梅エキスを作った・・・毛虫にやられた(涙)(nya.579)
ほんとうに「何事もなく」過ごすことは至難の業なのです。(嘆息) (2018年6月1日)
さてさて、今年もこの季節がやってまいりました。
6月と言えば「梅雨」、梅の雨と書いて「梅雨」、青梅が実を大きく膨らませ「梅干しでも梅酒でも梅エキスでも、なんだってやってくれ!!」と誘いかけるのです。(笑)
我が家の場合「消費量」からいって、穫れた青梅のすべてを「梅エキス」に捧げます。
今年は梅雨入りも早く青梅が出来るのも早かったため、大急ぎで「梅エキス」を作りました。
「梅エキス」は、田舎に生きる者にとって「スーパー整腸薬」。
そこいらあたりの市販の整腸剤なんか目じゃないくらいに全幅の信頼をおいています。
まず、田舎者がお腹の調子が悪くなると、おもむろに「爪楊枝を探し」ます。
そして、家人全員が共通に認識している「とある場所」に向かいます。
「とある場所」には小っちゃな小っちゃなガラスの容器があり、その中には「タール状の黒いもの」があります。
爪楊枝を逆さまにしてそれに突き刺し、マッチ棒の先くらいの「黒いもの」を舐めると・・・。
酸っぱい、・・・半端なく酸っぱいです。
しかし、しばらくすると・・・あ~ら不思議、あれほど調子の悪かったお腹の具合が改善に向かっています。(笑)
「梅エキス」は、半世紀余り我が家の「スーパー整腸薬」として君臨し続け、今もまたその地位を保っています。
が、ある日突然、私が【乳癌ステージ4】になったことによって、「スーパー整腸薬=梅エキス=がんにも効くらしいぞ」ということになり、一躍スーパースターとして脚光を浴びることになりました。(笑)(参照:「梅エキス」我が家の常備薬から、万能薬に昇格する (nya.70))
それ以来、毎日欠かさず「舐め続ける」こと3年半、お蔭さまで「骨転移無数、リンパ節転移無数」の末期がんが、「4か所のみの骨転移」の末期がんになり、そのまま現状維持を保つという僥倖に恵まれ現在に至ります。合掌。
一般的に「手遅れ」とされる末期がんの私が、手術も抗がん剤治療もせず、放射線治療とホルモン療法のみで、無数にある転移が4か所に縮小したのですから、当人も驚く結果です。
この幸運の要因は、第一に私の中に生まれたがん細胞と現代医療の粋を集めて作られたホルモン剤とのマッチングが素晴らしく良かったことによると思います。
しかしそれだけではなく、「手術や抗がん剤が出来ないくらいにがんが進行しているのだから、せめて健康な身体になろう(笑)」と考えて始めた『からだにいいこと』が、功を奏しているとも思うのです。
そのように思って取り組んだアレコレについては、このブログで時系列に沿ってお伝えしましたが、中でも「これが良かったんじゃ?」と思うものが、毎日欠かさずにした「枇杷の葉こんにゃく温湿布」「枇杷の葉茶」「にんじん、りんご、レモンジュース」「浴槽につかる入浴」、そして「梅エキス」です。
以前は「すみればあば」の体力も十分で、私は出来上がった「梅エキス」を有難くいただくのみでしたが(笑)、一昨年から「すみればあば」の体力が落ちたために、出来上がった「梅エキス」のほとんどを消費する立場上、やむを得ず「梅エキス作り」に参戦することになりました。(嘆息)
一昨年は、「すみればあば」がお姑さん(祖母)から厳しく指導を受けたやり方をまともに踏襲してクラシックな方法で「手間暇かけて」青梅を下ろし金で擦り下ろし、精魂込めて作りました。
昨年は、「梅エキス」のことをブログにアップしましたので、一昨年の量を倍増して「日頃心配をかけている友人たちに配らねばなるまい」と思い、あっさりクラシック方式を捨て去って、青梅を擦り下ろす代わりに、文明の利器「フードプロセッサー」で切り刻むことで省力化を図りました。(笑)
この方法はPCで探し出したものですが、「すみればあば」は自分が頑なに50年間守り続けた方法が否定されることが大いに不満で(笑)、「出来上がり」や「日持ち」が良くないのではないかと難癖をつけられながらの作業となりました。(嘆息)
そして今年です。
1年間舐め続けた結果、「去年の新方式梅エキス」がクラシック方式のものと遜色ないことが証明されました。(笑)
風太と青梅の写真を見ていただくとお分かりのように、「こんな量」をせっせと手間暇かけて擦り下ろす気などサラサラありません。(笑)
・・・ということで、昨年のブログで「新方式・・・どうかな?」と申し上げていたことを訂正し、「イエス!!新方式!!GOGO!!」と申し上げたいと思います。(笑)
(参照:「すみればあばのふるさと便 田舎の食卓」 梅エキス(スーパー整腸薬) (nya.230))
詳しい手順は、明日「すみればあばのふるさと便 田舎の食卓」 梅エキス(スーパー整腸薬)第2弾 (nya.580)として詳しくご説明しようと思うのですが、フードプロセッサーを投入しても、収穫から完成までは丸2日がかりの「大作」です。(涙)
その上、収穫した青梅はあっという間に黄色く完熟しようとするので、「また明日」とはできない時間勝負なのです。(嘆息)
何しろ「量が量」なので、あらゆる場面に体力を求められます。(涙)
・・・体力勝負?・・・と思われるでしょうが、極めて直球の体力勝負です。
まず第一に午前中一杯、腰痛の記憶も新しい「脚立の上」に登り、青梅を叩き落とさねばなりません。(涙)
商品として梅を出荷される農家の方なら「言語道断」の所業ですが、我が家の青梅はフードプロセッサーで刻まれる運命ですから、叩いてわれても落ちて割れてもいいのです。(笑)
それに私は休職中の身の上、収穫した青梅をその日のうちに「梅汁」まで加工するのでさらにノープロブレムです。(笑)
第二に、青梅の実を種から離すために、1時間ほどハンマーで叩き続けなくてはなりません。(嘆息)
第三に、決して「柔らかくない」青梅の刻んだものを漉し布に入れて、頭の血管が切れそうなくらい力一杯絞りまくる必要があります。
朝の10時ころに青梅の収穫を始め、すべてを「絞り終えた」のは、夕食を挟んで午後8時でした。(号泣)
疲れた、本当に疲れ果てました。
過度に筋肉を使用したためか、過度の疲労のためか、背中ががんがん疼きます。(号泣)
「またまた、調子に乗って」というため息が聞こえてきました。(笑)
ご安心ください、腰痛は回避できました。
寝込んでもいません。
マッサージ機とストレッチのお陰です。(涙)
これだけ「タダの」青梅を目の前にして、市販の「梅エキス」を買うことは、母の目の黒いうちは叶わないことなのです。(涙)
何より、「梅エキス」を最も必要としているのは他ならぬ「私自身」です。
黙々と働きました。
後半は、文字通り無口になりました。(笑)
年に1度のことなんだからと自分に言い聞かせ、心臓の悪い「すみればあば」の負担にならないように、力仕事全般を引き受けました。
そして作業中盤になって、青梅を叩き落とした際の梅の木に「毛虫」がいたことに気付きます。(嘆息)
長袖長ズボンで武装していましたが、袖口や襟から「毛虫の毛」が侵入した模様です。(嘆息)
ご存知ない方もおられるでしょうが、毛虫の虫刺されは強烈に痒く、しつこく痒いのが特徴です。(涙)
後日、皮膚科に行くほど痒かったです。(涙)
・・・疲れました、・・・痒いです、・・・梅エキスできました・・・また来年です。
次は
です。
まあ……。
こんなに命がけで苦労して梅を収穫した上に
毛虫のお見舞いを受けるとは…
会社に行った方が楽ですね
でもすみればあば様が動けない今年に守備よく
ふるゆらさんが代わりに収穫出来るなんてまた
うまくしたものですね
近くでしたら私もお手伝いしましたのに…
これからは毎年この苦行が待っているんですね
素晴らしいものを手に入れるのはいつでも
犠牲がつきものなのでしょうか
体にいい薬を体に鞭打って生み出すのですね
はい、、、毛虫ショックがなくても梅エキス作りは「ハード」なのに、、、(涙)
疲れ果てた体でストレッチしながら、体中に現れたカイカイを数えた時には、、、笑いました。
はははははははははははあっははは。
こーゆー「変に落ち込みそうに」なる時は「乾いた笑い」に限りますね。(笑)