風太(日本猫)“降臨” (nya.23)
ようこそ“ざしきわらし風太”=我が家のペットセラピスト (2014年3月17日)
病院で痛み止めを処方され、私の「放射線治療初日」は終わりました。
しかし、今日の【メインイベント】は、これからです。これに比べれば、「放射線治療」なんて小っちゃい小っちゃい。
じゃじゃあ~ん。今日は、待ちに待った「子猫を貰い受ける日」です。パチパチパチ。
そうです、今日は、待ちに待った、【猫を我が家に迎える日】です(万歳、万歳、万歳)。
ネットの「掲示板サイト」の、「子猫の里親募集」を来る日も来る日も、閲覧し、ついに出会った2013年11月生まれの「キジトラ」の男の子。
掲示板の、どの子猫よりも「男前♡」。
飼い主さんと調整し、互いの家の中間地点で落ち合って、今日の夕方、手渡していただけることになったのです。
病院での「マストミッション」を果たした私は、心も軽く病院を出ました。
そして、その足で本日の「メインミッション」に取り組むべく、ペットショップに立ち寄りました。
事前に確認すると、「子猫が食べるのはドライフードオンリー、猫砂はチップタイプ、トイレのしつけ済、予防注射未」とのことでした。
慣れない環境に来て、慣れ親しんだものがあると落ち着くはずなので、ペットショップに寄り、飼い主さんから聞いた「銘柄」のそれらを調達しました。
新品のペットグッズを車に積み込み、待ち合わせ地点にGO!!
未だに決めかねていた子猫の「名前」を考えながら、車を走らせました。
候補は2つに絞られています。
じゃりんこチエの『小鉄』のようなたくましい男の子の名前にするか、「風」が大好きな私の趣味に合わせて『風太』にするかです。
待つことしばし、飼い主の方が、赤いスポーツカーで現れたのには驚きましたが、無事子猫を手渡していただきました。
その折、飼い主さんが、「この子は男の子だけど、ちょっとビビりなんです。」と言われたので、子猫の名前候補『小鉄』は却下され、『風太』に決定しました。
その後、我が家に来た風太は、飼い主の方の「予言」通り、見事な「ビビり」ぶりを発揮し、落ち着くまで1週間くらいかかりました。
私の部屋のベッドの下の、一番奥に潜り込んだり、応接間のイタリア製の大きなソファーとキャビネットの隙間に潜り込んだりして、隠れて出てこなくなること数度。
手が届かない所に、小さな体で潜り込むので、滅多に動かすことのない大型家具を動かさざるを得ず、我が家の「大掃除」に貢献しました。
風太が我が家に来て、私の心境は大きく変わりました。
中でも一番変わったことは、「家に帰るのが楽しく」なったことでしょう。
自分が【乳癌】だと知った時から、激流にもみくちゃにされ、流されに流されて、毎日をサバイブしてきました。
それ以前の数年も、体調不良が続き、生活の主体を「体力の温存」にせざるを得ない状況で、鬱々とした毎日でした。
でも、大袈裟ではなく「家に帰れば風太に会える」と思うだけで、心が明るくなるのです。
それは家族も同じで、家の中に小さな可愛い生き物がいて、予想外のことを次々にして、風太をかまっている間は、笑っていられるのです。
本当に、我が家に来てくれてありがとう、風太。
そんな感じで、私の心は「風太でいっぱい」ですが、現実には「病院」も「仕事」は待ってはくれません。
明日は、6時起床。9時治療の予約を入れています。放射線治療2回目を受け、その後、出勤を「遅出」に調整したシフト勤務に合わせて出社です。(融通の利く会社に就職して、本当に良かった)
肋骨の先っぽが折れた左わき腹の痛みは、昼に痛み止めを飲んでも完全には消えず、夜も薬を飲みました。なんだか喉が痛み、風邪をひいたようです。
骨折の痛み止めではなく、市販の「風邪薬」を飲みたかったけれど、明日の治療に差しさわりがあるかもしれないので、「明日、看護師さんに聞いてから飲もう」と我慢しました。喉の痛みを堪えて就寝。
でもまぁ、そんなことは、大きな喜びの前ではちっちゃい、ちっちゃい。
今夜から、私の部屋に風太がいるのです。
“おやすみ、風太。ようこそ、我が家へ”
次は
です。
サスガデス!