5年ぶり2回目の放射線治療、完了です♪ (nya.908)
「無傷」とはいきませんでしたが、無事です。 (2019年4月26日)
先日4月22日に、無事10回の放射線治療が完了しましたのでご報告いたします。
5年ぶり、2回目の放射線治療でした。
1回目の放射線治療は2014年3月、その時も3ヵ所同時に10回の放射線治療でしたが、今回も3ヵ所同時に10回の放射線治療でした。(3グレイx10回x3ヵ所)
1回目の放射線治療につきましては、ブログの(nya.22)から(nya.32)に詳しく経過を吐露しておりますので、そちらを読んで、大いに笑っていただくと幸いです。(最後尾にリンクを貼っておきますね)
さてさて、2回目です。
先に大雑把な10回の顛末をご報告した上で、その間の悲喜こもごもをお伝えしようと思います。
4/8(月)0回目・・・放射線医の診察+CT撮影+青マジックで体中に「座標」を記入
4/9(火)1回目・・・放射線治療開始 ステッパー10分、ストレッチ10分できるくらい楽勝
4/10(水)2回目・・・2回目と同じ楽勝
4/11(木)3回目・・・ちょっと、、、倦怠感が、、、。ストレッチ10分だけに変更
4/12(金)4回目・・・3回目と同じ でも、週一の鍼(はり)で倦怠感が解消
4/15(月)5回目・・・3回目と同じ
4/16(火)6回目・・・倦怠感+背中の筋肉がこわばり始める
4/17(水)7回目・・・6回目と同じ 心が折れてストレッチ10分もしなくなる
4/18(木)8回目・・・軽いムカムカ症状が現れる
4/19(金)9回目・・・ムカつき止めの薬を処方してもらう
4/22(月)10回目・・・久々に背中が痛くなってきたけど終わったので万歳x3♪+放射線医の診察
まず、2回目の放射線治療という運びとなった理由は、前回から1年経過したのでPET/CTを受信した結果です。
PET/CTの「所見」に、
・左乳癌や多発リンパ節転移へのFDG集積は消失したままです。
・右鎖骨、左腸骨、仙骨の転移に高集積あり活性が高い。
・その他、転移や悪性腫瘍を疑う異常集積はありません。
・明らかな肺転移は見られません。
とあり、
「・右鎖骨、左腸骨、仙骨の転移に高集積あり活性が高い。」ならば、放射線治療でがん細胞を叩いてしまおうとなった訳です。
何しろ最初の2014年3月のPET/CT画像が、骨転移無数、リンパ節転移無数で「真っ黒」、のけ反るというより腰が砕けるほどの衝撃でしたので、その後僥倖に恵まれて「骨転移4か所」になった時点で、私の中では「劇的勝利」だったのです。
骨転移が1カ所でもあれば「立派な」末期がん=ステージ4であるという事実は承知していますが、何しろ2014年3月は「真っ黒」だった画像が、2015年6月には「真っ白」なのですから。
無数の転移がものすごい勢いで消えたので、残る4か所も「そのうち消えるのかなぁ?」と思いながら、年に一度PET/CTを受信して、黄金の価値に等しい「現状維持」をGETし続けること3年余が経過しました。
それがこの度のPET/CTでは骨転移が4か所が3か所に減ったものの、「高集積あり活性が高い。」、、、微妙です。
毎月の腫瘍マーカーの数値は相変わらず基準値内をキープしているのに、「高集積あり活性が高い。」、、、微妙です。
ともあれ、そういうことならば、骨転移が自然消滅(=そのうち消える)する可能性はなくなったのです。
放射線治療の治療自体は、「宇宙と交信する」こと以外に使い道のなさそうなでっかい装置(未知との遭遇と名付けています(笑))に寝転がり、体中に描かれた(何せ3ヵ所なので)座標をミリ単位で調節し、放射線の「発射」を受けるのみの至極簡単なものです。
放射線の「発射」は、言われなければ分からないレベルで全く痛みなどありません。
私が協力するのは、頭の中で「私は冷凍マグロ、私は冷凍マグロ」と唱えて、万が一の誤射にならないよう脱力しつつフリーズすることのみです。(笑)
前回の放射線治療でトラウマとなったのが「放射線食道炎」で、胸椎に放射線を当てるため、物理的に前にある食道を放射線が「通過」せざるを得ず、そのために食道がダメージを受けたのでした。
何があっても衰えない食欲と、食べ物を「呑み込む」のが痛いという現実の狭間で、10日間ほど悶えました。
前回は、胸椎と腰椎と左大腿骨の3ヵ所、今回は右鎖骨、左腸骨、仙骨の3ヵ所で、別の場所ではあるものの、私が2回目の放射線治療を受けることになった時、もっとも恐れたのがコレでした。
と、いうのも今回放射線を当てることになった「右鎖骨」の骨転移の場所が、鎖骨の付け根、もっとも喉に近い場所にあり、「こ、これって、食道を掠めるんじゃ?(涙)」と思ったのです。
4/8に、放射線医に真っ先に確認したのもこのことでした。
ところが案に反して、放射線医いわく「たぶん、だいじょうぶでしょ」とのこと、この時点で私の「楽勝気分」が確定したのです。(万歳)
放射線治療そのものが楽勝な上に、食欲が満たされるなら、私に恐れるものはないのです。(万歳)
その後、5年ぶりに体中に青マジックで座標を描かれ、相変わらず「座標が消えないようにお風呂でこすらないでくださいね」と言われましたが、これほどテクノロジーが進んだ医療で、「普通のマジックしかないのか」と思ったことは余談です。(笑)
ともあれ、翌日から楽勝気分で放射線治療は始まりました。
もう少し詳しく放射線治療の経過をご報告すると、1回目、2回目、右鎖骨の放射線治療の影響でしょうか、その辺りが何となく痛み、特に右の首が張ってきました。
3回目辺りから、明らかに全身に「ダルオモ」を感じ始めました。
6回目になると、私の長年のお友だち「背中の筋肉がこわばって痛い」が、懐かしくも復活してきました。
7回目には、軽いムカつきが出てきて、食欲はあるのですが、空腹感を感じるタイミングがどんどん後倒しになって行きました。
前回の放射線治療でも最後の数回はムカムカして、放射線食道炎のせいかと思っていたのですが、どうやらムカムカは、純粋に放射線治療に由来するものだったようです。
9回目の頃には、不調もピークという感じで、治療後週一の鍼(はり)もしましたが、前週ほどにはリカバーできませんでした。
ただ放射線治療は土日がお休みのため、2日間「病人らしく」過ごすと、体がずいぶん楽になりました。
10回目は、治療後確実に体調が悪くなることが予想されてブルーが入りましたが、土日の2日間、休めばかなり改善されることが分かりましたので、ラストということもあり「どんと来いやぁ」という気分で乗り切りました。
迷ったのですが、放射線治療の期間中、毎日の「枇杷の葉こんにゃく温湿布」と週一の鍼(はり)は続けました。
体調を整えることで、放射線治療のダメージを軽減できるのではないかと思ったためです。
特に鍼(はり)は、4回目の放射線治療後の「ダルオモ」だった体が覿面楽になったので、かなり助かりました。
1回目の放射線治療で首が痛くなったので晩酌は自粛し、煙は「まぁ、いいか」と吐き続けました。(笑)
毎朝の「にんじん、りんご、レモンジュース」は、ムカムカ症状が現れて、朝、「ジュースを作ろうかな」と思うと、レモンの酸味が思い浮かび「いやいやいや、無理っス」と体が拒否反応を示すようになったので止めました。(笑)
3月中旬から始めた筋力維持のためのステッパー10分とストレッチ10分も、やっぱり「いやいやいや、無理っス」と体が拒否反応を示すので止めて、ベッドでひたすら回復(ゴロゴロして)に努めました。(笑)
私は『体は何でも知っている』と思っているので、頭の判断よりも、体のシグナルを優先です。
そんなこんなで、昼食は普通に食べられるものの、朝夕が厳しくなりましたので、ひたすらバナナを食べ続けました。
私が放射線治療10回で受けたダメージをまとめると、右の首が痛い、背中が痛い、たまに頭痛、ダルオモ、ムカムカ、以上です。
どれも寝込むほどに重症なものはなく、総じて言うなら、やっぱ「楽勝」でした。
放射線治療から数日が経過し、ダルオモ、ムカムカはかなり軽減され、朝の「にんじん、りんご、レモンジュース」とストレッチ10分が復活しています。
ただし、調子に乗って「風太のワクチン接種」「母親の通院の送迎(病院拘束時間3時間+往復3時間)」をこなしたため、このブログを書いている今日、無茶苦茶ダルオモが復活しています。(涙)
「背中が痛い」は、絶賛継続中です。(嘆息)
10回目の放射線治療のあと、放射線医の診察があり、その時に0回の時撮影したCTで、5年前の前回放射線治療をした3カ所の骨転移が、現在どのようになっているのかを確認しました。
一度途中経過を確認した時には、骨転移で大きく穴の開いた骨のフチが白くなり、骨が強化されていたのですが、5年が経過し、その間「ゾメタ」「ランマーク」という骨粗しょう症治療薬を投与し続けたのですから、少しは「穴」が小さくなり塞がってきているのではないかと期待したのです。
・・・結果は・・・、変化なしでした。
放射線医いわく、「塞がる場合もあるけど、そのままということもよくある」とのことです。
要するに、私の場合、この先も骨転移で溶けた骨の穴は「空きっぱ」であるようです。(嘆息)
骨の穴が塞がって、「背中痛い」が楽になるのではないかと、ひそかに、かなり、期待していたのですが無念です。
でも私の場合、本来なら骨転移そのものの激痛で悶え苦しむところを、背骨の両脇の筋肉が緊張することで、背骨の弱さをサポートしてくれている、そのための「背中痛い」ですから、文句を言っては罰が当たります。
むしろ「ありがとう、よくがんばってくれているね♡」と感謝すべき類の「痛み」です。
今回の放射線治療を受けている間につくづく思ったことは、、、まぁ、私自身「かなりおめでたい人間」であることは自覚しているのですが、、、「休職中に放射線治療を受けられる私って、かなりラッキー☆だって、しんどくなったらすぐ横になって休めるなんて、超幸せ♡」でした。(笑)
何しろ前回の放射線治療は、フルタイムで働きながら受けたのですから、本当に本当に今回は幸運です。
この調子なら「令和」が訪れる頃には、ある程度体調も戻るのではないかと思います。
それより何より、今日のブログに時系列でアップした写真の変化にお気づきでしょうか。
4/8に放射線治療に通い始めた時は、本当に「木の芽時」というほどの淡い緑を浮かべた山々だったのに、4/22には、「立派な」新緑の山になりました。
人間界の些事を横目に、季節は確実に進みます。
往復2時間の通院も、日に日に鮮やかな緑になる風景が美しくて楽しくて、全く苦になりませんでした。
そのことに、何より励まされる2回目の放射線治療でした。
放射線治療3回目&痛み止め&風邪ひいた&早退した (nya.25)
放射線療法4回目&ホルモン療法開始&母親参観日 (nya.27)
放射線治療5回目、かすかに放射線治療の影響が現れる (nya.29)
放射線治療7回目~9回目 放射線食道炎vs健全な食欲 (nya.31)
放射線治療10回目 最終回・・・つ、疲れた (nya.32)
次は
です。
ふるゆら様
。。。そうでしたか、、
うーん 良く 頑張って おられるなぁ と やわい私は 感心ばかりです
新緑に 慰められます。 今日は 、冬に戻ったように 風が吹いて 寒くなりました
しんどい時 返信は気にしないでください。
こちらも今日はものすごい突風、、、そして寒いです。
風太は縁側の「風太BOX」で丸くなって寝ていますし、私はなぜか昨日からダルオモがぶり返してベッドでゴロゴロです♪
今日から改元の10連休の方々にとっては残念なお天気ですが、毎日が日曜日の風太と私にとっては「寒い日は寝るべし」というだけの一日です。(笑)
大変でしたね
無事に終わって嬉しいです
ホッとしました
ふるゆらさんはどこまでも明るくて偉いなあ・・・
私も揺り戻しの波に乗ってサーフィンするくらい
楽しまないとな、と思います
前回の三ヶ所とは違う場所の三ヶ所ということは
一度放射線をかけたところはもう活性化しないんですね
それは嬉しいことです
骨が再生してくれればもっと嬉しかったですけどね・・・
それにしても大事なふるゆらさんの骨を溶かすなんて
がん細胞とは一体何を考えているのでしょうか
思わず神様に問わずにはいられません
「神様!ふるゆらさんの骨をがん細胞が溶かすなんて
あんまりです!こんなことのないようにお守りください!」
神様「私はあなた達から苦痛というものを一切取り上げる者
ではないよ。
そんなことをしたら あなた達は一体何のためにそこに
いるのか?
対応の策は用意されている。医療 薬 放射線 免疫療法
緩和・・・それらもまたあなた達が技術開発したものだ。
病を通して個々にそぐった人生設定があるのだから。」
・・・・といういつもの通り煮えきらない雲をつかむような
漠然とした神様のお言葉でした
ゆうこさん、ありがとうございます。
無事に終わってホッとしました。
何しろ後は、「寝て暮らせば」いいのですから、気が楽です♪
ほんとうに「いい時期に」放射線治療ができたものです。
まさに天の配剤の妙と、私の守護霊さまたちの相変わらずの剛腕ぶりに感謝感謝です。
「どうせもう一回放射線治療を受けるのなら、今でしょ!!」というタイミングでした。(笑)
ふるゆらさん
往復2時間の放射線通院ご苦労様でした。
景色を楽しみながらの運転とはいえ、往復2時間をほぼ毎日ですから本当にお疲れ様です。
副作用軽めのようで良かったです。
背中の痛み、これから少しでも和らぐと良いですね。
こちら桜前線遠退くような寒さです!
桜が観れるのは令和になってからになりそうです。
ともろーさん、ありがとうございます。
背中の痛みは、これはもう、なにしろ、「空きっパ」なのですから、仕方がないことですね。(嘆息)
北海道は雪!!らしいですね。
寒暖差があまりに激しい今日この頃、ともろーさんもご自愛ください。