「ハタチ基金」と風太と私 (nya.133)
さてさて、気の長ぁ~い?競争です。 (2017年3月11日)
今日は東日本大震災が起きて6年です。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。
今現在頑張っておられる被災者の方々の、志と忍耐と献身に心から感服します。
2011年3月11日、私は仕事をしていました。
他の多くの人と同じように、テレビで移される「リアルタイム」の津波の映像を見ました。
「リアルタイム」でありながら「非現実的」に思われ、これが「現実」なのだと腑に落ちるまで数日かかったように思います。
自分に出来ることは「義援金」に寄付することくらいしか思い浮かばず、募集が始まるとすぐに申し込みをしました。
2年目、3年目も同じように寄付をさせてもらいました。
言い訳かもしれませんが、私のように「仕事を抱えている」人間は、駆けつけたい気持ちがあっても叶わない現実があり、その分、働いて得た収入のいくらかを寄付させてもらうことで、いくばくかの自己満足が得られました。
被災者の方すべてがご苦労されているのですが、私は自分自身の「子供時代」がハードだったことから、「震災孤児」の方たちのことが念頭にあり、「震災孤児」の子どもたち全員が成人する2031年までは、必ず毎年「3月11日」に寄付しようと、最初の年に決めたのです。
4年目の2014年3月、私は浸潤性小葉癌=【乳癌ステージ4】の診断を受けました。
3.11の震災当日は「落ち着いたら寄付しよう」と思いましたが、落ち着いたのは、もう夏になろうとする頃でした。
例年通り「赤十字の義援金」に寄付しようとしたところ、「募集停止のお知らせ」。
震災から3年をもって終了していました。
さてさて、どーしたものかなぁ、と思ってネット空間を彷徨っていると「ハタチ基金」を知りました。
ハタチ基金とは東日本大震災の被災地の子どもたちに寄り添い、20年間継続的に支援を行う基金です。
ハタチ基金は2011年から20年間、子どもたちに学び・自立の機会を提供するために、復興状況や現地のニーズに合わせて支援活動している団体の活動費用に活用させていただきます。皆さまの想いとともに寄せられたご寄付を、子どもたちのために役立てます。
http://www.hatachikikin.com/about
読めば、毎月の寄付と不定期の寄付が選べるようになっています。
私は迷いました。
何しろ【乳癌ステージ4】の診断を受けたての「ホヤホヤ」です。
とても20年、継続できるとは思えません。
でも寄付の趣旨としては、ドンピシャ私の思いに適うものです。
「むむむ」と考えていると、私の後ろで「くうすかぴー」と呑気に寝ている風太に気付きました。
風太を飼う時にも私は「自分の方が早くこの世を卒業するのに、猫を飼ってもいいものか」と逡巡したのです。
でも「どうしても、飼いたくて」末期癌の身体で子猫を譲り受けました。
そして今「風太のいる生活」は、「風太のいない生活」に恐怖を感じるほど、私を幸せにしてくれています。
『風太とおんなじだけ生きよう』と思っています。
風太の寝顔を見て、「ハタチ基金」に参加することにしました。
末期癌の身体ですが、出来る限り続け、無理になったらその時「退会」させてもらえばいいや、と思いました。
月々「ささやかな」寄付をさせてもらっています。
お金という「無機質なもの」ですが、私にとっての風太のように「温もり」を感じられるものになればいい、と祈ります。
上手くいけば、私の「清貧な」口座に幾ばくかのお金が残せ、私がこの世を「卒業」した後も、月々の寄付が引き落とされて、震災孤児の方が成人するまでお手伝い出来たらいいなぁ、と思っています。
そして今日、2017年3月11日。
私はまだ「働けて」いますし、収入を得ていますので、「ハタチ基金」を今年も継続できます。
被災者の方々の悲しみや切なさを、本当の意味で理解することは、決して出来ない私です。
私が「普通の生活」を送り、収入を得て、「ささやかな」寄付を続けることが、私の出来るすべてです。
私が生きることを赦された時間と、現在3才の風太の寿命、そして今年で6年が経過した震災孤児の方々が成人するまでの時間。
何やら「微妙」な競争です。(笑)
次は
です。
ふるゆらさま
初めてメールさせていただきます。昨日たまたま病院に通院してる時、ブログを拝見しました。
私は、56歳の、子供なし、夫婦二人暮らしの会社員です。京都在住です。
まだ全ては、拝見してないのですが、私も、6年前に鼻腔がんをわずらい、早々に見つかったのですが、これが希少ガンでなかなかしつこく、良き治療が見つからず、三年前に肺に転移して、抗がん剤をやって一時は消えたものの、またもや出てきたりと、今は、共存してると行った感じです。
この6年間泣いてばかりでした。
私死ぬのやなあとかそればかり考えました。。だけど、去年あたりから、もっと自分にできることがあるかもと思い、にんじんジュースとか、野菜中心とか、笑うこととか。体が喜ぶことをしよう、やりたいことをやろう、と思いました。そして昨日ブログ拝見して、ハタチ基金もなんと私も、やってますし、まさにふるゆらさんの考えと一致してます。
そして楽しいブログ!
そして風太さんの写真が、私の実家で飼っていた「ちび」にそっくり!
縁を感じました。
ビワの葉こんにゃくは、実は、少しやったものの、ビワの葉が手に入らなくて、やめてしまいました。
にんじんジュースも市販のものから、ジューサーを買おうと思い始めてます。
野菜ジュースも最近進められ、やり始めました。なんとなくですが、ふるゆらさんがやっていらっしゃることが、私とやりたいことと、一致してて、本当に参考になります。お家の田舎の風景も惹かれます。うらやましー
だらだらとまとまりのない文章でしたが、とにかくブログ元気もらいました。
それをお伝えしたくて、メール致しました。ありがとうございました。
のりかなさん、はじめまして&コメントありがとうございます。
風太と田舎ワールドをお気に召していただけて嬉しいです♪
ブログにも書きましたが、私が試したアレコレの「何が効いて」今の自分の穏やかな小康状態に導かれたのかさっぱり分からず、そのため、アレコレの紆余曲折を漏らさず書いて、同病の方に参考にしていただけたらと思い、ブログを書き始めました。
「にんじん、りんご、レモンジュース」「枇杷の葉こんにゃく温湿布」「梅エキス」「最強の野菜スープ」
がんに効くかどうかはさておいて、どんな病気であれ「健康になって」悪いことは一つもないと思って続けています。(笑)
それに加えて大切なのは、心の有り様ではないかと思い、私が過ごした日々の心の変遷もブログに書きました。
体のメンテナンスをするのと同じ熱量で、自分を幸せにすることにも熱心に励むのです。
お気づきでしょうが、私の場合はお気楽に生まれついているので、その点で大きなアドバンテージを神さまからいただいています。(笑)
のりかなさんは、いろいろな葛藤を経て生きることを楽しもうと思う所に辿り着かれたのですね。
全くもって同感です♪
「地球滞在型リゾート」を楽しむのに、「がんマラソン」ランナーであることは不利に働くものではありません。
人生が有限だと知ってこの星を見回すと、美しさと愛おしさに胸打たれます。
この星を旅する旅人同士、これからもよろしくお願いします。
色々考えさせられます。
深いなぁ。ふるゆらさん。
こちらも春の足音が!うれしいっ。
はやくぽかぽかしたいです。
うちのワンコは健太です(笑)(笑)
「ともろー」さん、先日の『江戸時代の農民』って、税金のダダ漏れ&天引きのことですね。
私はなぜか「ともろー」さんも古民家に住んでいるのかと思い込んで、とんちんかんなお返事してました。(笑)
お犬様は「健太」様ですか。ご機嫌いかがですか?
うちの風太は、今夜も「脱走」して縄張りを巡回しています。
どうも、先ほどから「遠くで」風太がケンカをしている「唸り声」が、風に乗って届きます。(笑)
春先は、侵入者が多くて「お忙しい」みたいです。
アラフォー独女。実家暮らし。
です(笑)
健太は毎日食べ物を探索してる食いしん坊です。
介護の仕事してます。
木曜日生研の結果を聞きに行きます。これからどうなるかわかりませーん。さて早番、いってきまーす。ふるゆらさんもファイティン!
そうですか、結果待ちですか。
仕方がないんだけど・・・悶々としますよね~。
「いい知らせ」であることをお祈りしますね。
こうゆう時、仕事があるのは「気が紛れて」ありがたいです。
健太くんに遊んでもらって、一日一回、大笑いしてください。
これが効きます。(笑)