さくら、さくら (nya.1986)

桜並木

桜並木

「ここが極楽浄土」と思えるお花見でした。 (2022年4月8日)

今日は4月8日、4月8日と言えば「花まつり(灌仏会・かんぶつえ)」、つまりお釈迦様がお生まれになられた日です。

お釈迦さまの生誕の時、産湯を使わせるために9つの竜が天から清浄の水を注いだという伝説があり、灌仏会は、様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)の中で、お釈迦様の誕生仏像に甘茶を掛けて祝う行事なのがですが、より華やかな演出のためにしばしば「散華」も行われます。

今日、わずかな風に花びらを散らす桜を見て、「灌仏会の今日に相応しい散華かな」としみじみ感心しました。

さて、今日はそんな殊勝なこともチラッと考えたりた私ですが、先日は「日本人DNA」の本能の趣くまま、「頃はよし、プータロー特典を最大限に活かし、平日の昼、お花見するっきゃないっしょ♪」と、いそいそとお花見に出かけてきました。

天気良し、気温良し、風良し、桜の散り始め良し、山の木々の芽吹き具合良し、タンポポ&すみれ良しと、非の打ち所のない4月吉日のお花見、あまりにも見事な桜でした。

場所は、車で20分ほどの所にある「桜の名所ガイドブック」に一度も採り上げられたことのない穴場です。

田んぼの脇を流れる用水に沿って走る農道は「トラクターメイン」ですので、車は対向できず、もちろん駐車場もないのですが、なんと農道に沿って「桜並木が1km」も続いています。

「通り抜けオンリーの花見」農道、それはそれはゴージャスで贅沢なものですが、駐車を拒むそこは、どんなに有名な桜の名所にも引けを取らない「桜並木が1km」にもかかわらず、人影はほとんどありません。

んがしかし、そんな悪条件も「真正の田舎者」を拒むことは出来ないのです。(笑)

田んぼ脇の草叢に車を乗り上げる形で無理やり駐車、肝心の「お花見」は、農道から用水を渡ってトラクターが田んぼへ行くための「橋の上」にレジャーシートを広げて敢行いたしました。(笑)

そんな「お花見」、すばらしくフォトジェニックでしたので、持て余す程写真が撮れてしまいました。

今日はその写真をご覧いただきたく思う所存です。

お花見を済ませた方も、お花見を逃した方も、これからお花見の予定という方も、私の住む田舎の「桜の名所のお花見」とは一味違う、うららかな春の田舎をお楽しみいただけましたら幸いです。合掌。

桜並木

桜並木

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桜並木

 

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桜並木

 

 

桜並木

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桜並木

(おしまい)

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さくら、さくら (nya.1986)” に対して4件のコメントがあります。

  1. May より:

    ふるゆらさん

    見事な桜を見せて下さってありがとうございます。そして風情のある花筏。いつの時代か桜を植えた方がいて、今も人知れず咲き誇っていること、そしてこれから先もと思うと想像が膨らみます。

    1. ふるゆら より:

      ほんとうに見事な桜並木なんです、Mayさんに喜んでいただけて嬉しいです。

      もっとたくさんの人に知って欲しいような、誰にも知られずこのまま人気もまばらなままあって欲しいような。

      近くの集落の人が、近隣の人たちの心を慰めるために、そっと優しい気持ちで植えてくれたんだろうと思います。

      施設に入っているお年寄りを何人も乗せた車が何台も、ゆっくりと「通り抜け」してお花見をしているので、桜を植えた先人の方も「さぞや本望だろう」と思い、こちらまで幸せな気持ちになる、そんな桜並木です。

  2. 絵里 より:

    ふるゆらさん、風太くん、お元気ですか。桜、とってもきれいです。私もこんなお花見してみたいな。写真から、春の空気やほんのり温かい日差しが伝わってきます。

    1. ふるゆら より:

      絵里さん、ありがとうございます、風太も私も元気にやっております。

      絵里さんはいかがですか?

      今回のブログは、「田舎の春」をお裾分けというより、、、押し売りです。

      「ね、きれいでしょ♪」と言いたくてたまらない。(笑)

      私は田舎に住みたくて田舎に住んでいる人間ですが、このお花見の日のような自然の中に身を置く時「田舎に住んでいてよかったぁ」と、何度でも新鮮に感動するのです。(笑)

      絵里さんもお忙しいでしょうが、時には春を楽しんでくださいね。

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