「癌を学ぶ」 私の趣味は「読書」でした。 (nya.47)

ねこ、風太寝る

何事も一生懸命、が、わしのポリシーなんじゃ。

癌に関する本を読むことに気付く。やっと「趣味と実益が一致」しました。 (2014年5月)

誰かに「あなたの趣味は何ですか?」と尋ねられたら、「無趣味の言い訳としての読書ではなく、本当に【読書】が趣味です。」と答える私です。

(・・・まぁ、現実にこんなことを聞かれるシチュエーションは稀ですが。(笑))

どこに行く時でも、文庫本を1冊は携帯しますし、携帯し忘れた時には、コンビニの「興味をそそられない」わずかな「文庫本コーナー」に立ち尽くし、「苦渋の選択」をして1冊を選び、泣く泣く購入、「読みたくもない」本を読んで、その日1日を過ごします。

読む本のジャンルも、「歴史小説」「海外ミステリー」「ファンタジー」「純文学」「新書もの」「ロマンス小説」「日本の古代史もの」「科学エッセイ」と、『闇鍋』状態です。

一説によると「本棚を見れば、その人の人となりが分かる」らしいのですが、私の本棚を見た場合、私のインナーワールドが「混沌」としていることだけが伝わるのではないかと思います。

そんな私は、「活字中毒」を越えた「活字ジャンキー」を自称しています。

 

2.ねこ、風太まくら私の楽しみの一つに、休日の午前中「まったり」と、新聞を読むことがあります。

新聞の記事も読みますが、新聞の「記事下」の広告欄は、普段、雑誌を購読することのない私にとって、見出しを読むだけで「世間を知る」ことの出来る便利なツールであり、毎回舐めるように読んで楽しみます。

5月のある朝、新聞を眺めている私の目に

『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』( 単行本 – 2014/5/22)高遠 智子 (著)

を紹介する「記事下広告」が飛び込んできました。

「おおお!!!これは【乳癌ステージ4】の私が読んでみるべき本ではないか!!!」と、すぐに思いました。

私は「活字ジャンキー」なので、マスメディアやネットで「紹介」していることが、「全て正しい」と信じるような「可憐な心」を持ち合わせていませんが、この本のタイトルの「見事な惹句」に、心揺さぶられれました。

1.ねこ、風太アイドル翌日の会社からの帰り道、すぐさま本屋に立ち寄り、この本を探しました。

新刊本のコーナーに見つからず、「癌」の書籍のコーナーにも見つかりません。

「ないなぁ、・・・がっかり」と思ったのですが、そこで私は、目の前に並べられている「癌」の書籍のコーナーの背表紙を眺めているうちに「閃き」ました。

 

「ここに並んでいる癌の本を読むのは、面白いんじゃ?」

自分が乳癌だと「衝撃的に」知った時(参照:乳癌の検査 針生検(細胞診)であやしい細胞を調べる (nya.4))、真っ先にがぶり寄ったのはPCの「ネット空間」で、その中を彷徨い、乳癌について学習しました。

以来、「ネット空間」が、私の乳癌を学ぶ場であり、ネットを通じて乳癌諸先輩方の「ありがたい」ブログを拝読しました。

4.ねこ、風太まぶしいでは、その間、私は本を読まなかったのかというと、ずっと読み続けていたのです。「趣味として」。

乳癌の告知を受けるため、首に新しく心臓が出来たのではないかと思うほど、ドクドクしながら座っていた「待合室」(参照:「正式に」癌告知を受ける① (nya.9))、初めて「ゾメタ」の点滴を受け、寝転がっていた診療台(参照:放射線療法4回目&ホルモン療法開始&母親参観日 (nya.27))、いつでも、これまで通り「楽しみのための読書」をしていたのです。

 

自分が乳癌だと知った「衝撃の2月」、【乳癌ステージ4】と診断を受け、運命の荒波に揉まれ続けた「怒涛の3月」、放射線治療10回が終わって人心地が付き、『神頼み』に走った「茫然自失&奔走の4月」

私は常に【読書】をしていたのに、ついぞ「癌の本を読む」ことに思い至らなかったのです。(笑)

それだけ「疾風怒濤」の日々であり、「我を忘れて」いたのだと思います。

本屋の「癌」の書籍コーナーで、「癌の本を読めばいいんだ」と、『天啓』を受けた瞬間、私は心の中で「大爆笑」してしまいました。

これまで、「好奇心は猫を殺す」式に、興味の趣くままに読み散らしていた【趣味の読書】が、ここに至って初めて【実益】と一致したのです。

 

目的の本は手に入らなかったものの、「面白そうな癌の本」数冊を選び、本屋を出た私は、不謹慎なほどに「わくわく」していました。

いつだって、本屋さんは「私のアミューズメントパーク」ですし(笑)、「知らないことを知る楽しみ」に私は心躍るのです。

本来の目的だった本(この本の内容については、後のブログで触れます)

『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』( 単行本 – 2014/5/22)高遠 智子 (著)

は、私が「癌告知」した友人が、身体に良い食品と一緒に「これ読んでみて」と贈ってくれました。

友人と会った時、私はこの本のことに触れていませんので、「偶然」というか「虫の知らせ」というか。

人が人を思うことの「凄さ」をしみじみ感じ、友人に首を垂れました。

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