし、激痛の中でも「イケメンセンサー」が稼働するなんて、勝美さんは真の強者とお見受けいたします。
感服仕りました。合掌。
生きているといろんなことがありますが、「自分を幸せに出来るのは自分」なのですから、勝美さんも思いっきりご自分を幸せにしてあげてくださいね。
私は「休職→退職」の道を選択しました。
蓄えを取り崩す生活は、胸をキュッと掴まれるような不安が付きまといますが、それでも、有限な時間をのんびり猫と散歩しながら暮らす喜びには代えがたいと満足しています。
「がんマラソンランナー」になったからには、正解や効率を求めず「納得」とか「満足」を求めたいと思うのです。
勝美さんに、この歌詞を贈りエールとさせてください。
『大空と大地の中で』の一節です。
野に育つ 花ならば 力の限り生きてやれ♪
ふるゆらさん、風太くん、こんばんわ。『おじさまと猫』しっかり読んでましたよ。私はテレビから知りました。草刈正雄さまが好きなので。ぬいぐるみが主役の実写は滑稽だと、ばかにしてたのですが、はまりました。ふくまるの声って、神木くんでした?声優やってもうまいな。やっぱり、話の内容がやさしさがあふれてて素敵ですね。私は小学生時代からセキセイインコのいる生活なので、猫ちゃんとの暮らしは、風太くんや漫画や文庫でのエアー体験で我慢かな。
そうですか、絵里さんもご存じだったのですね。
私は原作を気に入っている時は、ドラマも映画も見ない派なのでテレビは見ていないのですが、「おじさま」は草刈正雄しか考えられませんよね。
見事な配役です。パチパチパチ。