乳がんになって友だちと仲良くなりました(笑) (nya.593)

初夏の川

初夏の川

『友達100人できるかな』が好きではない私ですが(笑) (2018年6月15日)

誰もが知っている昭和の名曲美空ひばりさんの『川の流れのように』を何かの拍子に口ずさむことがあります。

知らず知らず 歩いてきた 細く長い この道
振り返れば 遥か遠く 故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生

ああ 川の流れのように ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ

生きることは 旅すること 終わりのない この道
愛する人 そばに連れて 夢 探しながら
雨に降られて ぬかるんだ道でも
いつかは また 晴れる日が来るから

ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように 移りゆく
季節 雪どけを待ちながら

ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように いつまでも
青いせせらぎを 聞きながら

初夏の川

初夏の川

歌謡曲ですが、童謡の『ふるさと』のように万人の心に響く素直な歌です。

1988年の歌ですから昭和63年、本当の意味で「昭和」の終わりに相応しい歌でした。

今現在50才の私が逆算すると、21才の時にこの歌を聞いているのですが、大学3年生の私がこの歌を聴いてどのような感想を持ったのか・・・。(笑)

「今」を生きるのにあっぷあっぷ、自分自身の取り扱いに四苦八苦、何十年か先には、この歌のように自分の人生を振り返って穏やかな気持ちになることもあるのかもしれない、、、ないかもしれない(笑)と、別の星の出来事のように遠く感じたのでしょうか。

知らず知らず 歩いてきた 細く長い この道
振り返れば 遥か遠く 故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生

ほんとうに、、、それなりに曲がりくねって起伏の多い道を辿って今があります。

体調不良に振り回されて「匍匐(ほふく)前進」することも多かったのですが。(笑)

生来の負けず嫌いと、ご先祖さまから譲り受けた「よそ様に迷惑をかけない」百姓根性で仕事に追い回され、なけなしの体力を奪われて何年も過ごしました。

休日に気軽に出かけられない体力では、どんどん友人と疎遠になっていきました。

寂しく思いながらも、私以上に子育てや仕事に奮闘している友人たちを見ていると「そんなものかな・・・」「・・・そのうちに」と思って諦めていました。

初夏の川

初夏の川

ところが46才で【乳癌ステージ4】というがん告知を受けたことで、私の「知らず知らず 歩いてきた 細く長い この道」が大きく曲がったのです。

医者からは「余命」を告げられなかったものの、骨転移無数、リンパ節転移無数の自分のPET/CT画像を見て、「あ?こりゃ死ぬな」と思った私は、様々な「断捨離」と同時並行で、友人たちと連絡をとり始めました。

私の心の中でピックアップした「葬儀委員」でした・・・。(笑)

ところがその後、思いがけず事態が好転し、骨転移無数、リンパ節転移無数から骨転移が4か所にまで縮小するという僥倖を得たのですから、びっくりです。

自分が末期がんだと知ってすぐ、生きる目標として目指した「東京オリンピック」まで生きられるのではないかと思えるようになった時、「ちょっと・・・、珍しいことになったなぁ」と思い、「いいことには違いないんだから、同じ病気の人にお知らせせねば」とブログを書き始めました。

初夏の川

初夏の川

ブログを書き始めて気が付いたのですが、このブログを読んでもらえば、今まで私の病気のことを知らせていない友人への「報告」にもなるのです。パチパチパチ。

そこで「お知らせ」する友人の輪をもう一回り広げることにしました。

「友達の子育てが一段落したら」「私が定年退職して時間に余裕が持てるようになったら」連絡をして、会って話したいなと思っていた友人たちです。

私がお手紙を出すと(参照:第二弾「乳癌ステージ4告知」友人行脚はじまる① (nya.195))、友人たちは三々五々私に会いに来てくれました。

それからというもの、出歩いて疲れることを恐れる私を気遣って、友人たちは近くもない私の家に顔を出してくれます。

「人生の時間は有限なんだ」と病を得て心底腑に落ちた私が、同年代を生きる友人たちに「時間は無限じゃないんだから、いつかではなく【今】会いましょう」と声を掛け、友人たちもまた「ほんとにね」と思って答えてくれました。

そうして、私の【乳癌ステージ4】を知らせることで復活した私の友人たち、なんだか以前より数が増えたような気がします。(笑)

初夏の川

初夏の川

先日も、そんな友人2人が我が家に遊びに来てくれました。

ハマグリの炊き込みご飯にすっかり「ハマって」いる私は、「そうだ、アサリの炊き込みご飯も食べて、味比べがしてみたい」と思い立ち(笑)、アサリの炊き込みご飯を囲んで、半日喋り続けました。

どちらも会社に同期入社した友人ですので、出会いは22才です。

あれから随分時間が流れたような、そうでもないような、不思議な魔法のような時間です。

でも、時は確かに流れたのだと実感したのは、友人たちが、一人は「抹茶のムースケーキ」一人は「小松菜のケーキ」を【作って】持ってきてくれていました。

どちらの友人も、母として子供を育て、おいしいものを食べさせ続けた時間の流れがあったから、こうして病人の私にも気軽にもってきてくれるんだなぁ、と、しみじみしました。(笑)

休職して、時間と心に余裕が持てて、他愛もない話をダラダラゲラゲラ。

「友達100人♪」なんて全然欲しくないと思う私の、友だちでいてくれる奇特な人たち。

知らず知らず 歩いてきた 細く長い この道」のあちらこちらで出会い、互いに時の流れに流されながら、時折り手を振り合うことを続けてきた友人たち。

暖かで、穏やかな時間を私に運んできてくれてありがとう。

今与えられている時間は、偶然ではなく奇跡です。

なにごとのおはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる(西行)

感謝、感謝です。

 

次は

です。

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乳がんになって友だちと仲良くなりました(笑) (nya.593)” に対して 2 件のコメントがあります

  1. ともろー より:

    ふるゆらさんこんばんは。

    こちらストーブ、スイッチオンしてます、寒いです。6月半ばと思えませんよ~掛け布団引っ張り出して寝てますよ。

    ひばりさんの歌、好きです。
    仕事のときみんなでよく歌いますよ~

    明後日はいよいよW杯初戦ですね。
    どんな試合になるのか楽しみです!

    1. ふるゆら より:

      ともろーさん、こちらもです、「寒い」です。(嘆息)

      もちろんストーブには至りませんが。(笑)

      ワールドカップは波乱含みですね。

      ドイツは負けるし、ブラジルは引き分けるし。

      日本の布陣はどーするのか、、、岡崎は大丈夫なのか、本田は必要なのか、、、。

      『川の流れのように』流されたら負けは確実、ここは当たって砕けなければいけません。

      ドキドキします。

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