ゾメタと背中の痛みとランマーク (nya.440)
実は働いていたんだね・・・骨密度だけじゃなかった・・・ゾメタ (2018年1月12日)
元旦から始まった休職は始まったばかり、今の喫緊の課題は、時折り痛み止めを飲むまでになった背中の痛みを取ることです。
右足首の腓骨骨折をして休職すること2カ月、その間に体力筋力が落ちたことと、右足を庇って歩き続けたことで身体のバランスが崩れ、夏にしか起こらないはずの「背中の痛み」が現れたのでしょうか、元旦からの休職を決意した最大の要因は「コレ」でした。
夏のエアコンにとことん弱い私は、これまで夏場に背中が痛むことはあっても、冬は「重だるい」程度で過ごしてこれたのに、冬に痛みが酷くなっていくことは初めてだったので、私はビビったのです。
多発骨転移の私の身体ですが、原発の左乳房の乳がんに一番近いためか、胸骨付近の転移は特に転移が多く、胸骨は大きく穴が空くまで癌に浸食されていました。
それを補うためでしょう、弱った背骨をサポートするように胸骨の両脇の背中の筋肉がガチガチにこわばり、痛むのです。
自分が【乳癌ステージ4】だと知る前に、「極度の凝り性」だと思い込んでいたのはこのためでした。(嘆息)
背中の痛みは、常に低温のアイロンを肩甲骨の間に押し当てられている感じで絶えず鈍い痛みがあり、それが中温に近付いたり低温になったりを繰り返し「鬱陶しい」のです。(嘆息)
頭痛や虫歯で、激痛ではないのに頭の中が「痛い」という言葉で埋め尽くされてしまう時がありますよね?(笑)あんな感じです。
そのような痛みを抱えて「夏を過ごす」ことが定番になっていましたが、乳がんの告知を受けて治療を開始し、当初のPET画像診断で真っ黒に映るほど無数に転移していた癌が、1年半後のPET画像診断では4カ所のみになるほど縮小したことに歩調を合わせ、背中の痛みも徐々に改善されていきました。(万歳)
治療に入り、最初の年の夏にはほぼ毎日痛み止めを飲んでいたものが、2年目には数えるほどに減り、3年目になると痛みそのものを意識せずに夏を越せるようになっていたのです。
その間週一で鍼治療に通って、筋肉をゆるめ身体のバランスを補ったことに加えて、多発骨転移が縮小したら、背中の痛みが軽減したのですから、因果関係は明白です。
よかった、よかった、めでたしめでたし♪
と、背中の痛みを遠いことのように思っていたところに、この「冬」、背中の痛みがカンバックしたのですから、「ええと・・・そーゆーこと?かな・・・」と、癌の転移が拡大に転じたのではないかという疑いを持ちました。
腫瘍マーカーの数値は変化がなかったのですが・・・、この数値は1カ月遅れで知らされます。
背中の痛みがいよいよ厳しくなってきたのは11月末頃からです。
病気を知る以前なら耐えられていた痛みの程度だったのですが、痛みの原因が特定されている現状では、恐怖と不安が勝ります。
PET画像診断では5mm以下の転移は映らないのですから、痛む背中には無数に5mm以下の癌転移が「休眠」しているのではないかと思いました。
12月の診察の時は「何が何でも診断書をGETして来年は休職するぞ!!」と燃えました。(笑)
常に30秒診察をキープする変人主治医を「逃すものか!!」と診察前日に電話で診断書が欲しい旨伝えてプレッシャーをかけて臨みました。(笑)
その甲斐あって診察の前に看護師からの入念な聞き取りがあり、休職をしたいと思うに至った事情を縷々説明しました。
いざ、変人主治医と対決です。
診断書についてはあっさりOK、背中の痛みについては思いがけない指摘を受けました。
それは背中の痛みが、治療開始からこれまで3年半、欠かすことなく月一で点滴されていたゾメタ点滴を11月に中断したことによるのではないか、というものです。
目から鱗、でした。
指摘されてみれば、背中の痛みが現れる前後で、それまで3年半変化のなかった治療に「変更が1点」だけあったのです。
それは、昨年8月末に私が右足首の腓骨骨折をしたことに慌てた変人主治医が「骨密度」を測るように指示、10月に検査し、蓋を開けてみたら「あなたの骨密度は1.349g/㎠です、若い人と比較した値は133%です、同年代と比較した値は141%です」と、あまりにゾメタが効きすぎていることが判明(爆笑)したことによる変更でした。(参照:ゾメタ・・・効きすぎなんじゃ・・・(爆笑)(nya.384))
あまりの骨密度に、変人主治医と私の、どちらがより「のけ反った」かは分かりませんが(笑)、10月にゾメタ点滴をしたので、11月はゾメタ点滴をせず間隔をあけましょうという判断が下され、私も「そりゃそーでしょうよ」と承諾しました。
それが、今回の冬に現れた背中の痛みに繋がってるかも?なんて・・・びっくり。
そー言えば3年半前、治療開始の時に渡されたパンフに、ゾメタの効用が書かれ、
1.悪性腫瘍による高カルシウム血症の症状緩和
(血中カルシウム濃度を低下させる)
2.がんの骨転移による症状の緩和
3.がんの骨転移による骨折の予防
ゾメタによって痛みが和らぐので
日常生活しやすくなるというメリットがありますね。
と、ありました。(嘆息)
ゾメタを開始してもすぐに背中の痛みが軽減されることがなかったため、背中の痛みがゾメタによって抑制されていたかもしれないと、思いもしませんでした。
変人主治医の指摘を聞いた私は、「はぁぁぁ、そんなのってあり?・・・っちゅーか、中断する前に気付くべきなんじゃ・・・(嘆息)」というものです。
更に続けて変人主治医は言いました。
医者「ホルモン剤を変えましょう!!」
私「え?でも腫瘍マーカーには変化がないし、今のホルモン剤が良く効いているんじゃないでしょうか?」
医者「そーですね、じゃあ、ゾメタをランマークに変えましょう。うんうん、それでもいいです。それでダメならホルモン剤を変えたらいいんだし。そーしましょう。」
私「(軽いゼ、この医者相変わらず・・・大丈夫か?)・・・分かりました」
医者「薬局に確認して在庫があったら、このあとランマークをして帰ってください。」
私「はい」
その後看護師さんが「ありましたよぉ~」と言って私を呼びに来たので、「ランマークはどれくらい時間がかかるんですか?」と、点滴のつもりで問うと、「皮下注射だからすぐ終わります」と言われました。
「・・・・・・」
私の勉強不足なのですが、説明しない医者もどうかと・・・(嘆息)、主治医の変人っぷりはもう「お笑い」の域に達しています。(笑)
このような顛末で、ゾメタを中止してランマークを開始した私ですが、ランマークを注射した翌日には、痛みの目盛りが「8→7」程度に楽になっている自分を発見しました。
そうなると、これまで自覚していなかったけれど、ゾメタが背中の痛みを押さえるのに一定の働きがあったということです。合掌。
骨転移で未だ大穴の空いている私の胸骨は、薬で痛みを抑える必要がある状態なのか、縮小したとはいえPET画像診断では映らない5mm以下の癌の転移が、胸骨付近には多く残存していて、それらの活動が「0」ではないので、ゾメタを中止した途端痛み始めたのか、と疑問は尽きません。(嘆息)
ともあれ、痛みがあるよりは無い方がいいに決まっているのであって、「ランマーク」が「ゾメタ」と同様に、私の身体に「幸運」を運んでくれるかもしれないと思えることが、今の私の「光明」です。
冬来たりなば春遠からじ
またまた『神さまの領域の博打』ではありますが、季節の歩みとともに少しずつ背中の痛みがなくなってくれたらいいなぁ、と思うのです。
次は
です。
痛み少しずつとれますように。
ごめんなさい、主治医とのやりとりにクスッとしちゃいましたよ~
どんな人なんだろう。妄想しちゃいます!
ともーさん、ありがとうございます。
休職して身体の緊張が弛んでいるので、背中の痛みも随分楽になりました。
変人主治医とは、月に一度「30秒」のコンタクトですから変人でもノープロブレムです。(笑)
次の診察の時の血液検査の数値に変化がなければ「OKランマーク」ということですね。
医者よりは数値と対話してます。(笑)
骨太な女、ふるゆら!と呼んでいいですか?(笑)
激痛に変わる前の二年くらい、肩こり?背中のコリ?という感じでした。もともと肩こりだし。 ただ、身体はだるく、平日短時間のパートの後、そして土日は、ほんと眠くて眠くて
寝てばかり。 年齢のせい? 怠けてる? と思ってました。
でも体調が回復した今ならわかります。 怠けではなかったと。
その頃病院に行って骨転移の治療に入っていたら、骨折や手術にならなかったと思うのです。
先生にも、もう一年早く来れば良かったね、と言われて。
ふるゆらさんは、いいところでゾメタに入ったんですね。
ふるゆらさん、怠けではないと思います! 正当な回避です、絶対。 あの頃の私に会ったら、「仕事やめて、病院に行って。肩こりじゃないよ、寝具のせいじゃないよ、我慢してる場合じゃないよ、怠けじゃないよ」と言ってあげたいです。
ははは、「骨太の女」と呼んでいただいて結構です。(笑)
しかして実態は、精神的、体系的ともに「腹が太い」という・・・・(爆笑)
ステージ4の身体を抱えて生きていればいろんなことがあるのは「当たり前」のこと、少々の不具合があってもいいんです。
何より「愛おしい」日常を過ごしていられるだけで、その幸運に感謝感謝です。
さんかくさんも、「新しい風」楽しんでくださいね。
骨転移による背中の痛み、私も、肩甲骨のコリだと思い、枕を変えたり、コリほぐしの本を買ったりしてました。
そのうち、耐えられない激痛に変わり、近所の整形で治療、見当違いのリハビリをしてました。 骨の間が狭くなっているとのことで。 まさか胸のしこりのせいとは全くわからず、癌の骨転移なんて言葉も知らず、4か月経っても激痛のまま、なにか違うと思っていた頃、テレビで、腰痛の人が実は、癌の骨転移だったという番組を見ました。
私も、もしかして? と、初めて疑いました。
それからすぐ、長年放置したしこりがどんどん成長、5か月後には歩行困難になってしまいました。転移した骨が骨折して、神経を圧迫していたみたいです。転んで胸を強打したときかな~、いつ骨折したのか・・・?
大きな病院に変わり、緊急手術で神経を緩めてもらい、今普通に歩けます。
取り除くのが危険な場所の癌はそのままで、取れるところは骨ごと取りました。
7か月後、放射線を痛み緩和を兼ねてあてて、痛みもなく、その後のPET-CTで、体に光るところはない状態です。 マーカーも低いです。
でも、私も、映ってないだけで、胸骨、その後見つかって手術した他の原発、全摘の胸、どこかに何かあるでしょ~と思っているのです。
治療は、ランマークとフェマーラです。ランマークによる顎の骨壊死にならないか観察する為、歯科でチェックします。 今は三ヶ月に一度です。 あと、低カルシウム血症の予防のカルシウム剤を飲んでいます。
骨折しないようにお互い気を付けましょう。 ランマークに守ってもらいましょう。
治療、良い方向に進みますように。
私はさんかくさんのように「激痛」や「骨折」とは無縁だけに「固く」肩こりだと信じ、指圧やら漢方やらに大枚を投じたことが今もって口惜しいのです。(笑)
我慢しようと思えば出来ないことはない、耐えられないと思えば耐えられない、という微妙なライン上なので(嘆息)常に自分という人間が試されているようで、これが結構悶々するのです。(笑)
「怠け心」なのか「正当な回避」なのか・・・、「怠け心」成分がたっぷりある人間だと自覚があるだけに「むむむ」とフリーズするのですね。(笑)
肩こりだと信じて指圧に通い、肩甲骨の間を「力いっぱい」押してもらっても折れなかった私の胸骨、かなり頑丈な骨質なのでしょう。
「変な自信」になっています。(笑)