「責難は成事にあらず」ということ (nya.342)

ねこ、風太 振り返る

 世界情勢、憲法改正、総選挙の前に立ちすくむ私(2017年10月6日)

タイトルを見ての通り、今日のブログは「ちとかたい」です。(笑)

でも、成人した日本国民として、第二次世界大戦の頃に成人していた人たちは、何を選択したから戦争に突入したんだろうと、思う時、今回の選挙の投票は「難しいぞ」と思うのです。

【乳癌ステージ4】の身体であり、この世を卒業することを視野に入れて暮らしている私だからこそ、「変なもの」に加担して、次の世代に負の遺産を残すことは避けたいと願います。

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『責難(せきなん)は成事(せいじ)にあらず』この言葉を目にした時、心底「ほんとにね」と膝を打ちました。

この言葉は小野不由美さんの『十二国記』の中の1冊、『華胥の幽夢』の中で、国王となった人物が国を治めるのに失敗したときに残した言葉です。

『責難(せきなん)は成事(せいじ)にあらず』

『十二国記』は、テレビアニメにもなった人気の作品ですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

書籍の分類でいうと児童書か若者向けの「ライトノベルズ」に分類され、カテゴリーなら「ファンタジー小説」ということで、「いい大人が読む」たぐいの本ではないと思われて過小評価されやすいのですが、侮れない作品です。

私は日本の女性作家の紡ぐ「ファンタジー」が大好きです。

この世のどこにもない世界を描きながら、「地に足の着いた」説得力と平明な日本語が美しく、神話の世界のようで、読むと物語の世界に引き込まれ、心が深呼吸します。

『守り人シリーズ』の上橋菜穂子さん、『勾玉三部作』『RDG レッドデータガール』の荻原規子さんは特に大好きで何度も読み返します。

 

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さて、小野不由美の『十二国記』の中で出会ったこの言葉、中国の古典あたりに原典があるものと思い込んでいましたが、今回のブログで採り上げようと調べてみたところ、特に原典のないもののようです。

したがって『責難は成事にあらず』には、確定した解釈はなく、読者の解釈に委ねられています。

私の解釈は、【人はしばしば、目に見える部分を採り上げて「責難=相手の難点(欠点)を責める」ことで、相手より自分の方が優秀であるかのように振舞い、「自分ならもっと上手くやれる」と思い込みますが、それは錯覚。自ら「成事=事を成し遂げる」ことをしない人間が、外野から批判するのは容易く、一方、事を成し遂げることはそんなに簡単なことではない】という意味だと思いました。

私が「なぜ今」この言葉を噛みしめているかというと、憲法改正を問う総選挙あり、世界情勢の危機あり、の現状でありながら、マスコミの偏向報道に加え、自分が受けてきた教育から「日本の近現代史」の知識がゴッソリ抜け落ちていることに愕然としているからです。

何かを判断しようと思う時、その判断材料として情報を収集して「知る」ことはとても大切ですが、その材料が公平で客観的なものでなければ、判断は歪みます。

私は最近、社会情勢がものすごく流動的なので、24時間アクセスできるインターネットニュースを活用して時事問題を理解しようと心掛けているのですが、大手の新聞や地上波のテレビ(=既存メディア)で流されるニュースと、インターネットの世界で採り上げられるニュース(=新興メディア)がものすごく乖離していることを知りました。

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大まかに言うなら「既存メディア」は、日本という国や政府に批判的で、「新興メディア」は「既存メディア」の自虐史観(日本が何でも悪い)が大嫌い、という感じです。

「既存メディア」は憲法改正反対、ミサイルが飛んできても話し合うのが平和主義だと言い、軍備の拡張は軍国主義に通じるとして大反対しています。

「新興メディア」は憲法改正大賛成、北朝鮮からのミサイルがバンバン飛んできているのに、自衛手段の整備を否定するなんて、頭が「お花畑」なんじゃないかと「既存メディア」を罵倒しています。

両論あることは健全なことなのですが、問題は、日常的に触れるのは「既存メディア」のみという圧倒的多数の国民が、反対意見である「新興メディア」が採り上げる情報を知ることなく「判断」している現状であり、それらの情報を封殺している「既存メディア」の偏向報道ぶりです。

一例を挙げるなら、これは9月10日の産経新聞のニュースです。

「偏向報道を許すな!」TBS本社前で500人が抗議デモ 我那覇真子さんも参加「テレビは真実を伝えず国民をだましている!」

ご存知でしょうか?

私が何より驚いたのは、500人規模の抗議デモがテレビ放送局の前で行われたにもかかわらず、「既存メディア」での報道が一切なかったことです。

主張していることの是非は別として、このような出来事があったことが「知らされない」ということが問題なのです。

他にも「既存メディア」が全く触れず、「新興メディア」で大炎上しているものは多々あり、本当に「既存メディア」に失望しました。

私の感触をいうと、「森友・加計」の学園シリーズを延々と国会で審議して、北朝鮮の軍事行動を論じないのは「異様」なことであり、日本の国会が空転し、国内政治が紛糾することで利しているのは、中国であり北朝鮮だと思うのです。

 

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そしてもう一つ愕然としているのは、韓半島の危機が迫る中、「近現代史」の知識がないために、自分の判断が持てないでいることです。

韓国の慰安婦の問題にせよ、竹島を占領していることにせよ、本来「日米韓」で同じ資本主義国家として問題に直面しているはずの韓国が、なぜ「反日」なのか、さっぱり意味が分かりません。

北朝鮮だけでなく韓国も含めて、隣国の「歴史」をほぼ知らない私がいます。

特に近現代、日清戦争、日露戦争、日韓併合、第二次世界大戦、朝鮮戦争、この辺りは、学生時代の社会科の授業でも年度の終わり頃、時間数が足らずに駆け足で教科書を読んで終わり、そのままの知識量でこの年まで過ごしています。

漠然と、いろいろ異なる点はあるにせよ、韓国は日本の隣国なんだから「同じような」歴史を経て現代に至っているんじゃないか、と自国に引寄せて考えていましたが、そのような曖昧なことでは「全然足らない」のです。

韓半島の人は認めたくない歴史ですが、日本が第二次世界大戦に敗戦するまで、韓半島が「独立した国」であったことはなく、常に中国に蹂躙され、属国としてあり、1400年ころから500年続いた李氏朝鮮時代の「王様」は中国皇帝の「臣下」です。

1910年日本はロシアが南下することを恐れて、韓国を清(現在の中国)から引き離して日本へ併合し、韓国は初めて中国の属国から免れたのです。(そのことを記念した「独立門(どくりつもん)」が韓国にはあります。)

日本が韓国を「植民地」としたのではなく、「併合」したという意味は、当時の日本は、教育、インフラ、は本国の日本並みに、税金と兵役は日本人よりも免除しました。

韓半島を日本に「併合」したのですから、韓半島の人たちは「日本人」になったのであり、今も日本に多くの韓半島出身者が住んでいるのはそのためです。

そして日本が敗戦し、韓国は日本からも離れ、晴れて「独立国」になったのです。

こうして考えれば、韓半島は「独立国」としての歴史が70年しかないのです。

国際情勢から国内政治まで、自国で判断し統治する経験を持って1世紀に満たない国ということを理解しなければなりませんし、そのような抑圧され続けた歴史を1000年以上持つ国の「文化や国民性」が、日本とは全く異なることも認識しなくてはなりません。

現代でも「漢文」という形で中国の古典は、日本文化に大きく取り入れられていますが、韓国の古典文学はほとんど皆無であることの意味がここにあります。

日本の隣国だからという理由で、日本の延長線上に考えることは誤りなのです。

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そのような「いきさつ」の上に、現在の日本と韓国の関係性があるのであって、「慰安婦、竹島、けしからん」という感情だけで情勢分析をするのは「危うい」し、北朝鮮は敵、韓国は味方と色分けすれば、過去と同じ轍を踏む恐れすらあるのです。

日本という国が過去に戦争にまい進するには日本という国の持つ「思考の癖」というような弱点があり、今にも繋がっています。

同じように韓国や北朝鮮、中国やロシア、アメリカにも「癖」があり、目に見える部分のみで判断したり、非難するだけでは見誤ります。

「責難は成事にあらず」

「だめだめ」「嫌い」と判断する前に、判断する前提となる情報が「十分」なのか、欠落はないか、立ち止まって自分の足元を見つめたいと思うのです。

辺鄙な田舎に住もうと日本国の住民です。

昔と違い、情報を得ようと思えば「玉石混交」ながらふんだんに手に入ります。

次の世代が将来「何やってたんだか」と失望することのない選択をしたいものだと祈ります。

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追伸1、

イギリスの旅行作家イザベラ・バードは、光武改革(1898年)について著書『朝鮮紀行』で以下のように述べている。

朝鮮人官僚界の態度は、日本の成功に関心を持つ少数の人々をのぞき、新しい体制にとってまったく不都合なもので、改革のひとつひとつが憤りの対象となった。官吏階級は改革で「搾取」や不正利得がもはやできなくなると見ており、ごまんといる役所の居候や取り巻きとともに、 全員が私利私欲という最強の動機で結ばれ、改革には積極的にせよ消極的にせよ反対していた。政治腐敗はソウルが本拠地であるものの、どの地方でもスケールこそそれより小さいとはいえ、首都と同質の不正がはぴこっており、勤勉実直な階層をしいたげて私腹を肥やす悪徳官吏が跋扈していた。このように堕落しきった朝鮮の官僚制度の浄化に日本は着手したのであるが、これは困難きわまりなかった。名誉と高潔の伝統は、あったとしてももう何世紀も前に忘れられている。公正な官吏の規範は存在しない。日本が改革に着手したとき、朝鮮には階層が二つしかなかった。 盗む側と盗まれる側である。そして盗む側には官界をなす膨大な数の人間が含まれる。「搾取」 と着服は上層部から下級官吏にいたるまで全体を通じての習わしであり、どの職位も売買の対象となっていた。

イザベラ・バード、『朝鮮紀行』講談社〈講談社学術文庫〉、1998年、pp.343 f

ウィキペディアから引用https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%BD%B5%E5%90%88

追伸2、

ネットニュースに興味がある方は、ユーチューブで

【公式】真相深入り!虎ノ門ニュース 

憂国の志士たちが日替わりで繰り広げる生放送のデイリーニュースショー! この番組は 地上波テレビっぽい、いわゆる「事前の段取ごと」は基本いたしません。 なので、 ニュース選びも出演者打ち合わせもすべてダダ漏れ感覚でお送りします。 

https://freshlive.tv/toranomonnews

を見てみてください。これ以外にもいろいろありますが、「既存メディア」が採り上げない意見ばかりの典型的な「ネットニュース」です。

(ただし「判断」はしっかりご自分でしてください。)

また、会社休職中で時間が有り余るほどある私はユーチューブで「こんなもの」も楽しみました。(笑)

これは「公正なもの」ではないと思いますが、とても面白いし、史実を基にしてのお話ですので「近現代史」の大体の流れがようく分かったような気になります。(笑)

ラジオ感覚で「耳学問」として聞き流すには楽しいものでした。

じっくり学ぼう!日韓近現代史(出演:宮脇淳子・倉山満)

意外と知らないお隣の国の歴史。 「なんで韓国はああなのか!」と憤りを感じてる皆様の疑問を解消。歴史が語る「韓国の姿」是非お楽しみに!

https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%81%98%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E5%AD%A6%E3%81%BC%E3%81%86+%E6%97%A5%E9%9F%93%E8%BF%91%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%8F%B2

(くどい様ですが「判断」はしっかりご自分でしてください。)

 

次は

です。

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「責難は成事にあらず」ということ (nya.342)” に対して 4 件のコメントがあります

  1. 金太郎 より:

    『十二国記』
    はい存じております。
    ふるゆらさんのブログにこの名が出るとは驚きです。

    私は活字中毒、手あたり次第の乱読派ですがマンガを読む習慣はありません。
    ですから女性週刊誌もですが、漫画本は自分で買った経験がありません。

    それなのにきっかけは忘れましたが、数年前にネットで『十二国記』に出会い、
    ある時期完全にのめりこんでいました。
    未完で終わっていたようで、今でもときおりその後が気になっている作品です。

    『責難は成事にあらず』
    なるほど、そのような解釈が成り立つのですね。

    「人のことを責めたり難癖付けたりすることで、なにかしら事を成したつもりになっている」のは「違うだろ~」というように受け止めておりました。

    今の政治家の大多数に言ってやりたい言葉です。

    話は変わって。
    ひと月1~2キロ減が目標のゆる~い「ダイエット」始めております。
    「くびれ」が無いどころか、スリーサイズの最大値がその場所です。(号泣)

    1. ふるゆら より:

      ・・・・・ダイエット・・・・・。

      私が遠くに匙を投げて捨てた言葉です。(笑)

      頑張ってください。

      遠くから応援しています。(笑)

  2. 金太郎 より:

    こんにちは。

    一応リタイアしたつもりなのですが、設備の解体等でバタバタして、ふるゆらさんのブログも気になりつつこの数日は拝見できませんでした。

    メインのコメントに入る前にちょっと。
    ご心配おかけした腰痛騒ぎのその後です。

    3か月ごとの定期チェックを先月受けましたが、年に1度の健側のチェックはセーフ。
    エコーは異常なしで、血液検査では肝機能数値が正常範囲を少しオーバー。
    PET検査等のお願いをするつもりで出かけたものの、とうとう言い出せないまま病院を後にしました。
    ということで全身検索は無し。

    気弱のせいでと言いたいところですが、本音を言うとめんどくさかったから。
    もちろんこの「めんどう」というのは軽い意味ではありません。
    知らぬは仏じゃなくて、ほっとけかなと。

    現在の検査レベルで発見できる転移はある程度のマスを作ってからですから、予後にさしたる違いがない以上、
    検査の必要性については主治医に任せることにしました。
    そして、今更ながらではありますが、癌の嫌う体質に少しは改善の努力をしようと考えました。
    はい、まずはダイエットです(笑)。

    メインのコメントはまたのちほど。
    本日の関東は洗濯日和です。

    1. ふるゆら より:

      ああ、よかった、金太郎さん。

      三重の意味でほっとしました。

      一つは、体調を崩されていなかったこと。

      一つは、検査結果がセーフだったこと。

      一つは、体質改善に前向きになられたこと。

      ああ、よかった。

      「金魚のお話」をアップしたくらいから、「そーいえば、金太郎さんからのお便りがない」と気にしていたんです。

      お忙しいならいいけれど、もしかして・・・、と。

      私のブログのことを気にかけてくださってありがとうございます。

      でも、優先順位一位は、金太郎さんの体調でお願いします。

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