「すみればあばのふるさと便 田舎の食卓」 梅エキス(スーパー整腸薬)第2弾 (nya.580)
お待たせいたしました????
梅エキスの作り方、現在改訂版をご報告します。
このブログを最後まで読むと、「こんな体育会系につらいこと誰がするか!!」と心底作る気がうせてしまうのではないかと、それだけが心配ですが(笑)、、、。
我が家のような「量」の青梅を処理するのでなければ、そんなに大した苦役に服することなく(笑)、オーガニックな梅エキスをGET出来ると思います。
第一、青梅を収穫することから始められる方は少ないと思いますので、それだけでも体力の消耗は半分になる計算です。(笑)
さてさて、では、本題の「梅エキス」の作り方のご説明を始めます。
①巨大な脚立(じーさん剪定用)をよじ登り、竹の棒で青梅を叩き落とします。(嘆息)
黄色くなる前の「完全な青梅」が最も水分を含んでいますので、その時期を見計らって行います。
収穫時期になると、雨や風で「立派な青梅」が、ボタボタ音を立てて地面に落ちて朽ち果てていきます。
あまりのもったいなさに、脚立をかついで駆けつけ、この作業を始めてしまい、そのまま梅エキス作りに雪崩れ込むのです。(嘆息)
②青梅を柔らかい布で拭いて、ヘタを取り除きます。
純粋に「梅の汁」だけで梅エキスを作るために我が家では洗いません。
洗った場合は、一つずつ丁寧に水気を拭きとってください。
ヘタは少々残っていても、その後漉し布で漉すのだから適当でいいや、と「私は」思うのですが、そこは「すみればあば」が譲りません。(嘆息)
③青梅をビニール袋に重ならないように敷き詰め、ガンガン叩いて、実から種を外します。
PCの梅エキスの作り方では、上品に「麺棒で叩く」と説明されていますが、ハンマーの方が断然楽です。(笑)
梅の実は相当固いので、結構な力で叩いても種が割れることはありません。
ただし、種が割れると種の中身が混ざってしまい、これは青梅の状態の時には有毒ですから、細心の注意で「割れないよう渾身の力で」叩き続けてください。
ビニールを2重にしていても種とハンマーが擦れて穴が空き、強酸性の汁が出ますので、下に古いタオルを敷くことをおすすめします。
叩けば叩くほど実と種が分かれるので、疲れてきても叩き続けましょう。(笑)
クラッシックに下ろし金で「擦り下ろしたい」という奇特な方は、酸性のきつい梅の実は金気を嫌うので、下ろし金は、プラスチックかセラミックのものにしてください。
④青梅の実をフードプロセッサーへ投入します。
1回目のみ、少し回しては青梅の実を上から押さえることを繰り返して刻みます。
目指すのは「擦り下ろした状態」ですので、かなり細かくなるまで回します。
1回目が出来上がったら、漉し布で搾り「梅汁」を確保します。
2回目以降は、この「梅汁」を加えることで、上から押さえなくても周ります。
下ろし金と同様の理由で、金気の容器に梅汁を入れないようにしてください。
煎じ詰める時に使うお鍋も、土鍋かホーロー鍋です。
⑤フードプロセッサーで刻み、漉し布で絞ることをひたすら繰り返します。(号泣)
青梅は固く、絞るのに渾身の「握力」が求められます。(涙)
ハンマーをふるい続けた右腕が悲鳴を上げます。(涙)
しかし、そこはホレ小市民です「たくさんあるんだから適当でいいや」とは思い切れず「もったいない」一心で絞り続けるのです。
漉し布が大きいからといって一度に大量に投入して絞ると、頭の血管が切れそうになるので、自分の手の大きさに合わせて量を調整することをおすすめします。(笑)
漉し布の一方の角で一回搾り、それを反対側の角に移動してさらに絞り、もう一度反対側の角に返して絞ると、さすがの青梅も「もう、鼻血も出ない」状態になります。(笑)
ちなみに我が家の漉し布は私の祖母が愛用していた代物で、青梅も小豆(おはぎのあんこ)もこれで絞りますが、50年以上使用し続けても破れない「逸品」です。
⑥これが、「採れたての青梅を絞った、出来立ての梅汁」です。
ぶくぶく泡が立つほどフレッシュです。(万歳)
・・・10リットルはあると思います・・・・(号泣)
⑦「梅汁」を煮立たせないように、焦がさないように「木べら」でかき混ぜながらひたすら煮詰めます。
我が家はIHなのでここからは楽々です。(万歳)
梅汁がたっぷりある間は、アクをキッチンペーパーを割りばしに巻き付けてマメに取り除いてください。
煮詰まって梅汁が真っ黒になる頃からは、焦がさないように弱火です。
最後の最終段階は、特に焦げやすくなるので細心の注意でかき混ぜながら仕上げます。
10リットルの梅汁で、煮詰める時間は6時間くらいでしょうか。(嘆息)
全体に「粘り」が出てきて糸を引くようになったら、火を止めます。
冷めても「緩い」ようなら、再度煮詰めます。
一旦冷ますと、より硬くなります。
冷めた状態で、木べらが動かなくなるくらいに固くなったら「完成」です。(万歳)
そのまま2日ほど放置すると、固かった梅エキスが少し緩んできますので容器に移し替えることが出来ます。
ふぅぅぅぅぅぅ、おしまい。
「これが」私の梅エキスです。
直径6センチ、高さ5センチのこの容器で1年「舐め続ける」ことができる量です。
梅とはまことに有り難い友人です。合掌。
次は
です。
連日すみません
梅の実をジューサーでジュースと絞りかすに分けたら
駄目なんですかね?
しかしなんと大変な工程を経て作られるものなんでしょうかね
梅エキス…
これを毎年クラシカルにお母様は作られてたんですね…
尊敬してしまいます
もう今年も半分近く過ぎたなんて速いと思いませんか
この分ではあっという間にもう年の瀬だ〜となって
しまいそうです
そして来年の六月にはまた梅と格闘するふるゆらさんが
いるのでしょう。
次に梅の実を振り落とす時には頬かむりをして首に
マフラーのようにタオルを巻いて長いゴム手袋をはめて
サングラスをしたらどうでしょうかね
はい、ゆうこさん、来年の青梅収穫は「万全の武装」で臨む所存です。(笑)
ジューサーはですね、去年「お試し」して敗れ去ったのです。(涙)
なるほど、PC検索して誰も「おすすめ」していない訳だと思ったのですが、ゆうこさんのお言葉で・・・、昨年のものは、ちょっと黄色くなった青梅だったからかもしれないと考え始めました。
来年、再トライしてみようと思います。
どうしても、気になるので「青梅を購入して」トライしてみるかもしれません。(笑)
乞うご期待♡