いい夢を見させてもらいました (nya.614)
いい国に生まれてきたなぁ、と思うワールドカップでした。 (2018年7月6日)
私がスポーツ観戦が大好きであることはこれまでも滔々と語って来ましたので、今さらなのですが、やっぱり語らせていただきます。(笑)
先日、日本のサッカーワールドカップがベスト16で終わりました。
予選リーグの第一試合の前半5分のコロンビア選手の一発退場、第二戦のセネガルとのノーガードで打ち合うボクシングのような引き分け、第三戦のポーランド戦の他力本願。
そして念願のベスト8を賭けて挑んだ世界ランキング3位のチェコに敢然と挑んだ勇気。
日本戦を見るたびに、何度も「ここまで来たか」と誇らしい気持ちで一杯になりました。
Jリーグの始まる前の日本のサッカーは本当に「草サッカー」でした。
深夜の教育テレビで中継されるワールドカップを見るたびに痛感しました。
グラウンドの対角線に出したパスが、走り込んできた受け手の足元にピタッと収まる海外のサッカーを見て「神業だ」と感嘆の溜息を漏らすばかりでした。
日本人があんな風になれることはないだろうと思い、彼我の差に落胆する気にもなりませんでした。
ところが今や縦への正確なパスは日本サッカーのお家芸です。
画面を通してピッチ上を見て「あそこ!!」と閃いた瞬間、現実にそのパスが見事に通されるのですから楽しくてたまりません。
日本代表は「侍ブルー」と呼ばれますが、以前はちょっとリップサービス込みの美称でした。(笑)
でも、今の日本代表は日本という風土に育まれた潔い魂「侍スピリット」が招集された「侍ブルー」です。
ノーガードで打ち合うことも、試合の駆け引きでズルをすることも出来る本物の戦士です。
私が見てきた40年、倦まず弛まず、何度叩きのめされても立ち上がって上を目指した結果です。
ベスト8進出が本当に出来るのではないかと、偶然や幸運ではなく実力で奪い取ることが出来るのではないかと、思わせてくれたチェコ戦が逆転負けに終わっても、私には達成感がありました。
試合後、高校サッカーの少年たちのように泣きじゃくっている選手たちを見て、「日本の男は泣くことを恥じない」「まだまだいける」「まだまだ伸びる」と思いました。
西野代表監督の「様々な決断」を含めて「あっ晴れ」な今回の侍ジャパンでありました。
まったくもって、、、「ここまで来たか」です。
サッカーに限らず、日本選手が海外の選手と闘う姿を見るたびに「日本猿vsゴリラ+オラウータン」だと思うのです。(笑)
それぞれの風土に合わせて、長い年月をかけて適応した結果の体格ですから、「日本猿」が小っちゃいことを嘆いても始まりません。
でも、「日本猿」は俊敏でタフで、何より「賢い」のがストロングポイントです。
体格で勝る相手に、肉を切らせておきながら致命傷を負わず、きっちり骨を断つ賢さと気迫を持つために、日本人は「潔い」という美徳を編み出したのではないかと思います。
「そーよね」と思ったのは、ワールドカップ期間中に外国人記者からの質問に答えた本田選手の言葉でした。
2018年6月26日に本田選手が自身のTwitterで明かしたものです。
「外国人の記者に “日本の強みは?”って聞かれて “犠牲心です”って答えた。日本にはあかんとこも沢山あるけど、一方で他には逆立ちしても真似できひん美徳もありすぎて難しいのよね。あと美徳を英語で言うのがむずい……」
サッカーと同様、私が10代の頃「絶対無理」と思っていたスポーツ分野で、日本人アスリートが活躍しています。
テニス、水泳のメドレー、陸上の100x4リレー、卓球、バドミントン、メジャーリーグ、スケート。
「今の若者は・・・」と嘆くことはありません。
日本の若者たちは体格で劣っても賢さと潔さと献身で、世界に伍することを可能にしているのです。
スポーツに限らず賢く潔い男たちがいて、その男たちを育てた優しく賢い女たちがいて、日本という国は、こんなに小さい島国で、国土の2/3が山でありながら、世界第3位の経済大国なのです。
この「凄さ」を日本人はもっと自覚して誇りに思うべきです。
時折り、日本の首相が「G7(主要国首脳会議)」に出席したニュースが流れますが、白人の国の「主要国」の中に日本が入っている「凄み」と意味を考えてみて欲しいのです。
日教組が必死に否定しようとしている「君が代」も、海外勢と闘う日本のアスリートの誇らしい表情を見れば、否定されるべきものではないと子ども達も気付きます。
太平洋戦争で日本と闘って勝利したアメリカは、日本の強さを身をもって知ったために、日本人であることの自尊心が芽生えないよう教育によって、日本人の牙を抜きました。
戦争が終わって70年が経過した今、「愛国心=軍国主義」という奇妙でグロテスクな刷り込みの呪縛から脱し、健全な「愛国心」を堂々と持つ日本人になってもいい頃だと思うのです。
はっきり言って日本を蔑んでいるのは、お隣の中国と韓国とその両国からの「工作」によって蹂躙されている日本のマスコミだけです。
日本が日本人としての自尊心を取り戻し、「普通」の国になることを妨害することが自国のメリットとなるので、彼らはあらゆる手段で「日本を否定」します。
大きな災害が起きるたびに日本人の美徳が世界から賞賛されますが、それは「今時の若者」がしっかり「日本人」として育っていることの証左です。
不謹慎な話、私は東日本大震災の後、「若者」や「ヤクザ」や「外国人」も含めて日本人らしく振舞うのを見た時『この国はやれる』と思ったのです。
ワールドカップサッカーの侍ジャパンたちの「あっ晴れ」な戦いぶりを見て、大きな時代の流れの転換点に立っているのだと、しみじみそんなことを考えました。
「侍ブルー」の敗退を見届けて、すぐにこの歌をユーチューブで聴きました。
東日本大震災から2年半後、楽天イーグルスが優勝する試合で田中マー君が登場した時は球場中で大合唱でした。
『あとひとつ』FUNKY MONKEY BABYS(作詞:FUNKY MONKEY BABYS/川村結花. 作曲: FUNKY MONKEY BABYS/川村結花)
あと一粒の涙で ひと言の勇気で
願いがかなう その時が来るって
僕は信じているから 君もあきらめないでいて
何度でも この両手を あの空へ
あの日もこんな夏だった
砂まじりの風が吹いていた
グランドの真上の空 夕日がまぶしくて
どこまで頑張ればいいんだ
ぎゅっと唇を噛みしめた
そんな時 同じ目をした 君に出会ったんだ
そう 簡単じゃないからこそ
夢はこんなに輝くんだと
そう あの日の君の言葉
今でも胸に抱きしめてるよ
あと一粒の涙で ひと言の勇気で
願いがかなう その時が来るって
僕は信じてるから 君もあきらめないでいて
何度でも この両手を
あの空へ のばして あの空へ
いつもどうしても素直になれずに
自信なんてまるで持てずに
校舎の裏側 人目を気にして歩いていた
誰かとぶつかりあうことを
心のどこかで遠ざけた
それは本当の自分を
見せるのが怖いだけだったんだと
教えてくれたのは 君と過ごした今日までの日々
そう初めて口に出来た
泣きたいくらいの本当の夢を
あとひとつの坂道を ひとつだけの夜を
越えられたなら 笑える日がくるって
今日も信じてるから 君もあきらめないでいて
何度でも この両手を
あの空へ のばして あの空へ
あつくなっても無駄なんて言葉
聞き飽きたよ もしもそうだとしても
抑えきれないこの気持ちを 希望と呼ぶなら
いったい 誰が止められると言うのだろう
あと一粒の涙が あとひと言の勇気が
明日を変えるその時を見たんだ
なくしかけた光 君が思い出させてくれた
あの日の景色 忘れない
あと一粒の涙で ひと言の勇気で
願いがかなう その時が来るって
僕も信じてるから 君もあきらめないでいて
何度でも この両手を
あの空へ のばして あの空へ
次は
です。
次のW杯が待ち遠しいです!
そう思わせてもらえる闘いでした!
フランスと日本の試合が観たかったなぁ。10番にどういう対応するのかみたかったです!
ベルギーの8番を見るたびに平井堅を思い出してましたぁ。あのヘディングは強烈でしたね。
ベルギーが負けました。(涙)
優勝して欲しかったなぁ。
日本代表のサッカーも、私たちも「一歩ずつ」ですね。
確かに「一歩前」に進めたと思える侍ブルーでした。
変化の激しい気候が続きます。
トモローさんもガンバです。(笑)
ほんとう、日本って素敵な国ですよ
日本に生まれ育って、どこの国もこんなもんだろう
いろんな国がたくさんあってどの国もそれぞれ
良さがあると思うのですが…
私はイギリスに三年、イランに一年旅行じゃなくて
住んでいましたが驚愕しました
どれだけ自分がぽわぽわふわふわと生きてきたか
思い知らされました
日本はとってもあまい国なのです
そんなに緊張しなくても安心して暮らせるなんて
当たり前だと思ってました
外国はぼーっとしてるとすぐさまざまな被害にあいます
油断ならないのです。だから気を張ってなければなりません
そうすると人間性がすさんできます。
ずるく、悪賢くないと生きてけないのです
そういうのが国民性に直結しているような気がします
イギリスでもイランでも日本人だというととても
ちやほやされました。そして日本の歴史を持ち出して
日本がどれだけ素晴らしくてかっこよくて尊敬しているか、
憧れの国なのかを滔々と聞かされたものです
日本の良さは高潔、さりげない優しさ、自己主張より
相手の意見をきく、品性がある、協調性、潔いなどですね
そういうのを選手達から感じます
審判にしつこく食い下がらない、タトゥーを入れないことも
好感が持てますし。
日本人でよかったなって思います
私は日本しか知りません。
そして田舎に住み続ける者ですが、本当にこの国を気に入っています。
侍ブルーの戦いは、小兵の侍が鎧兜を身に着けた中世の騎士に切りかかっていくようで、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ということわざを思い出しました。