分子標的薬「ベージニオ」の日々 ③-1副作用 貧血と脱毛が進行 貧血「6」で輸血って?(nya.2560)
貧血に「打つ手なし」(驚)、そして実験が始まる(2023年11月3日)
さてさて、この度のテーマは「貧血と脱毛」です。
一見、関連性の無さげな2つの項目をひとくくりにしたのには意味があり、ブログを読了する頃には「ううむ、そうかもね」と思っていただけるのではないかと思っています。
そう思って「貧血と脱毛」、まとめて書き進めていたのですが、貧血だけですごいボリュームになったので、2回に分け、今回は「貧血」次回が「脱毛」にすることにしました。(笑)
何とぞ、広いお心でご了承ください。合掌。
では早速、私的には珍しく長文の「前置き」無しで本題に入りたいと思うのですが(笑)、今日のブログだけをピンポイントで読まれておられる方へ、前回の
分子標的薬「ベージニオ」の日々 ②副作用 下痢と浮腫みの狭間で右往左往する (nya.2553)
でご説明したことを重複してお伝えします。
まず大前提として、私は有り難いことに3回連続「神さまの領域の博打」に勝つという僥倖を得ており、腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)は、投薬開始前の2023年5月の「120」から、現在の2023年10月に「35」にまで下がっています。
タモキシフェンの時も、フェソロデックス筋注の時も、今回の分子標的薬「ベージニオ」も、不謹慎な表現かもしれませんが、投薬を開始すれば腫瘍マーカーの数値は「面白いようにスルスルと下がる」ので、主治医と私は毎月「ええと、順調過ぎないか?」と生暖かい笑顔を交わしています。
ですので、主たる目的は既に果たされており、その点の心配は脇に置いて、薬の副作用による弊害を軽減してQOL(クオリティ オブ ライフ=「生活の質」)を改善する方向に取り組んでいます。
加えて、なぜ私が腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)の数値が「35」で、すっかり安心しているかについては、恐れ入りますが、
分子標的薬「ベージニオ」の日々 ①これまでの経緯と始めることになった訳(nya.2546)
をご参照ください。
2014年に浸潤性小葉癌、乳がんステージ4のがん告知を受けた私の、ながぁ~いサバイブの経験を通じて、腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)が「35」なら、「まぁ、変な感じだけど、私個人の基準値が30代と思うしかないか」という結論に達しています。(笑)
やっぱり長い「前置き」でしたね、、、ははは、、、今日のブログテーマ「貧血と脱毛」その①「貧血」に入ります。
分子標的薬「ベージニオ」の投薬開始が5月のゴールデンウイーク後、前回の「水下痢と浮腫み」が、それまでの生活を一変させ、5月6月にあわわわわわと私を慌てさせたメインテーマだったのに対し、今回の「貧血と脱毛」は、7月8月9月に、私がメインで取り組んだテーマになります。
さて、貧血についてですが、今になって落ち着いて見返してみると、最初にチェックした分子標的薬「ベージニオ」の副作用の項目として、
下痢(81.3%)、好中球減少症(41.3%)、感染症(39.1%)、悪心(38.5%)、嘔吐(28.4%)、貧血(28.4%)※承認時 https://oncolo.jp/ct/abemaciclib
があり、医者からの説明には含まれていなかったので、気にしてなかったのですが、【貧血(28.4%】約3割の人に見られる副作用だったのです。
私の貧血の推移は以下の通りです。
◆2023年5月(投薬前)腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)120、白血球(基準値3500-9100)5710、赤血球(基準値376-500)436、ヘモグロビン(基準値11.3-15.2)13.2、ヘマトクリット(基準値33.4-44.9)38.6、e-GFR:腎臓(基準値60.0以上)69.2
◆2023年7月(2か月経過)腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)48、白血球(基準値3500-9100)3550、赤血球(基準値376-500)313、ヘモグロビン(基準値11.3-15.2)9.8、ヘマトクリット(基準値33.4-44.9)28.1、e-GFR:腎臓(基準値60.0以上)45.2
◆2023年8月(3か月経過)腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)38、白血球(基準値3500-9100)3470、赤血球(基準値376-500)263、ヘモグロビン(基準値11.3-15.2)8.9、ヘマトクリット(基準値33.4-44.9)25.0、e-GFR:腎臓(基準値60.0以上)45.4
◆2023年9月(4か月経過)腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)26、白血球(基準値3500-9100)2990、赤血球(基準値376-500)213、ヘモグロビン(基準値11.3-15.2)8.0、ヘマトクリット(基準値33.4-44.9)22.5、e-GFR:腎臓(基準値60.0以上)45.0
◆2023年10月(5か月経過)腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)35、白血球(基準値3500-9100)2990、赤血球(基準値376-500)229、ヘモグロビン(基準値11.3-15.2)8.9、ヘマトクリット(基準値33.4-44.9)26.1、e-GFR:腎臓(基準値60.0以上)49.7
※2023年10月の数値は分子標的薬「ベージニオ」を当初の150mgから100mgへ減薬した結果の数値です※
投薬前は、貧血に関してすべて基準値内だったものが、2023年7月にはすべてが基準値を下回っています。(私は先天的な腎奇形なので、腎臓は要注意観測ポイントです。)
医者からは、7月時点で「貧血」を指摘されましたが、この時は「軽度」だったため現状維持で経過観察ということになりました。
私はこれまで勤務先の健康診断の血液検査を受けても異常が指摘されたことがなく、貧血の予備知識が皆無だったため、慌ててお勉強しました。
基本中の基本として、「貧血はヘモグロビン(基準値11.3-15.2)の量で判断される。血液中のヘモグロビンが少ないと全身の酸素量が減り、貧血症状(疲れやすい、立ちくらみ、息切れ、動悸など)が出るようになる。貧血は軽度のヘモグロビンの量が10~12g/dl、中度の貧血では7~9g/dl、重度の貧血は4~6g/dl」であるということを知りました。
医者は「貧血の傾向が見られる」程度の反応でしたが、同時並行で激しい水下痢を患い「トイレ周辺だけが生活圏」となっていた私は、これ以上の不便と体力低下+免疫力低下は何としても避けたいと思い、自主的に市販の「マルチビタミン」と「マルチミネラル」のサプリを飲み始めました。
私の貧しい「貧血」の知識でも、貧血と言ったら「鉄分の不足かビタミン不足」くらいは知ってました。(笑)
翌8月のヘモグロビン(基準値11.3-15.2)の数値は「8.9」、前月よりさらに悪化し「中度」に突入していました。
しかし実のところ、私の自覚症状は食後に「動悸、息切れ」がある程度に収まっていました。
食事を終え、2階にある自室に戻ると動悸がすごい、心拍数が110くらいになることが続き、「なに?コレ?」と、ググってみると、食後は胃に血液が集中するため、貧血の症状が現れるとのことです。
それ以外、プータロー生活を送る私には、生活で負荷がかかるような状況がほぼないために、生活に支障をきたすようなめまいや倦怠感はなく、今まで通りの「家政婦業」が可能でした。
ただし、分子標的薬「ベージニオ」の副作用とは関係なく、私は【夏が超絶苦手】なので、エアコンのクーラーを入れ、真夏日や猛暑日が続くようになると、例年のごとくヘロヘロになっていますから、その中に「貧血」の症状が潜んでいても、判別できていないだけなのかもしれません。
3ケ月継続している水下痢が、5kgほどの体重と同時に体力を奪っていることは確実で、普通の生活を送る分には少し余剰があったスタミナが失われ、まったく余裕のない状態でやりくりしているような感覚でした。
もともとヒッキーでニートでプータロー生活を送る私ですから、社会とは断絶して暮らしているのですが、あまりの余裕のなさに、心の中で「面会謝絶」の札を掛け、【超絶苦手な夏】をサバイブすることだけに専念したほどです。合掌。
8月の診察室では、この下げ止まらない、しかしあまりダメージのない「中度の貧血」をどうするべきかを主に話し合いました。
サプリを飲んでいたお陰か、血液検査の項目で「鉄分の不足、ビタミン不足」の兆候はなく、正直者の私の変人主治医は、「ううう~ん、打つ手がないなぁ」と呟く始末です。(嘆息)
私としては「おいおいおい(怒)、そこは何とかしてくれよ」と思ったのですが、変人主治医はこのままスルーしそうだったので、「ずっと続いている水下痢を下痢止めで完全に止めてみたらどうですか?」とこちらから提案しました。
必要な栄養の大部分を吸収する腸に、吸収する機会を与えないまま激流となって体外に出していると思われる水下痢が、もう3ケ月も続いているのですから、「貧血」の原因もそこにあるのではないかと考えたのです。
「打つ手なし」と呟く変人主治医は、特に反対する理由も思い当たらないようで、あっさり「いいよ、そうしてみようか」と賛同し、自身も一応「手を打った」というアリバイ作りにビタミンB12(メチコバール)を処方に加えて、8月の診察は終わりました。
そして【水下痢を止めてみたら貧血はどうなるかな?】実験を1カ月かけて検証することになったのです。
さてさて、実験結果が良好なものであることを期待しつつ受診した9月、私のヘモグロビン(基準値11.3-15.2)は「8.0」でした。
結果、「貧血と水下痢」には相関関係がないことが判明しました。・・・・・。
再度「貧血、打つ手なし」に後退です。
7月が「9.8」8月が「8.9」9月が「8.0」、毎月だいたい「1」ずつ低下し続け、このまま行けば【重度の貧血は4~6g/dl】にまで進行しそうな事態です。
んがしかし、医者は、腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)が順調に下がり続け、「中度の貧血」でもピンピンしている私を見て、「まだ余裕がある」と判断したようで、このまま腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)が下がり切って基準値に近付くまで分子標的薬「ベージニオ」を継続したいと言います。
その際、さり気に、何でもないことのように『重度の貧血(4~6g/dl)になったら、輸血する手もあるしね』と医者はつぶやき、私は大いに衝撃を受けました。
前月に続いて私は、「おいおいおい(怒)、事故や手術以外、輸血なんて絶対に嫌なんですけど」と心の中で怒声を上げました。
再度、何か打つ手はないかと考えた私は、「分子標的薬「ベージニオ」をいったん中断してはどうでしょう」と提案しました。
9月時点で、腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)の数値は「26」、私なりの基準値30代を下回っているのだから「もう十分にがん細胞の活性を抑制できた」とも考えられる訳で、このまま投薬を継続して貧血が進行するより、投薬を中断して免疫力や体力が低下することを避けた方が得策ではないかと考えたのです。
「分子標的薬「ベージニオ」が一旦中断して再開すると、薬効が低下するタイプの薬なら、継続する方がいいのでしょうが、そうではないのなら、中断して貧血が改善するかどうか見てみたいです。」と、私は至極真っ当な提案したのです。
結論として、分子標的薬「ベージニオ」を継続したい医者と、中断して貧血の改善を求めたい私は「中間地点」で妥協し、分子標的薬「ベージニオ」を現行の150mgから100mgへ減薬して継続することで手を打つことになりました。
8月の【水下痢を止めてみたら貧血はどうなるかな?】実験に続き、9月は【分子標的薬「ベージニオ」を減薬してみたら貧血はどうなるかな?】実験を1ヵ月かけて検証することになったのです。(笑)
※水下痢ストップも継続しました※
そしてまたまた、実験結果が良好なものであることに期待しつつ受診した10月、私のヘモグロビン(基準値11.3-15.2)は「8.9」でした。
・・・・・微妙です。
んが、「貧血が改善している」と言えなくもない結果でした。
一方、腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)の数値は「35」、微増ですが許容範囲。
・・・・・微妙です。
ともあれ、私が衝撃を受けた『重度の貧血(4~6g/dl)になったら、輸血する手もあるしね』からは遠ざかることが出来たことが喜ばしく、一安心です。
10月の診察でも、私は分子標的薬「ベージニオ」の一時中断を再度提案しましたが却下、微妙に改善されたヘモグロビン(基準値11.3-15.2)「8.9」を良い兆候と捉え、現状維持で経過観察となりました。
10月は【分子標的薬「ベージニオ」の減薬を継続してみたら貧血はどうなるかな?】絶賛検証中で、現在に至ります。
以上が、私が体験した分子標的薬「ベージニオ」の副作用による「貧血」に関するレポートです。
世間では、「がん治療」という言葉が当たり前に使われ、「がん治療」を経験していない人にとっては、そういう治療が確立されているかのような印象を持つ人も多いと思いますが、実際の「がん治療」は、がん患者の数だけ異なる「がん治療」が存在し、個々の状況に応じたがんの治療の総称を指すものに過ぎません。
もし私と同じ、浸潤性小葉癌の乳がんステージ4で、分子標的薬「ベージニオ」の投薬を受け、重篤な水下痢と浮腫み、中度の貧血と脱毛という副作用の症状の人がいたとしても、子育てや介護、仕事を抱えている人と、私のようなプータローとでは、副作用に対処する切実さが違うでしょうし、基礎体力が私と異なれば、私と同じように鷹揚に受け止められないかもしれません。
「がん治療」というものが、フルオーダーメイドの治療であることをもっと多くの人に知って欲しいものだと、つくづく思った次第です。
次回は、【分子標的薬「ベージニオ」の日々 ③-1副作用 貧血と脱毛が進行 ウィッグを格安でGET】です。
(おしまい)
※以下は私が貧血で学んだことなので、少々長いのですが、身近な病気でもありコピペしておきます。※
貧血とは、血液の成分である赤血球に含まれる「ヘモグロビン」という色素の濃度が低下した状態のことです。 ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割を担っているため、貧血になると身体が酸素不足に陥り、めまいや立ちくらみ、動悸、息切れなどの症状が起こりやすくなります。https://www.taiyo-seimei.co.jp/net_lineup/colum/basic/025.html
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女性は 11g/dl 以下、男性は 13g/dl 以下だと「貧血」と判断されますが、この程度ではほとんど自覚症状はありません。 健診では病気の早期発見を目的としていますので、上記の基準値を採用しています。https://www.dock-tokyo.jp/results/blood-test/hemoglobin.html
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「正常」とされるヘモグロビン値は?一般的には、成人男性や新生児で13g/dL以下、成人女性や学童で11.4g/dL以下、高齢者や乳幼児で11g/dL以下だと、「貧血」と判断されます。 さらに、ヘモグロビン値が7~8g/dL以下になると、ほとんどの人に息切れやめまいなどの貧血症状が現れます。https://www.suntory-kenko.com/column2/article/6881/
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貧血の種類の判定は、ヘモグロビン濃度やヘマトクリット値と比較して行います。
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基準となる値は、軽度の貧血はヘモグロビンの量が10~12g/dl、中度の貧血では7~9g/dl、重度の貧血は4~6g/dlがおおよその数値です。https://www.kajigaya-clinic.com/anemia/
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貧血が起こり、蒼白、筋力低下、疲労が生じ、重度の場合には息切れやめまいも起こります。 重度のビタミンB12欠乏症によって神経の損傷が起きることがあり、手足のチクチク感や感覚消失、筋力低下、反射消失、歩行困難、錯乱、認… さらに読む の可能性が疑われます。
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ほとんどの場合で輸血は必要ありません。 ヘモグロビンが7 g/dL未満と重度の貧血があり、血圧の低下や心不全がある人に限定されます。 鉄欠乏性ほとんどの人は、鉄の吸収を低下させるか出血を引き起こす基礎疾患がない限り、鉄のサプリメントは必要ありません。2023/03/26https://akashi.clinic/2023/03/26/iron-deficiency-anemia/
ふるゆらさん、ド真夏の頃より体が楽になってよかったです。病気に100%は囚われず、毎日を風太くんと穏やかに楽しむ、ふるゆらさんの生き方が、がんの来襲を遠ざけているのですね。ーーーがんが引き起こすいろいろな症状はひとつひとつ対処するしかなく、お医者さんは絶対的存在ではなく、サポーター。判断するのは自分自身、もちろん自分は素人なのでその道のプロのお医者さんにアドバイスいただきつつ、自分で手探りで勉強する。---私ががんのフルコース治療を経て思うことです。それまでは「お医者さん、助けてください。」って全面的におまかせかと信じてましたが、実際は違いました。ゆっくり、自分のペースで…ふるゆらさんの生き方は大正解だと思います。病状の変化でへこむ時もあるけど、体調・気持ちのアップダウンは、長いがんとの付き合いでは仕方ないことですよね。風太くんと楽しい時間をこれからもたくさん過ごしてくださいね。
絵里さん、ありがとうございます。
毎年、「夏をサバイブすること」が一番大きなイベントの私は、夏が終わったら「今年も終わったな」と思ってしまいます。(笑)
今年はお彼岸くらいまで「残暑」と呼びたくないくらいの暑さで、お昼間にエアコンをつけなくても良くなった時「夏は終わった」と、安堵と共に脱力しましたよ。(笑)
絵里さんの仰る通り、がん治療も人生と同じ、自分が納得して選択したかったら、メリットデメリットが把握できるくらいには学ぶ必要があります。
それを「がん治療」というだけで、自分の意見を持たず、専門家にお任せなんてできませんよね。
医者は医療の専門家、私は自分自身の専門家、専門家同士、対等に意見を交換して、最終的には医者の希望より「私が考える自分らしい幸せ」を優先して最善手を選択します。
それが出来たならば、結果がどうであれ「これが私の生き方」と納得できるので、あとは生きることを楽しむのみです。
人生が有限であることを肝に銘じて、「今」を楽しむのみです♪
絵里さんも、いっぱい楽しんでくださいね♪
そうでしたか…
毎日ポチッとはしていますが、
お久しぶりです
ふるゆらさんは変わらずの症候を保っておられると思って
いましたが、中々大変だったのですね
しかしながら慎重なふるゆらさんなので
医師と自分の体調を冷静に見て相談できているのが
何よりと思います。
過ごしやすい気温なので、少しは楽でしょうか...
風光明媚で自然に癒される場所と風太君に癒されますね。
お大事になさってください。
お久しぶりですsizuさん、sizuさんも過酷な夏をサバイブ、秋を迎えておられるご様子、お互いの「無事」がおめでたいです。(笑)
そうなんですよ、私の夏もなかなか大変でした。(嘆息)
ただ、2014年3月に浸潤性小葉癌で乳がんステージ4とがん告知を受けて以来、「穏やかな明け暮れ」に恵まれていた方が奇跡。
今回も副作用に振り回されたものの、腫瘍マーカーNCC-ST439(基準値4.5未満)の数値に関しては「神さまの領域の博打」に価値を得ている時点で、奇跡。
体調の変化に戸惑いつつも対応できたのは、プータローなので可処分時間が多くあり、精神的に余裕が持てる生活であったお陰、時の流れる様、四季の移ろいを肌で感じられる自然と近い暮らしのお陰、風太が私の隣でいびきをかきながら寝ていてくれているお陰です。
「人間万事塞翁が馬」本当に果報者の私です。合掌。
夏が終わり、本当に体が楽になりました。
散歩をしていても、心が浮き立つ季節です。
「今」を楽しめることに感謝して、大いに楽しんでおりますので、まずはご安心ください。
sizuさんも何とぞご自愛を。