放射線治療後に現れたあれこれ (nya.37)
今も継続中、放射線治療後のあれこれ (2014年4月)
放射線治療の中盤から「放射線食道炎」になったことは、放射線治療7回目~9回目 放射線食道炎vs健全な食欲 (nya.31)に詳しく書きました。
3月31日の放射線治療後も痛みは継続しましたが、10日後に「すとん」と良くなりました。
私は「骨転移が無数」にあるので、放射線治療ではCT画像で、「中でも大きく癌に浸食されている骨」を選んで、同時に3か所の治療を受けました。
胸椎、腰椎、左大腿骨です。
逆に言えば、ラッキーなことに、胸椎の「放射線食道炎」以外は、放射線の副作用が出なかったのです。
胸椎に放射線を当てるために通過する食道が、これほど「ダメージ」を受けるのなら、腰椎の前にある「腸」や、左大腿骨の周りの「筋肉」はどうなっているのか?と、考えるところですが、治療を受けている途中、残りの2か所に放射線の副作用は現れませんでした。
これが、時間の経過とともに逆転します。
放射線治療を受けた胸椎の位置は、PET画像診断の画像写真でも、「特に真っ黒」な場所です。(参照:驚愕のPET/CT画像診断検査 ”結果発表“ (nya.13))
原発の左乳房の乳癌に最も近い場所なので、「転移の歴史」も古いのでしょう、胸椎も「真っ黒」でしたが、同じ位置にある「肺門や縦隔リンパ節」の転移も「真っ黒」で、混然一体と「真っ黒」でした。
「そこ」に放射線を当てて治療した結果、「放射線食道炎」になったのですが、その後は、とても「快調」です。
自分が乳癌と知る前に、何年も苦しめられていた「夏になると現れる背中の痛み」が、「ドンピシャ」この位置だったのですが、放射線治療後は、むしろ痛みが軽くなり、夏の間手放せなかった「痛み止め」が必要なくなったほどです。
放射線治療後、時間が経過した後で、副作用が出たのは、残りの腰椎と左大腿骨でした。
最初に出た異変は、2014年5月「左足が曲がらない」です。
いわゆる「ヤンキー座り」や「あぐらを組む」ことが出来ない期間が3カ月ほど続きました。
私は「ヤンキー」ではないので(年齢的に無理がある、笑)、日常生活に支障が出ることもありませんし、「無理に曲げようとすると痛い」程度のものでした。
この左足の不具合は、間隔をあけて何度も舞い戻ってきて、今現在も「股関節を開く」動きをすると痛み、半年ほど「あぐらが組めない」状態が続いていますし、左太ももの外側半分が常に痺れたように感覚が鈍くなっています。
それから、左大腿骨に放射線を当てて、最も苦労しているのが「冷え」です。
左の太ももの付け根の外側部分が「しんしん」冷えます。
夏でも「冷え」ています。
身体のシルエットが気になる「体重」を越えていますので、太ももをさらに太く見せることを恐れず、カイロを貼って耐えています。(笑)
次は2014年6月「ウエストが腹巻状にピリピリチクチクする」です。
これもまた、日常生活に何の支障もありませんでしたが、ちょうどウエストの位置で、常に何かが触れて刺激されるのが厄介でした。
まず、私の心の支え「ガードル」を諦めました。
次に、ストッキングを「パンティストッキング」から、セクシー「ガーター」タイプに変えました。
また、この時点で、体重が「少々」増加傾向にありましたので、フィット感が増していた会社の制服をワンサイズ「大きなもの」に交換しました。
この症状で最も笑ったのは、「歩いて揺れる腹の贅肉」をリアルに感じることです。(笑)
肌がこれほど過敏にならなければ、一生知らずに済んだのに、この時は「一歩一歩」贅肉が揺れている「ミラクル」な感触を感じながら生活しました。(笑)
この症状は1か月程度で収束し、「復活」することはありませんでした。
最後に2014年8月に、放射線治療した腰椎の背中側の皮膚が「ヒリヒリ」しました。
これは、放射線治療で「やけど」をして弱った皮膚が、夏の汗で湿ったところに、下着でこすれて「過敏」なっただけのことです。
放射線治療直後も、5月くらいまで「ヒリヒリ」して、保湿クリームを塗り続けていたのですが、8月に「復活」です。
ただ、この時保湿クリームを塗ろうとして、背中を鏡に映した時、放射線治療で「やけど」した皮膚の変色が、治療直後よりも濃くなっている気がしました。
皮膚の変色と言っても、要は「日焼け」なので、濃い茶色になっているのですが、身体の表面にはほとんどなく、裏面には「くっきりと」痕跡を残しています。
胸椎部分は目立たず、腰椎部分は、手のひらサイズに「四角く」変色し、左大腿骨部分は、左のお尻と太ももの境目辺りがテニスボール大に「丸く」変色しています。
これらの変色箇所のうち、下着で常時擦れてしまうウエスト部分以外、鏡に映さない限り、思い出さないくらいです。
「日焼け」は、治療後2年経過した頃に、ほとんど消えました。
以上が、私の放射線治療後に現れた「あれこれ」のすべてです。
ぜんぜん、大したことありませんね。(笑)
ほんとうに幸運だと、つくづく思います。
癌で「厳しい闘病生活」を送られている方から見れば、「闘病とは言わない」レベルです。
テレビやマスコミで取上げられる「癌」の話題も、「厳しく、辛い」ものが大半で、楽に過ごしている自分自身とのギャップにいつも「違和感」を覚えます。
私のような幸運は「レアケース」で、一般的な「癌治療」とは分けて考えるべきなのかもしれません。
が、私のように「末期癌」と診断された後も、「のんびりと過ごしているケースもある」ことを知っていただくことで、自身や大切な人が「癌」になった時、慌てずに判断出来ることもあるのではないかと、思う次第です。
次は
です。
風太君
本当にいけニャンですよねー
私は我が家に、犬2匹と猫4匹
駐車場に地域猫7匹
アパートに保護猫4匹
とても大所帯なんですよ〜
10年程前から地域猫活動してます(o^^o)
ふるゆらさんの住んでおられる所みたいに
お外に出してもいい環境は本当に稀有ですよ〜
自慢したいの分かります(o^^o)
確かにイケてる
いつも楽しみに見てます(o^^o)
分かりやすいし写真もとても綺麗(o^^o)(^_−)−☆
風太君めちゃめちゃ可愛いい猫ちゃんですね〜
のびのびと暮らしてて幸せだね
乳癌の三大治療終えたばかりの66歳の福岡県のおばちゃんです。
よろしく
コメント、ありがとうございます。
そーでしょ、そーでしょ♡
風太は、本当に男前なんです。
このブログを始めたのも、半分以上「風太を自慢したかった」からなんですよ。
そうですか。「よじくん」さんも乳癌ですか。
私たち、にゅう「癌友」ですね。
しかも三大治療をサバイブされたんですね。立派です。
読んでいただいてお分かりの通り、私は「手遅れの幸せ」をがっちり掴んで、「癌牧場」の【のら牛】として、気ままな生活をさせていただいております。
「よじくん」さんの体調が悪い時など、私の「能天気な」「ちっとも闘病しない」ブログを読んで、腹が立つこともあろうかと思いますが、「かわいい風太の画像」をお届けしますので、これからもお付き合いのほどお願いいたします。合掌。
寒さが募る季節となりました。
お互いに「ご自愛」しましょうね。