パワーストーンブレスレットさん、お世話になりました。 (nya.91)
いただきものの「天然石のブレスレット」がお役目を終わられました。 (2015年8月)
【乳癌ステージ4】な私の癌転移が、「無数から骨転移4か所のみ」に激減していたことを知ったのは、7月上旬のことでした。
7月中旬のある朝、出勤しようと「身支度」をして、最後に腕時計と天然石のブレスレットを左の手首に付けようとしたところ、ゴムを通して作られていた「パワーストーンブレスレット」のゴムが切れて、パラパラと床に落ちました。
出勤の日は、毎日欠かさず身に着けていましたので、ゴムが切れることに驚きはしませんが、切れた「タイミング」に驚きました。
その「パワーストーンブレスレット」は、職場の同僚の娘さんが、私の病気のことを聞いて作ってくださったものです。
去年の3月に自分が浸潤性小葉癌の【ステージ4】であることが判明し、いろいろ考えて「職場のみんな」に癌告知することはしなかったのですが(参照:乳癌のこと、同僚に言うのは止めました (nya.26))、上司と、仕事上で私と密接して働く同僚2人には、「私の病状」を伝えていました。
伝えた理由は、私が癌告知せずに仕事を続け、体調が悪くなり仕事が続けられなくなった時、「実は【乳癌ステージ4】でした」と知ることになった場合、私に「近い」人ほど、「もし知っていたら、もっとしてあげられることがあったんじゃないか」と自分を責めるだろう、と思ったためです。
私がその人の立場に置かれても「教えてくれてたら」と思うし、「知らなかった」とはいえ、過去の自分の言動を反省すると思います。
なので、最も密に私と仕事をする2人を選んで伝えました。
その他の同僚には「申し訳ない」と思うものの、「体調が悪い」とだけ伝えて、癌のことは言っていません。
誠に勝手な「自己都合」で、「私が癌だと知っているから、セーブして私に仕事を振ってるんじゃないか。そのために、私の知らないところで周りの人の負担が増えているんじゃないか。」と疑心暗鬼になるのが面倒くさいので、自分が癌であることは伝えず、「普通」に仕事ができる環境を維持しています。
実際、【乳癌ステージ4】にもかかわらず「多少の不調」以外、痛みに耐えることもない私は、体力の温存さえ許されれば「出来ないこと」は何一つないので、「連日へとへとになるまで働く」ことを求められない限り、有り難いことに普通にフルタイムで働けるのです。
私は今年の2月に異動し、初対面の男性2人と「新部署」を立ち上げたのですが、半年が経過し、初対面だった2人にも「もう、初対面ではない」だろう、と判断し(笑)、先日「癌告知」しました。
新しく同僚となった初対面の2人には、挨拶も早々に、私の体調が良くないことと、そのため「定時に上がる」ことを「通達」しましたので(笑)、私が隣の席で「居眠りをしたり」「上着を脱いだり着たりを繰り返していたり」する【怪奇現象】を、「触らぬ神に祟りなし」と決め込んでくれている「親切な」同僚となってくれました。(笑)
が、この度私の癌告知で、【怪奇現象】の理由が【乳癌ステージ4】と知り、目を点にしていました。(笑)
まぁ、大抵の人は、「体調不良」を疑うほど「福々しい私」と、【乳癌ステージ4】=末期癌のイメージが上手にリンクせずに苦しむのです。(笑)
それに、身体は弱いけれど気の強い、私の普段の言動がそれに拍車をかけて困惑の度合いを強めます。(笑)
話を戻して、同僚の娘さんから「パワーストーンブレスレット」をいただいたのは、去年の夏ごろだったと思います。
その娘さんは、パワーストーンが趣味の方らしく、私の病気の回復に効き目のある石を選んで、ブレスレットとストラップを作って「プレゼント」してくれました。
娘さんにはその時も、現在に至るまでお会いしたことがないのですが、「暖かい心」をいただきました。
いただいたブレスレットは、淡い緑を主体としたデザインでした。
「ありがたさ」優先で、身に着けていましたが、「罰当たりにも」私自身の好きな色の取り合わせとは違うなぁ、などと思い、最初は「違和感」がありました。
ほんとに図々しい話ですが、当初は、毎日職場で会う同僚の手前「しないわけにはいかないでしょう」的に身に着けていたのです。
私は自然鑑賞も絵画鑑賞も好きですし、「色彩」は、とても大切な喜びの要素です。
いただいたブレスレットを「むむむ」と思いながら身に着けて1カ月ほど経った頃、「そうか!!」と閃きました。
ブレスレットと一緒に左手首に身に着けている腕時計の革バンドを、ブレスレットに合う色に変えたらいいんだ、と閃いたのです。
早速、革バンドを光沢のある濃い緑のものに変えると、見違えるほど「素敵」に変身、以来ブレスレットは「私のお気に入り」になりました。(笑)
そうして、最初はぎくしゃくしたものの、去年の夏以来、私の左腕には必ずパワーストーンブレスレットが寄り添ってくれていたのです。
それから1年、私が「骨転移無数、リンパ節転移無数」から「骨転移4か所のみ」と診断を受けた数日後に、ブレスレットの寿命が切れました。
私はパワーストーンに何の造詣も持たず、1年間、自分が身に着けていた石の名前も知りません。
でも、「このタイミング」には心動かされました。
私は「八百万の神」を当たり前に思う日本人ですので、「天然石」にありがたいパワーがあることも、「普通のこと」と思います。
私が「感謝」もしないのに、石たちは私にパワーを注いでくれていたのではないかと思いました。
そして、私が「安心した」のを見届けて「お役目を終えた」のでしょう。合掌。
その後「俄然」パワーストーンに興味を持った私は、今度は自分でパワーストーンブレスレットを「買い」ましたが、身に着けてみると「イマイチ」、それなら自分で作ろうと思い、せっせと石の勉強を始めました。
依然として、パワーストーンの「パワー」を感じる繊細さを持ち合わせていない私ですが、自分の好きな色が身近にあることが楽しく、その後もずっとパワーストーンブレスレットを身に着けています。
同僚の娘さん、見ず知らずの私にパワーストーンブレスレットをくださってありがとうございました。
物言わぬ「パワーストーン」さん、私を護ってくれてありがとうございます。これからも仲良くしてください。合掌。
次は
お盆のお墓参り、同じ【乳癌ステージ4】でも去年と違う私 (nya.92)
です。
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