やれやれ8月が終わります (nya.1034)

夏空

「低空飛行ながら不時着せず」がうれしいです。 (2019年8月30日)

私は輪郭がくっきりした夏という季節が好きであると同時に、乳がんという病を得て、体力温存が普通に暮らすための課題となってからは、夏という季節の厳しさが身に染みるようになりました。

どれくらい夏が苦手かというと、桜が散り春爛漫の季節を迎える頃にはもう、「次は夏だなぁ(嘆息)」と思うくらい苦手です。

レベルで言うと「歯が痛い、嫌だけど歯医者に行かなきゃ」と逃れようのない運命を呪うのと同程度に憂鬱です。(笑)

夏空

乳がんのホルモン療法のために強制閉経している私は、もうかれこれ5年、ホットフラッシュを背負って春夏秋冬朝昼晩、滝のように汗を流し続けているのですが、夏はマシマシで汗が噴き出てなかなか止まらないのです。(嘆息)

しばらく前のこと、51才になった私は、個人差はあるものの、普通の人生を歩んでいたとしても自然閉経を迎えて遜色のない年齢に達したので医者に尋ねました。

今現在は、閉経前の乳がんに対するホルモン療法の薬タモキシフェンを飲んでいますが、閉経後となると別の薬になるので、ホットフラッシュも治まるのではないかと閃いたのです。

閉経しているかどうかは血液検査の数値で分かるため、医者に聞いてみたのですが、答えは「まだまだ閉経してませんよ」というあっさりしたものでした。

衝撃でした。

それは、私のホットフラッシュがこれからもエンドレスに続くという、とても、、、とても悲しいお知らせでした。(号泣)

夏空

大汗が止まらないのに、エアコンで快適に調整された涼しさを冷気としか受け取らない私の体が恨めしくてなりません。

昨年の夏、熱中症と闘いながら「脱クーラー生活」の大実験を行い、はかばかしい成果を得られなかった私が、自室に10年ぶりにエアコンを設置したことは、以前ご報告しました。

今年の夏は、エアコンを「自動運転、28℃」に設定し、窓を開け、扇風機を回しながら夏を過ごすという実験です。

まずもって「涼しい」ということは、精神衛生上、まことに偉大であることを知りました。

毎年夏恒例の「めまい」の症状はありますが、体の芯まで冷やすことなく生活できたので、「これはいける」という感触を得ています。(万歳)

あとは8月の電気代がどれだけ跳ね上がったのかによって、来年の夏の過ごし方を考えようと思います。(嘆息)

夏空

今年の夏は、梅雨寒が続き冷夏になるんじゃないかと思うほどでしたが、土用を迎える頃にはしっかり猛暑となり、お盆に日本列島を通過した台風一過、ストンと涼しくなりましたので、私的にはずいぶん楽をさせてもらったように感じます。

私のように天候や気候に大きく左右される生活を送っていると、つくづく「二十四節気」のありがたさを知ります。

8月8日の立秋で秋を探し始め、8月23日の処暑(暑気止息する意)で秋に出会う、このように時節に区切りを設けてくれていることが、夏をサバイバルする上でずいぶん励みになります。

大袈裟に過ぎますが、「あともう少し、もう少し」と坂の上の雲を見上げながら足を進める気分です。(笑)

夏空

私は「the・昭和」なので、時々さだまさしさんの歌を口ずさみます。(笑)

さだまさしさん、これはもう、好きとか嫌いとかと関係なく、昭和の人間なら誰だって『精霊流し』とか『秋桜』とか『関白宣言』とか歌えてしまいますよね。(笑)

足を交互に出して歩くだけのことが、どうしてもしんどく思える時、決まって私の脳内に流れるのは、さだまさしさんの『無縁坂』です。(嘆息)

母がまだ若い頃 僕の手をひいて
この坂を登る度 いつもため息をついた

ため息つけば それで済む
後ろだけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は とてもやわらかだった

運がいいとか 悪いとか
人は時々 口にするけど
そういうことって確かにあると
あなたをみててそう思う

忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生

いつかしら僕よりも 母は小さくなった
知らぬまに白い手は とても小さくなった

母はすべてを暦に刻んで
流して来たんだろう
悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに

運がいいとか 悪いとか
人は時々 口にするけど
めぐる季節は暦の中で
漂い乍ら過ぎてゆく

忍ぶ 不忍 無縁坂 かみしめる様な
ささやかな 僕の母の人生

さだまさし 作詞・作曲 さだまさし 唄.

夏空

ここ数日ぽっかりと涼しくなって、気が付けば日中でも扇風機だけで過ごしていてびっくりです。

朝夕は扇風機の風が冷たくて、慌ててタンクトップの上からTシャツを着たり、夜はもう、毛布だけでは寒くなって肌掛け布団を引っ張り出しました。

「ああ、夏が終わるなぁ」と思い、嬉しいような寂しいようなこの気持ちは、卒業式に似ているなと思いました。

今年の夏も低空飛行を続けながら、不時着せずにサバイバルできたことを嬉しく思います。

けれど夏が終わるということは、確実に時が流れたということで、生きることを赦されている貴重な時間がそれだけ減ったのだと思うと心許なく思うのです。

生きることを赦される時間の長短は「神さまの領域」、健康であろうとなかろうと、その一点において人は全くの平等です。

夏空

これだけ、夏が苦手であることを縷々述べておきながら、実のところ、私は夏が好きなのです。(笑)

上を見上げれば、影をくっきり残す厳しい日差しと太陽の力、その力を取りこんで育つ大きくて真っ白な雲。

大地を見渡せば、田んぼの青々した稲と草木が繁茂し、その横溢する生命力が放つ力は、天空の力と拮抗しています。

台風の風雨が稲に試練を与えますが、闇を切り裂く稲妻と雷鳴が稲を育て、実りの秋へ導くのです。

突然ですが、暑さにくらくらしながら空を見上げて一句。

願わくば 空を見上げて夏往かん 青をはじいて 真白に沸き立つ

有名な西行さんの歌の本歌取りですね、、、お粗末さまでした。(笑)

夏空

 

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やれやれ8月が終わります (nya.1034)” に対して 8 件のコメントがあります

  1. ともろー より:

    ふるゆらさん、風太さんおはようございます
    9月なのに暑い!お盆明けから涼しくなり秋に向かっていくのに今年は違うようです。

    先日タモさん3ヶ月分いただいてきましたよ。お互いまだまだ、長い付き合いになりそうですね。お腹への注射が次回でラストなので副作用がどう変わるかちょっと期待です。

    体重がなかなか減らないのはきっとタモさんのせい笑笑
    と、勝手に決めてつけてます。

    1. ふるゆら より:

      あらら、こっちはお盆の台風以降いっきに秋風ですが、北海道は残暑ですか。

      体重はねぇ、、、結局のところ「小太り」くらいが一番健康長寿と言われてもいますし、、、福々しい自分を好ましく思うことにしています。(笑)

  2. yu-chan より:

    ふるゆらさん、素晴らしい夏の8月の空の写真に気持ちが溶けていきそうです。ありがとうございます。

    今月8月1日に、お話し聞いて頂いていた愛猫(ミューと言います)が亡くなりました。
    私の今の住まいは神戸で、今年の1番暑い頃に逝きました。
    私の大好きな夏に大好きな猫が逝ってしまいました。

    実感がまだ無く、やるせなく、眠っている時以外起きている時は、私自身の大腸癌の再発を気にしつつもビールを飲み続けてしまっている毎日です。
    気がついたら8月が終わってしまいます。
    夏も行ってしまいます。

    お返事に困るようなコメントになってしまい申し訳ない気持ちです。お許しください。
    ミューにもふるゆらさんのことを話していましたし、亡くなったことをお知らせさせて頂きたくて、コメント失礼致しました。

    1. ふるゆら より:

      yu-chanさん、ミューちゃんのことご愁傷さまでした。

      お寂しくなられましたね。

      家族を失うと、悲しみが長く続きます。

      ペットを家族とすることは、必ず別れの時が訪れると分かって、愛し合うということですね。

      だからこそ共有できる限られた時間は貴重で、愛おしいです。

      家族であれ、友人であれ、ペットであれ、出会えた幸運と互いを大切に思える時間を持てた幸運に感謝感謝です。

      もう少ししたら49日ですね。

      yu-chanさんがあんまり悲しむと、ミューちゃんが心配するので笑顔で送ってあげてくださいね。

      ミューちゃんは、夏のふわふわ真っ白な雲に乗って大至急で天国に駆け上がって、超特急で守護天使さまになってyu-chanさんの所に戻ってきてくれますよ。きっと。

      1. yu-chan より:

        ありがとうございます。
        本当に優しか思いやりに溢れた言葉、心に沁みました。
        果たせたことよりも、果たせなかったことばかりが目に付き悔やんでおりますが、仰って頂いた通りですね。
        自分自身にも、そしてふるゆらさんのように他人にもそんな風に声を掛けられるようでありたいと思いました。

        ふるゆらさんのブログで知ることが出来た石上神宮。
        そこで頂いたお守りに、ミューは亡くなる直ぐ前まで両腕でしがみついておりました。
        本当にお世話になりました。
        本当にありがとうございました。

        (お返事は気にされないで大丈夫です)

        1. ふるゆら より:

          こんな話が慰めになるか怪しいのですが、、、。

          魂がきちんと成仏すると、夢に出てきてくれるのだそうです。

          私は祖父を亡くして49日を終えた後、ある日の夢の中、その他大勢の中に祖父が混じっていて、目覚めた時「ええと、あれは確かにじーさんだったよーな、、、?」と思い、しばらくして「ああ、じーさんは無事にあっちに行けたんだな」と思った体験があります。

          そしてそれは、とても暖かい気持ちになるものでした。

  3. sizu より:

    色々有った夏でしたね

    無事に乗り越えられて、本当に良かった!よかった!

    秋の風で、休まりますように祈ります。

    1. ふるゆら より:

      はい、ありがとうございます。

      夏が8月が終わったことをシロクマさんとペンギンさんの次に喜んでいる私です。(笑)

      夏に一喜一憂することもまた、私に赦された時間を楽しむスパイスです。

      何回も苦手な夏にトライできる私は、果報者です。

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